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	<title>非認知能力 - Pre edu</title>
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	<title>非認知能力 - Pre edu</title>
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		<title>マシュマロ・テストは間違っていた？自制心が将来にもたらす影響や最新の研究における解釈について解説</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/033/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[プレ・エデュ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 09 Mar 2024 15:21:55 +0000</pubDate>
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<p>自制心は、瞬間の欲求を抑え、長期的な目標に向かって努力を続ける能力であり、人生において重要な役割を果たします。この能力を測る方法として、1960年代にスタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルによって行われたマシュマロ・テストがあります。マシュマロ・テストは幅広い分野に影響を与え、単に子どもがお菓子を待てるかどうかだけでなく、自制心が将来の成功に及ぼす影響についての洞察が可能となりました。しかし、後の研究や批判によると、マシュマロ・テストとその結論に対して考慮すべきこともあると指摘されています。この記事では、マシュマロ・テストの概要とその後に行われた研究について紹介します。</p>
<h2>マシュマロ・テストとは？</h2>
<p>マシュマロ・テストは、1960年代にスタンフォード大学で心理学者ウォルター・ミシェルによって始められた一連の実験です。このテストは、子どもがもつ自制心と、後の成功との関係を探るために設計されました。研究の目的は、遅延報酬を待つ能力が、子どもの将来の学業成績、社会的行動、さらには健康にまで影響を及ぼすかどうかを調べることでした。</p>
<p>実験では、4歳から6歳の子どもたちを個別に部屋に入れ、テーブルの上にマシュマロ1つを置きました。研究者は子どもに対して、研究者が部屋を出ている15分の間、マシュマロを食べずに待つことができれば、戻ってきたときにもう1つ追加でマシュマロをもらえることを説明しました。しかし、子どもが待てずにマシュマロを食べてしまった場合、追加の報酬はもらえません。この状況は、子どもたちの自制心を試すものでした。</p>
<p>マシュマロ・テストの実際の様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。</p>
<div class="videoWrap">
	<iframe src="https://www.youtube.com/embed/QX_oy9614HQ?si=h51sn0JyomN7Hvsy"><br />
	</iframe>
</div>
<h3>マシュマロ・テストの結果</h3>
<p>ウォルター・ミシェルが行ったマシュマロ・テストによると、長期にわたって子どもたちを追跡調査した結果、待つことができた子どもたちは待てなかった子どもたちに比べて大学進学適性試験の点数が良く、青年期の社会的・認知的機能の評価が高かったことがわかりました。</p>
<p>また、長く待てた人は27歳～32歳にかけて肥満指数が低く、自尊心が高く、目標を効果的に追求し、欲求不満やストレスに上手に対処できることもわかりました。さらに中年期には、一貫して待つことのできた人（先延ばしにする能力の高い人）とできなかった人（先延ばしにする能力の低い）人では、中毒や肥満と結びついた領域の脳スキャン画像ではっきりとした違いが見られました。※1</p>
<h3>マシュマロ・テストの影響</h3>
<p>マシュマロ・テストは、自己制御が個人の成功に重要であることを示す象徴的な実験となりました。このテストは、心理学だけでなく、教育学や経済学のほか、親子関係の指導など幅広い分野に影響を与えています。自制心の重要性を強調し、子どもの自己制御能力をいかに育てるかについての議論を促しました。</p>
<h2>なぜ自制心が重要なのか？</h2>
<p>自制心は非認知能力の中でも重要な力の一つで、衝動的な行動を抑え、長期的な目標に向けて努力を続けるために必要な能力です。子どものころに培われた自制心は、成人してからの生活の質に大きな影響を与えます。</p>
<ul>
<li>健康的な生活習慣の維持</li>
<li>良好な人間関係の構築</li>
<li>学業や職業上の成功　など</li>
</ul>
<p>このように、自制心はさまざまな局面で重要な役割を果たします。マシュマロ・テストは、自制心や自己制御能力を測る方法のひとつであり、自制心がどのように子どもの将来を形作るかを示しています。</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/007/">非認知能力とは？ペリー就学前プロジェクトや非認知能力を育てる方法、家庭での伸ばし方について解説</a></p>
