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テーブルを挟んで静かに向き合い話し合う両親の後ろ姿のイラスト、面接前に心を整えるイメージ
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小学校受験の面接前に整えたい、親の心もち6つのヒント

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願書の配布が始まり、面接の日程がぼんやりと見えてくると、これまで感じたことのない緊張感に包まれる保護者の方は少なくありません。「言葉に詰まったらどうしよう」「子どもがうまく話せなかったら」——考え出すと、不安はいくらでも広がっていきます。複数の学校を志望している家庭では、学校ごとに面接日程や準備の進み具合が違い、スケジュールをやりくりするだけで気持ちに余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。けれども面接で見られているのは、隙のない模範解答よりも、家庭に流れる自然な空気感だと言われています。この記事では、願書提出・面接準備が本格化するこの時期に、保護者自身の心もちを整えるための6つのヒントを紹介します。特別な準備ではなく、今日から少しずつ取り入れられる小さな工夫ばかりです。

ヒント1 パートナーと方針を1つにすり合わせておく

ソファでノートを見ながら並んで話し合う両親の後ろ姿のイラスト、家庭の方針をすり合わせるイメージ
一言一句そろえるより、方向性が同じだと確認できれば十分です

面接前に案外見落とされがちなのが、パートナー同士のすり合わせです。父親と母親、あるいは家庭で子育てに関わる大人同士で、志望理由や家庭の教育方針を語る言葉がずれていると、子ども自身も「どちらの言い方が正解なんだろう」と戸惑ってしまいます。たとえば「なぜこの学校を選んだのですか」という質問に、片方は「校風」、もう片方は「通いやすさ」とまったく違う答えをしてしまうと、聞いている側には家庭の姿勢がぶれている印象が残りかねません。10分でよいので、「なぜこの学校を選んだのか」「家庭で大事にしていることは何か」を、お互いの言葉で話してみる時間を作ってみましょう。一言一句そろえる必要はなく、方向性が同じだと確認できれば十分です。父親の面接同席や当日の送り迎えなど、役割分担も早めに共有しておくと、直前になって慌てずに済みます。

幼児教室に通っている場合は、想定される質問について先生に相談し、家庭内での答え方の方向性を一緒に整理してもらうのも一つの方法です。まだ通室先が決まっていない方は、幼児教室を探すページで、面接対策に力を入れている教室が近くにあるか確認してみるのもよいでしょう。

ヒント2 完璧主義を手放し、合格ラインを引き直す

「すべての質問に模範解答で答えなければ」「子どもが一度でも詰まったら終わり」——このような完璧主義は、保護者自身をじわじわと追い詰めてしまいます。厚生労働省が公開しているこころのセルフケアの案内では、うまくいかない場面でも「なりたい自分」に目を向け直すことが、ストレスと付き合う工夫の一つとして紹介されています。※1

面接も同じで、「多少言葉に詰まっても、家庭の雰囲気が伝われば十分」というくらいまで、自分の中の合格ラインを引き直してみましょう。「今日は6割話せれば上出来」というように、あらかじめ自分の中で及第点を決めておくと、本番でうまくいかないことがあっても、必要以上に引きずらずに済みます。完璧を求めるほど、その緊張は表情や声のトーンとなって、家庭全体に広がりやすくなります。

ヒント3 深呼吸など、自分のストレスを逃がす小さな習慣を持つ

準備期間が長くなるほど、保護者自身にもストレスは少しずつ蓄積していきます。厚生労働省のセルフケアの案内には、腹式呼吸をゆっくり繰り返すこと、体を軽く動かすこと、音楽を聴くことなどが、こころを落ち着けるための方法として挙げられています。※1

面接練習の合間や、子どもが寝たあとの数分でかまいません。「今日はこれをやって気持ちを切り替える」という自分なりの小さな習慣を、あらかじめ1つ決めておくと、緊張が高まったときの逃げ場になります。呼吸法は特別な道具もいらず、面接の待合室や送迎の車の中でも取り入れられる手軽さも利点です。

ヒント4 一人で抱えず、誰かに話す時間をつくる

不安や焦りを家庭の中だけで抱え込むと、知らず知らずのうちに保護者自身が余裕を失っていきます。厚生労働省のサイトでも、つらいときは一人で我慢せず、誰かにグチをこぼすことも立派なストレス解消法の一つだと紹介されており、人に話すことがストレスへの対処に役立つとされています。※1

パートナー、祖父母、ママ友・パパ友、幼児教室の先生など、話せる相手は誰でも構いません。「今日はこんなことが不安だった」と口に出すだけで、頭の中だけで膨らんでいた不安が、案外小さなものだったと気づくこともあります。「解決してもらう」ためではなく、「話すことで気持ちを整理する」ためだと考えると、気軽に頼りやすくなります。

