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子どもが時計を読むには?子どもが理解しやすい教え方を紹介

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時間を理解し、読めることは、子どもの成長と自立にとって非常に重要です。時計を読めるようになると、子どもは日常生活において時間の経過を把握し、予測できるようになります。また、子どもの集中力や忍耐力を向上させることにもつながります。この記事では、時計を読むことのメリットだけでなく、親が子どもに時計の読み方を教える際に効果的な方法についても解説します。

子どもが時計を読めるメリット

子どもが時計を読めるメリットは、数多くあります。
時計を読むことは時間の概念を理解するのに役立ち、時間管理のスキルを身につけられるようになります。さらに、時計を読むことは自己責任の意識を高め、予定を守ることの重要性を学ぶことができます。

もちろん日常生活にも役立ちます。例えば、幼稚園・保育園や学校、習い事の時間を守るためには、時計を正確に読むスキルが求められます。待ち時間の管理にも役立ち、例えば、友達との待ち合わせや公共交通機関の利用時にも時間を確認できるようになります。

時計の学習は時間と数字の基本から始めよう

子どもに時計の読み方を教えるときは、まずは時間と数字の基本から始めましょう。最低限1から10、できれば1から12までの数字を読めるようになれば、時計の学習をスタートできます。学ぶ順番を解説します。

時間の基礎

時間の概念

まずは、子どもに時間の流れや日常生活への影響を伝えることが重要です。例えば、1日は24時間で構成されており、私たちの活動や休息にどのように関係しているかを説明しましょう。また、時間の流れが私たちの日常生活に与える重要性や役割についても話しましょう。

例えば、毎朝何時に起きているか、何時になったらおやつを食べるかなど、規則正しい生活を通して時間の概念を伝えていきましょう。

時計の針

時計の学習には、デジタル時計ではなくアナログ時計を用いるのがおすすめです。アナログ時計の針がどのように動き、時間を示すかを実際の時計で示しながら説明します。針の動きを追って、どのように時間が表されるのかを子どもと一緒に詳細に確認します。また、時計の針が時間の経過を示すだけでなく、私たちが計画を立てたり時間を管理したりするのにどのように役立つのかについても話しましょう。

例えば、「長い針が12になったら出発するよ。10になったらトイレに行こうね」など、お出掛けの支度とあわせて声かけするのもよいでしょう。

数字の学習と時間の理解

数字と時間の関連付け

まず、アナログ時計に表示される数字1から12までを教えます。それぞれの数字が時間の中でどのような役割を果たしているかを説明します。

例えば、短い針が数字の1を指しているときは、午前1時や午後1時を表します。このように、時計の数字が実際の時間とどのように関連しているかを示します。

時間の単位

時間の単位についての説明も並行して行いましょう。まずは「時」について学び、次に「分」や「秒」など、時間をより詳細に表すための単位を教えます。また、それらが時計上でどのように表されるのかも具体的に示します。

例えば、分の単位を説明する際には、60分が1時間を表し、時計上では60分が一周することを示します。同様に、秒の単位を説明する際には、60秒が1分を表し、時計上では60秒が一周することを説明します。

これにより、数字の学習だけでなく、時間の理解も深めることができます。

子どもが理解しやすい教え方のステップ

ただ数を数えるのと違って、ひとつの数字が時間と分の両方に用いられたり、針が回ったりするので、子どもは時計の読み方を理解しにくい場合があります。子どもにも理解しやすい教え方として、5つのステップを紹介します。

ステップ1: 視覚的な説明

アナログ時計を使って具体的な例をbr示しながら、時間の概念を視覚的に教えましょう。時計の針がどのように動き、どんな風に数字を指すかを見せ、子どもがそれを観察できるようにします。

•まずは、短針の読み方から教えましょう。短針は「何時」を示す針だという基本的な概念を子どもに理解してもらいます。時計の文字盤に記された1から12までの数字を一緒に見ながら、短針が各数字に達したとき、それが何時を意味するのかを説明します。