<h2>自制心を高めるには？</h2>
<p>子どもの自制心を高めるためには、日常生活のなかでも実践できるさまざまな方法があります。自制心を育むためのアプローチを3つご紹介します。</p>
<h3>気をそらす</h3>
<p>直面している誘惑から視線を逸らすことにより、衝動を抑える方法です。マシュマロ・テストにおいても、マシュマロを直接見ないことで食べたい気持ちを我慢する子どもたちが見られました。この事実は、誘惑から気をそらすことが自制心に直接的に寄与することを示しています。「注意制御」は、目の前の誘惑に集中するのではなく、ほかのことに注意を向けることで能動的に衝動を管理します。※1</p>
<h3>If Then プランニング（もし～したら、そのときには～）</h3>
<p>特定の状況と行動の組み合わせを事前に計画することにより、自動的に適切な行動が取れるようにする方法です。これは行動心理学における「実装意図」という概念に基づいており、特定のシグナルが現れた際にあらかじめ決めておいた行動を実行することで、目標達成への道を容易にします。この方法は、自己管理能力を高め、より良い意思決定を促進するのに有効です。※1</p>
<p>例えば、「もし勉強をサボりたくなったら、5分だけタブレットを見てから勉強に戻る」のようなプランをあらかじめ決めておくことで、誘惑に負けず自己制御しやすくなります。</p>
<h3>壁に止まっているハエのように（フライ・オン・ザ・ウォール）</h3>
<p>「自分と距離を置いた」視点に立ち、自分自身を客観的に見ることで、冷静かつ合理的な判断ができるようになることを目指す方法です。壁に止まっているハエの視点をイメージすることから、このように呼ばれています。心理学における「自己隔離」とも関連し、自分の感情や衝動から一歩引いて、状況をより客観的に評価します。これにより、感情に流されることなく、より効果的な自己制御が可能になります。※1</p>
<h2>マシュマロ・テストは間違っていた？最新の研究における議論</h2>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2024/03/マシュマロ・テストに関する議論.jpg" alt="マシュマロ・テストに関する議論" width="1200" height="700" class="alignnone size-full wp-image-1308" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2024/03/マシュマロ・テストに関する議論.jpg 1200w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2024/03/マシュマロ・テストに関する議論-514x300.jpg 514w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2024/03/マシュマロ・テストに関する議論-711x415.jpg 711w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2024/03/マシュマロ・テストに関する議論-768x448.jpg 768w" sizes="(max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /></p>
<p>マシュマロ・テストに関する議論は、結果の解釈や一般化も含めて多岐にわたります。ウォルター・ミシェルによって始められたこのテストは、子どもの自制心（即時の報酬を遅延する能力）を測ることで、将来の成功を予測できるという見解を示しました。しかし、後の研究や批判は、マシュマロ・テストとその結論に対していくつかの重要な指摘をしています。マシュマロ・テストに影響を与えるとされている要因を2つ挙げます。</p>
<h3>社会経済的要因の影響</h3>
<p>後の研究により、マシュマロ・テストの結果が子どもの社会経済的背景に大きく影響されることが明らかにされました。具体的には、裕福な家庭の子どもたちは将来への信頼が持てるため、報酬を待つことができる傾向にあります。この発見は、自制心だけでなく、環境が人の行動や選択に影響を与えることを示しています。</p>
<h3>文化的背景の考慮</h3>
<p>文化的背景も、マシュマロ・テストの結果に影響を及ぼす要因のひとつです。異なる文化では、即時報酬と遅延報酬の価値が異なるため、テストの結果を一般化することの難しさが指摘されています。この観点から、自制心の発達と評価には文化的な相違を考慮する必要があります。</p>
<h2>マシュマロ・テストに対する批判的な研究</h2>
<p>マシュマロ・テストに対する批判的な見解を示した代表的な研究として、2018年に行われた大規模な再評価研究があります。この研究は、ニューヨーク大学のタイラー・ワッツらによって行われ、Psychological Science誌に2018年に発表されました。ウォルター・ミシェルが行ったオリジナルのマシュマロ・テストの結果に対して、より大きなサンプルサイズと異なる社会経済的背景を持つ子どもたちを対象としています。※2</p>
