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私立小学校で共働きが向き合う送迎・学童・保護者会の3つの論点を示すイメージ図
公開日:

共働きで私立小学校|学費以外に向き合う送迎・学童の現実

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本記事の学費・納付金、および学校ごとの制度(アフタースクール・送迎ルール等)は2026年8月5日時点(放課後児童クラブの制度解説部分は2026年10月2日時点)で各校・こども家庭庁の公式サイトを確認した内容です。制度・金額・運用は変更される場合があります。最新情報は必ず各校の公式サイト・募集要項、またはお住まいの市区町村の窓口でご確認ください。

この記事でわかること

  • ・私立小学校の検討で「学費」以外に共働き家庭が向き合うことになる、送迎・学童(アフタースクール)・保護者会といった論点の整理
  • ・下校時刻や放課後の預かり制度が、学校によってどれだけ違うか(本サイト調べの個別事例)
  • ・自治体の放課後児童クラブ(学童)が私立小学校の児童にどう関わるか(制度上の建前と実務上の留意点)
  • ・スクールバスの有無・車送迎の可否が学校によって大きく異なるという事実
  • ・学校説明会で確認しておきたいチェック項目

私立小学校を検討するとき、学費をまず調べる家庭は少なくありません。しかし共働きで通わせ続けられるかを左右するのは、学費の金額だけではありません。「下校後、誰が子どもを見るのか」「送迎はどうするのか」「保護者会や行事にどれだけ出る必要があるのか」といった、お金に換算しにくい論点のほうが、実際の生活への影響は大きいという声もよく聞かれます。

この記事では、学費そのものの再掲は行いません。私立小学校の学費について、6年間の総額や内訳を詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
私立小学校の学費は6年間でいくら?平均・内訳を本サイト調べで解説【2026年度】

そのかわり、共働き家庭が私立小学校を検討するときに直面しやすい「送迎」「学童・アフタースクール」「保護者会・平日行事」の3つの論点を、本サイトが各校の公式サイトで確認できた事実をもとに整理します。

結論を先に言うと、これらの制度・運用は学校によって大きく異なり、「私立小学校だからこうだ」という一般化はできません。 本記事で紹介する個別事例は、あくまで「学校によってこれだけ違う」ことを示すものであり、平均や相場を示すものではありません。検討している学校については、必ず各校の説明会・募集要項で直接確認してください。

共働き家庭が向き合う「学費以外」の3つの論点

共働き家庭が私立小学校で考える送迎・学童・保護者会の3つの論点を表す図解
学費という「金額」の論点とは別に、送迎・放課後の預かり・保護者会という「時間と運用」の論点が学校ごとに存在します。

私立小学校の検討では、学費という「金額」の論点とは別に、次の3つの「時間と運用」の論点が出てきます。

論点 具体的に気になること
送迎 スクールバスの有無、車での送り迎えが認められるか、通学時間の制限
放課後の預かり 学校内にアフタースクール・学童保育があるか、何時まで預かってもらえるか、自治体の学童は使えるのか
保護者会・平日行事 保護者会の頻度、平日開催か休日開催か、当番や係の有無

これらは学校の募集要項やQ&Aページに記載がある学校とない学校があり、公開情報だけでは全体像をつかみにくい分野です。以下、本サイトが各校の公式サイトで確認できた範囲の事実を整理します。

下校時刻は学校によって差がある(本サイト調べ2校)

本サイトが確認した2校の例では、下校時刻の設定が異なります。西武学園文理小学校(埼玉県)の1年生は1コマ45分の5時間制で、12:25に給食、14:40に下校という時程が公式サイトに掲載されています。※1

成城学園初等学校(東京都)では、最終下校が春夏16:00・秋冬15:30と、季節で時刻が分かれています。※2

つまり、共働きで両親とも夕方まで働いている家庭では、低学年のうちは「下校時刻から保護者の帰宅時刻までの間、誰が子どもを見るか」という問題が、学費とは別に発生します。この部分を学校内で完結できるか、外部の手段に頼る必要があるかは、学校によって大きく異なります。

学校内のアフタースクール・学童保育は学校によって有無がはっきり分かれる(本サイト調べ)

本サイトが各校の公式サイトを確認した範囲では、学校内に児童を預かる仕組みを案内している学校と、そうした案内が確認できない学校の両方が存在します。以下は、本サイトが確認できた個別の事例です。平均や普及率を示すものではなく、学校ごとにこれだけ違うという事実の整理として読んでください。