•次に、ちょうど30分の場合を理解してもらいましょう。30分の時刻とは、長針がちょうど6を指す時刻です。「何時半」という読み方も一緒に教えるのがよいでしょう。子どもにも、30分は1時間の半分であることを強調し、理解を促します。このとき、短針が各数字ちょうどではなく、数字と数字の間にあることも観察しておくとよいでしょう。

•続いて、5分刻みの時間の読み方を教えます。子どもに、長針が1つの数字から次へ移る間に5分が経過することを教えます。長針が1を指すときは何時5分、2を指すときは何時10分……と、5分ごとの分の読み方を覚えていきましょう。

•5分が理解できるようになったら、分刻みの目盛りがあるアナログ時計を用い、時計の文字盤にある各数字間の小さな目盛りが1分を示していることを教えます。

時計の針や数字に色を使って区別することで、より視覚的に理解しやすくなります。例えば、分針を青色、時針を赤色などに色分けするのがおすすめです。子ども用の時計や手作り時計で視覚的な差異を明確にして、子どもが針を区別しやすくしましょう。また、色だけでなく形も活用し、分針を細い針、時針を太い針にするなど、視覚的な特徴を強調します。これにより、子どもが時計の針や数字をより明確に認識できるようになります。

ステップ2: 繰り返しと練習を重視

次のステップでは、毎日決まった時間に子どもと一緒に時計の読み方を学ぶ習慣をつけましょう。同じ時間に継続することで、子どもは時間の概念を日常の中で理解し、定着させることができますし、毎日の練習によって時間に対する自信をつけることもできます。

また、この習慣は子どもが時間の読み方を正しく理解しているかを繰り返し確認することにも役立ちます。理解が不十分な場合は、子どもが理解できるように根気強く説明しましょう。

ステップ3: インタラクティブな学習

子どもが楽しみながら学ぶために、時計を使ったゲームやクイズを取り入れましょう。時計の学習に積極的に参加できるようになります。子どもが自分の意見や考えを表現し、学びを深める機会にもなり、学習がより充実したものになります。

また、学習の過程で子どもに対して質問を投げかけ、時計の読み方や時間の概念について話してもらうのもよいでしょう。この質問のやり取りにより、子どもは自ら考え、理解を深めることができます。さらに、子どもが自信を持って自分の考えを述べることができるようにサポートします。

ステップ4: 日常生活との関わり

学習の時間だけでなく、日常生活においても時計に親しむようにしましょう。日々の活動(食事、遊び、就寝など)の時間を子ども自身に時計で確認してもらうことで、子どもは時間の概念を実際の生活に結び付け、自然に学習します。また、時間の概念を身につけることで、子どもは予定を立てることや時間を守ることの重要性も理解するようになります。

また、子どもに自分の日常生活のなかで時間を管理する責任を少しずつ与えましょう。例えば、自分で幼稚園や保育園に行く時間を確認するのはもちろん、「何時何分までにこれを終わらせる」といったように自分の予定を立ててもらい、自分で決めた時間を守れるように見守ります。

ステップ5: 親のサポートと忍耐

時計を読めるようになるには時間がかかるので、忍耐が必要です。子どもが間違えた場合は、ポジティブな態度で正しい方法を教え、励ますことが重要です。また、子どもが自信を持って時計の学習に取り組めるよう、成功体験を積極的に提供しましょう。

これらのステップを通じて、子どもは時計の読み方を学ぶことができるようになります。各ステップは子どもの理解度や興味に合わせて調整し、柔軟に対応しましょう。

ゲームで楽しく学ぶ:時間当てゲーム

遊びは、子どもの学習を促進するために大切です。例えば、特定の時間を言い、子どもにその時間を時計で示してもらうゲームもおすすめです。実際の時間の概念と時計の読み方が結びつきますし、子どもは興味を持って取り組むことができます。子どもは自分で時計を見て正確に時間を示せるようになると、自信を持つことができます。そのためにも、子どもが時間を正確に示せた場合は、小さな報酬や賞賛で励ますようにしましょう。子どもは自身の成果を認められることでモチベーションが高まります。間違えた場合は、正しい時間を教え、なぜその時間なのかを説明します。子どもには、失敗を恐れずにチャレンジすることの大切さを教えることも重要です。