<p>ワッツらの研究チームは、900人以上の子どもたちを対象にマシュマロ・テストを実施し、その結果を分析しました。子どもたちの家庭の社会経済的地位（SES）と、彼らの自制心との関係を詳細に調べているのが特徴です。※2</p>
<p>研究の結果、社会経済的地位が子どもの自制心のテスト結果に大きく影響することを示しました。具体的には、社会経済的地位が低い家庭の子どもたちがマシュマロ・テストで報酬を待つことができたとしても、その自制心が将来の学業成績や行動の問題に正の影響を与えるという強い関連性は見られませんでした。※2</p>
<p>さらに、この研究はマシュマロ・テストの結果と子どもたちの将来の生活の質や学業・職業上の成功との間にあるとされた強い相関関係を相対化しました。社会経済的地位を考慮に入れた場合、自制心と将来の生活の質や成功との間にある相関関係は弱まります。これは、将来の生活の質や成功を決定づけるのは自制心だけではないことを示唆しています。※2</p>
<p>もちろん、ワッツらが行ったこの研究は、自制心が子どもの将来の生活の質や成功に影響を与える一因であることを否定するものではありません。しかし、子どもの行動や将来の成果に影響を与える要因は多岐にわたり、自制心だけでなく社会経済的背景も重要な役割を果たすということを強調しています。この結果から、自制心を測るテストやその他の発達指標を評価する際には、社会経済的背景や文化的背景を含め、子どもたちを取り巻く幅広い背景を考慮に入れる必要があるという議論が提起されました。このことは、マシュマロ・テストとその結果の解釈を再考することを促します。また、子どもの将来を予測する際には、より複雑で多面的なアプローチが求められることが強調されています。※2</p>
<h2>マシュマロ・テストの日本における研究</h2>
<p>マシュマロ・テストの日本における実証研究は少ないですが、2022年には、京都大学の齊藤智教授らの研究がPsychological Science誌に掲載されました。すぐに得られる小さな報酬を我慢し、将来得られる大きな報酬を優先することを「満足遅延」といいます。齊藤教授らの研究によると、幼児期の「満足遅延」は文化に特有の「待つ」習慣によって支えられていることが明らかにされました。※3</p>
<p>日本では、幼稚園、保育所、小学校、そして家庭において、食事を始める前に全員がそろって「いただきます」と言う習慣があります。齊藤教授らの研究では、このような食事の文化のなかで育った日本の子どもたちは、食べ物を使った満足遅延のテストにおいて、より長い時間を待てると予測されました。※3</p>
<p>この仮説を検証するために、日本とアメリカの子どもたちを対象として、包装されたプレゼントを使ったギフト条件と、食べ物を使った条件によって報酬を待つ時間を比較しました。日本の子どもたちにはプレゼントの開封を待つ習慣はないとされる一方、出された食べ物を食べるのを待つ習慣は身についていると予想されます。結果は予想された通り、日本の子どもたちは、食べ物条件の場合に報酬を待つ割合がギフト条件よりも高かったことがわかりました。一方でアメリカの子どもたちは、ギフト条件の場合に報酬を待つ割合が食べ物条件よりも高いことがわかりました。その背景としては、アメリカの子どもたちは誕生日にゲストが持ってきてくれたプレゼントの開封をパーティーの後まで待ったり、何日も前からクリスマスツリーの下に用意されたプレゼントを楽しみに待ったりする経験が多いことが考えられます。※3</p>
<p>齊藤教授らの研究は、子どもの満足遅延は単に個人の認知能力に依存するだけでなく、個人を取り巻く社会、集団、文化によっても大きく影響されていることを示唆しています。つまり、子どもたちの周囲の環境が教育や福祉の文脈でどのように構築されるかが、子どもの満足遅延能力に影響を与えているといえます。※3</p>
<h2>マシュマロ・テストの解釈にはさまざまな背景を考慮する必要がある</h2>
<p>マシュマロ・テストは、自制心に関する議論を深め、その重要性を世に知らしめました。しかし、その結果の解釈には慎重さが求められ、自制心の発達や評価には多様な要因が関与することを認識する必要があります。自制心は将来の生活の質を向上したり、学業・職業において成功したりするためには重要な要素のひとつですが、それを育む過程では個人差、文化的背景、社会経済的状況など、幅広い要因を考慮することが大切です。</p>
<h2>参考資料</h2>
<p>
※1 ウォルター・ ミシェル (著). (2015). マシュマロ・テスト：成功する子・しない子. 早川書房.<br />
<a href="https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797618761661">※2 Tyler W. Watts, Greg J. Duncan, Haonan Quan. (2018). Revisiting the Marshmallow Test: A Conceptual Replication Investigating Links Between Early Delay of Gratification and Later Outcomes, Psychological Science, 29(7), : 1159–1177.</a><br />