学校 放課後の預かりに関する公式サイトの記載 料金の公表
聖心女子学院初等科(東京都) 学童保育「ジョアニークラブ」。1〜6年生対象、授業のある日は下校後〜18:30、授業のない日は8:30〜18:30。運営は特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール ※3 非公表
西武学園文理小学校(埼玉県) アフタースクール「文理グローバルアカデミー」。1〜6年生対象、月〜金の授業日と長期休業期間の一部、通常下校時刻〜最長18:00 ※1 非公表
自由学園初等部(東京都) 「JIYUアフタースクール」。2012年開始で、初等部児童のおよそ8割が参加。下校時〜18:00(延長19:00)、休校日・長期休みは8:10開室 ※4 レギュラー利用は1・2年生27,500円/月など ※4
成城学園初等学校(東京都) 公式の学校要覧に合唱部・ブラスバンド部・ライフセービング部といった放課後のクラブ活動の記載はあるが、放課後の預かり・学童保育に関する記載は確認できず ※2 ―

※本サイト調べ(4校の個別事例・最終確認日: 2026年8月5日)。この4校はアフタースクール・学童保育の有無を比較するために抽出した事例であり、私立小学校全体における普及率を示すものではありません。料金を公式サイトで公表していたのは自由学園初等部のみで、他の学校は非公表です。

この4校だけを見ても、「学校自前の施設でほぼ毎日18時台まで預かる学校」「同様の仕組みを外部のNPO法人に運営委託している学校」「公式サイトからは預かり制度の存在自体が確認できない学校」が混在していることがわかります。アフタースクールが学校直営か外部委託かによって、長期休みの開室日・料金体系・きょうだいでの利用条件などが変わることもあるため、「ある/ない」だけでなく「誰が運営しているか」もあわせて確認すると実態をつかみやすくなります。

この表に載っていない学校については、学校により預かり制度の有無・内容が大きく異なるため、各校の公式サイト・説明会で個別に確認してください。 料金についても、公式サイトに金額の記載がない学校が大半のため、本記事ではレンジや目安額を示しません。

自治体の「放課後児童クラブ」は私立小学校の児童も対象になり得るが、実務上の確認が必要

「学校に学童がなければ、自治体の学童保育(放課後児童クラブ)を使えばよいのでは」と考える家庭もあります。この点について、制度上の建前と実務上の留意点を分けて整理します。

こども家庭庁によれば、放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)は、児童福祉法第6条の3第2項に基づき、「保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童」に遊び・生活の場を提供する事業と定義されています。※5

この定義には、通っている小学校が公立か私立かを区別する記載は見当たりません。

ただし、放課後児童クラブの多くは小学校の余裕教室や児童館等を活用して運営されており、立地・定員・受け入れ学年・利用できる地域の範囲は自治体ごとに運用が異なります。私立小学校は自宅から離れた場所にあることも多く、通学区域の外にある自治体の施設を、下校後に児童だけで利用できるかどうかは、距離・交通手段・自治体の受け入れ方針によって現実的な選択肢になるかが変わります。「利用できるか」「定員に空きがあるか」は、お住まいの市区町村の子育て支援担当窓口に個別に確認する必要があります。※5

なお、未就学の段階で幼稚園・保育園にかかる費用や無償化・自治体上乗せの補助金について知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
私立幼稚園の費用と補助金|無償化+自治体上乗せの計算【2026年度】

送迎のルールも学校によって違う — スクールバスの有無、車送迎の可否

送迎の手段についても、学校ごとの違いがはっきり出ます。本サイトが確認した例では、西武学園文理小学校はスクールバスを複数ルートで運行しており、最寄り駅から約15分〜30分でスクールバスを利用できると案内されています。※1

一方、成城学園初等学校は公式サイトで、スクールバスは設けておらず原則として公共交通機関を利用すること、車での送迎は原則不可であることを案内しています。※2

つまり、「共働きだから車で送り迎えすればよい」という前提が、そもそも通用しない学校もあります。通学時間の上限(60分以内など)を設けている学校もあり、こうした条件は検討段階で見落とされがちです。検討している学校については、スクールバスの運行エリア・車送迎の可否・通学時間の目安を、募集要項やQ&Aページで必ず確認してください。

保護者会・平日行事への参加しやすさは公開情報が少ない分野

保護者会(父母会・後援会等、名称は学校によって異なります)の頻度や、平日・休日どちらに設定されているかについて、本サイトが確認した4校のうち、頻度に関する記載があったのは自由学園初等部のみでした。同校ではアフタースクールの案内ページの記載の中に「1学期に1回の父母会」という表現が確認できます。※4

他の3校については、公式サイト上でこの点の記載を確認できませんでした。開催曜日(平日/休日)や欠席時の扱いは、自由学園初等部についても公式サイト上では確認できませんでした。

保護者会・行事の運用は、学校が公式サイトで積極的に開示している分野ではないため、「平日開催が中心」といった一般化はできません。共働き家庭にとって負担感に直結する部分だからこそ、学校説明会や個別相談の場で直接質問して確認することが、現時点でもっとも確実な方法です。

学校説明会で確認したいチェックリスト

私立小学校の説明会で確認しておきたい項目をイメージしたチェックリストのイラスト
下校時刻や預かり制度、送迎ルールなどは、説明会や個別相談で直接確認するのが確実です。