物語を通した学習

時間に関連する楽しい絵本の読み聞かせを通して、時計の読み方を学ぶのもおすすめです。例えば、時間に関連した冒険物語や、動物のキャラクターを使った話などが効果的です。子どもは物語のなかでさまざまな時間の状況に直面し、それぞれの場面で時計の読み方を学びます。

物語を読みながら子どもに質問を投げかけ、彼らが物語のなかで時間を推測したり、時計を使って答えを見つけたりするよう促しましょう。子どもは自分自身で考え、アクティブに参加することで、時間の概念をより深く理解することができます。

日常生活での実践

日常の学習時間と日々の活動の関連付ける

日々の生活のなかで、特定の活動と時間を結び付けます。例えば、食事や遊び、就寝の時間を時計を見ながら確認し、時間の管理を学びます。子ども自身が学校の時間割や予定を理解し、自分のスケジュールに組み込めるようになれば、時間の使い方や計画性を身に付けることにつながります。

子どもが自分で日々のスケジュールを理解し、時計を使って今は何をすべきか確認するように促しましょう。これを繰り返すことで、時間の流れと日常生活との関連が強化されます。ゆくゆくは、子どもが自分のスケジュールに合わせて、宿題や習い事、友達との遊びなどを計画することができるようになります。

責任感の育成

時計を読むことと並行して、時間を守ることの重要性を教えましょう。例えば、遊びの約束や幼稚園・保育園、学校のスケジュールを時間と関連づけて、時間を守る習慣を育てます。時間を守ることは、ほかの人との関係を築き、信頼を深めることにつながると教えます。子どもが時計を使って自分の活動を自分で管理することで、時間管理のスキルと自己責任感が育ちます。

教育アプリの活用

さまざまな教育アプリを取り入れることで、子どもは時計の読み方をインタラクティブに学ぶことができます。これらのアプリは、ゲームやパズルを通じて子どもの関心を引きつけ、楽しく学習できるようになります。子どもの思考力や問題解決能力の発展にもつながります。

子どもに適した、シンプルで直感的なインターフェイスのアプリを選びましょう。親が一緒にアプリを探し、子どもが興味を持ちやすいものを選ぶことで、子どもの学習体験を充実させることができます。

ビジュアルエイドの活用

大きな時計の模型、カラフルなイラスト、ビデオなどを活用して、時計の読み方を視覚的に教えるのもよいでしょう。これらのツールは、子どもが時計の概念をより具体的に、視覚的に捉えるのを助けるだけでなく、学習活動をより魅力的にします。時計のパーツや仕組みを詳しく解説するビジュアルエイドや、時計の歴史や異なる文化における時間の概念についてのビジュアル情報もおすすめです。

ほかにも、時間を示すカードゲームや、時計をテーマにしたクラフト活動を取り入れるのもよいでしょう。時計の読み方や時間の概念を練習するための問題やクイズを活用することで、より多角的な学習を体験できます。

時計が読めることは生活全般のスキルの基礎となる

時計が読めるようになることは、子どもにとって単なる知識の獲得以上の意味があります。時間管理、自己責任、そして日々の生活における重要なスケジュールの理解という、生活全般にわたるスキルの基礎を築くプロセスといえます。基本的な概念から始め、ゲームと物語を通じて学習を楽しくしながら、日常生活での実践を通して理解を深めましょう。さらに、アプリなどを利用しながら時計の学習を強化して、子どもが時間を読むスキルを自然に身につけられるようサポートしましょう。時計を読むこと、予定を立てること、時間を守ることは、生涯にわたって重要なスキルの基礎となります。

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Pre edu編集部

Pre eduの企画・執筆・編集をしています。小学校受験や幼児教育に関する情報をお届けします。

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