ヒント5 子どもの前での言葉を選ぶ

子どもは、保護者が思っている以上に、家の中の会話や表情から多くのことを感じ取っています。「ちゃんと言えるかな」「間違えないでね」といった言葉は、励ますつもりでも子どものプレッシャーになりやすいものです。たとえば「間違えないでね」を「今まで練習してきたことを、そのまま話せば大丈夫だよ」に言い換えるだけでも、子どもに伝わる印象は変わります。厚生労働省のサイトでは、子どもの心と向き合うときの基本として、無理に話させようとせずに耳を傾け、話してくれたこと自体をねぎらう関わり方が紹介されています。※2

この姿勢は、面接前の親子のやり取りにもそのまま生かせます。結果ではなく、練習に取り組んだ過程そのものを言葉にして認めてあげることが、子どもにとっての安心材料になります。なお、面接のような改まった場での受け答えには、お子さまの気質や発達による個人差があります。ほかのお子さまと比べるのではなく、その子なりのペースで言葉にできたことを、まず認めてあげてください。

ヒント6 当日朝のルーティンを決めておく

朝の身支度を整える子どもと見守る保護者の後ろ姿のイラスト、面接当日の落ち着いた朝のイメージ
いつもと同じ「いつもの朝」が、本番の落ち着きにつながります

面接や考査は午前中に設定されることが多いといわれますが、時間帯や形式は学校により異なります。いずれにしても、当日の体調とリズムが、本番の落ち着きに直結することに変わりはありません。厚生労働省の資料では、朝日を浴びて体内時計を整える「早起き・早寝」の習慣づくりや、朝食を欠かさないことの大切さが紹介されています。※3

面接の1〜2週間前から、起床時間・朝食・身支度の順番を固定した「いつもの朝」を作っておくと、当日も同じ流れをなぞるだけで自然と落ち着いて臨めます。持ち物や服装の最終確認は前日の夜ではなく、2〜3日前までに終えておくと、当日の朝はいつもの流れに集中できます。夜更かしをせず、いつもどおりの時間に休むことも忘れずに。

🎓 受験・幼児教育とのつながり

椅子に並んで静かに座る親子の後ろ姿のイラスト、面接前の落ち着いたひとときのイメージ
見られているのは模範解答より、家庭に流れる自然な空気感です

小学校受験の面接は、「保護者・志願者面接」「保護者面接」「志願者単独面接」など学校によって形式が分かれ、実施時期も試験日前後とさまざまです(形式・実施時期は学校により異なります)。ただ多くの場合に共通しているのは、模範解答の正確さそのものよりも、両親の言葉に一貫性があるか、子どもと保護者のやり取りが自然であるかが見られている、という点です。たとえば「お子さんの長所を教えてください」という質問に対して両親の答える内容や熱量が大きくずれていると、家庭内でふだんから会話が少ないのではという印象につながりかねません。逆に、多少表現が違っても軸が同じであれば、それは自然な家庭の姿として伝わります。つまり今回紹介した6つのヒント——パートナーと方針をそろえる、完璧を求めすぎない、日頃の言葉を選ぶ——は、そのまま「家庭の方針を自分たちの言葉で語れるようになる」練習でもあります。志望校ごとに面接で重視されるポイントや募集要項は異なるため、私立小学校を探すページなどで、学校ごとの面接形式や確認事項を早めにチェックしておくと、直前になって慌てず準備を進められます。

今日からできる4つのファーストステップ

6つのヒントをいきなり全部実践するのは大変です。まずはここから、無理のない範囲で試してみましょう。

  • 今夜10分、パートナーと「志望理由」を声に出して話してみる(言葉をそろえることより、方向性を確認することが目的です)
  • 練習の前後に、お腹に手を当ててゆっくり腹式呼吸を3回する
  • 「よかったら話してくれない?」の一言を、今週一度は子どもにかけてみる
  • 今週末、起床・朝食・身支度の時間を決めて、面接当日と同じ「いつもの朝」を1回試してみる

まとめ

面接前の緊張は、それだけまじめに子どもと向き合ってきたことの表れなのかもしれません。今回紹介した6つのヒント——パートナーとの方針のすり合わせ、完璧主義を手放すこと、自分なりのストレス解消習慣、誰かに話す時間、子どもへの言葉選び、当日朝のルーティン——は、どれも今日から少しずつ始められることばかりです。すべてを完璧にこなす必要はありません。できることから一つずつ取り入れながら、家庭にとって自然体の面接本番を迎えられるよう、無理のないペースで準備を進めていきましょう。

参考資料

  1. 厚生労働省「こころと体のセルフケア|こころもメンテしよう」(最終確認日: 2026年7月20日)
  2. 厚生労働省「まず話を聞いてみる|子どものメンタルヘルス|こころもメンテしよう ~ご家族・教職員の皆さんへ~」(最終確認日: 2026年7月20日)
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「こどもの睡眠」(最終確認日: 2026年7月20日)
プレ・エデュ編集部

Pre edu編集部

Pre eduの企画・執筆・編集をしています。小学校受験や幼児教育に関する情報をお届けします。

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