共働き家庭が私立小学校を検討する際、学費以外に説明会・募集要項で確認しておきたい項目を整理しました。

  1. 学年ごとの下校時刻(特に低学年)
  2. 学校内のアフタースクール・学童保育の有無、対象学年、預かり時間(通常日・長期休み)
  3. アフタースクールの運営主体(学校直営か、外部法人への委託か)
  4. 預かりの料金体系(月額・時間単位・長期休み中の別料金の有無)
  5. スクールバスの運行エリア・所要時間
  6. 車での送迎が認められるか、認められる場合の条件
  7. 通学時間の上限の有無(公式に定めがあるか)
  8. 保護者会・後援会の頻度、平日/休日の区分、欠席時の扱い
  9. 平日行事(授業参観・運動会の準備等)で保護者の参加が求められる頻度
  10. きょうだいが別学年・別学校に在籍する場合の送迎・行事の重複

この10項目は、本記事で紹介した事例からもわかるとおり学校ごとの差が大きい部分です。資料やWebサイトだけでは判断がつかないことも多いため、説明会や個別相談の機会に直接確認することをおすすめします。

よくある質問

Q1. 私立小学校には必ず学内アフタースクール・学童保育がありますか?

いいえ。本サイトが確認した範囲でも、学内に学童保育・アフタースクールの案内がある学校(聖心女子学院初等科・西武学園文理小学校・自由学園初等部など)と、そうした案内が公式サイト上で確認できない学校(成城学園初等学校など)の両方があります。※1

-4 検討している学校については個別に確認してください。

Q2. 自治体の放課後児童クラブ(学童)は、私立小学校に通っていても利用できますか?

制度上の対象規定(児童福祉法第6条の3第2項)は「小学校に就学している児童であって、保護者が労働等により昼間家庭にいないもの」とされており、公立・私立を区別する記載は見当たりません。※5

ただし、放課後児童クラブの多くは小学校の余裕教室等を活用して運営されており、立地・定員・受け入れ方針は自治体ごとに異なります。私立小学校から自宅のある自治体の施設までの距離や通い方を含めて、お住まいの市区町村の窓口に個別に確認する必要があります。

Q3. スクールバスがない学校だと、共働きでの通学は難しいですか?

学校によって送迎のルールが大きく異なるため、一律には言えません。本サイトが確認した例では、スクールバスを運行する学校(西武学園文理小学校)がある一方、スクールバスがなく車送迎も原則不可としている学校(成城学園初等学校)もあります。※1

-2 検討している学校の通学方法・送迎ルールは、募集要項やQ&Aページで事前に確認してください。

Q4. 学内アフタースクールの利用料金はどのくらいですか?

公式サイトで料金を公表している学校は限られています。本サイトが確認した例では、自由学園初等部が「レギュラー利用は1・2年生27,500円/月など」と案内しています。※4

他の学校については、本記事で紹介した事例を含め料金が非公表のケースが多く、金額の目安を示すことはできません。検討している学校に直接お問い合わせください。

Q5. 保護者会や平日行事の負担はどのくらいですか?

学校によって大きく異なり、本サイトが確認した4校のうち、頻度や曜日区分まで示していたのは自由学園初等部のみでした。同校の案内ページには「1学期に1回の父母会」という記載がありましたが※4

、これは1校の一例です。正確な頻度や平日・休日の区分、欠席時の扱いは、学校説明会や個別相談の場で直接確認することをおすすめします。

まとめ

私立小学校を共働きで続けられるかどうかは、学費の金額だけで決まるものではありません。下校時刻、学内アフタースクール・学童保育の有無とその運営主体、自治体の放課後児童クラブが実務上使えるかどうか、スクールバスや車送迎のルール、保護者会・平日行事への参加のしやすさ。これらはいずれも学校ごとの差が大きく、公式サイトだけでは全体像をつかみにくい分野です。

本記事で紹介した事例は、あくまで「学校によってこれだけ違う」ことを示す個別の実例です。検討している学校については、本記事のチェックリストを使って、説明会・個別相談・募集要項で直接確認することをおすすめします。

参考資料

  1. 西武学園文理小学校 公式サイト(最終確認日: 2026年8月5日)
  2. 成城学園初等学校 公式サイト(最終確認日: 2026年8月5日)
  3. 聖心女子学院初等科 公式サイト(最終確認日: 2026年8月5日)
  4. 自由学園初等部 公式サイト(最終確認日: 2026年8月5日)
  5. こども家庭庁「放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)について」(最終確認日: 2026年10月2日)

本記事の学費・納付金、および学校ごとの制度(アフタースクール・送迎ルール等)は2026年8月5日時点(放課後児童クラブの制度解説部分は2026年10月2日時点)で各校・こども家庭庁の公式サイトを確認した内容です。制度・金額・運用は変更される場合があります。最新情報は必ず各校の公式サイト・募集要項、またはお住まいの市区町村の窓口でご確認ください。

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