<a href="https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-07-21-1">※3 京都大学 子どもの満足遅延を習慣が支える―マシュマロとプレゼント、長く「待てる」のはどっち？―</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/033/">マシュマロ・テストは間違っていた？自制心が将来にもたらす影響や最新の研究における解釈について解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>なぜ幼児期の運動は大切なの？幼児期運動指針や運動遊び、モンテッソーリ教育における運動の敏感期について解説</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/009/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[岡部 美由紀]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 25 Mar 2023 01:08:47 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://dentworks.mixh.jp/pre-edu/?post_type=education&#038;p=205</guid>

					<description><![CDATA[<p>文部科学省では、子どもたちの健全な成長を目指す「幼児期運動指針」を公開しています。今回はこの指針をもとに、幼児期の運動の重要性を解説し、遊びのなかにさまざまな運動を取り入れた運動遊びや、室内でもできる運動遊びの具体例をご [...]</p>
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<p>文部科学省では、子どもたちの健全な成長を目指す「幼児期運動指針」を公開しています。今回はこの指針をもとに、幼児期の運動の重要性を解説し、遊びのなかにさまざまな運動を取り入れた運動遊びや、室内でもできる運動遊びの具体例をご紹介します。また、モンテッソーリ教育における運動の敏感期や運動系の習い事事情、運動と生活習慣の関連についてもご説明します。
</p>
<h2>文部科学省の幼児期運動指針</h2>
<h3>幼児期の運動の意義</h3>
<p>幼児とは、3歳から6歳の小学校就学前の子どもを指します。文部科学省は幼児期における運動の意義について、「遊びを中心とする身体運動を十分に行うことは、多様な動きを身に付けるだけでなく、心肺機能や骨形成にも寄与するなど、生涯にわたって健康を維持したり、何事にも積極的に取り組む意欲を育んだりするなど、豊かな人生を送るための基盤づくりとなる」としています。※1<br />
幼児期に運動をすることで、以下のようなさまざまな効果が期待できます。※1、2
</p>
<h4>体力・運動能力の基礎を養う</h4>
<p>体力は人間が生きていくうえでとても重要です。幼児期は神経機能の発達が著しく、5 歳ごろまでに大人の約 8 割まで発達するといわれています。タイミングよく動いたり、力の加減をコントロールしたりといった「運動を調整する能力」が一段と向上する時期でもあります。この時期に養われる基本的な動きは、ケガや事故などの危険を回避することにもつながります。日ごろから体を動かすことで、筋力や持久力を高められることも期待できます。</p>
<h4>丈夫で健康な体をつくる</h4>
<p>幼児期の適切な運動は、丈夫でバランスの取れた体を作ります。さらに運動習慣を身に付けることで身体の諸機能の発達が促され、健康で活動的な生活習慣が作られます。その結果、肥満や痩せすぎになることを防ぎ、幼児期はもちろん成人になった後も生活習慣病にかかる危険性が低くなると考えられています。</p>
<h4>意欲的に取り組む姿勢を育む</h4>
<p>幼児にとって体を動かすことは主に遊びですが、思いきりのびのびと動くことで健やかな心が育ちます。また、遊びを通した成功体験によって自分に自信がつき、何事にも前向きに、意欲的に取り組むことができるようになります。</p>
<h4>社会に適応していくための能力を育む</h4>
<p>幼児期は友達と関わりながら遊ぶことが多くなります。ルールを守り、自己を抑制し、コミュニケーションをとることで、子どもは協調性や社会性などを育みます。</p>
<h4>認知的能力の発達促進につながる</h4>
<p>運動をするときは、状況判断から運動の実行まで、脳の多くの領域を使っています。文部科学省は「すばやい方向転換などの敏捷な身のこなしや状況判断・作戦などの思考判断を要する全身運動は、脳の運動制御機能や知的機能の発達促進に有効である」と示しています。自分たちの状況に合わせてルールを変えてみたり、新たな遊びを考えたりすることで、創造力が育まれます。
</p>
<h3>年齢別発達の特性と獲得したい動き</h3>
<p>年齢が上がるにつれて子どもはさまざまな動きを獲得し、基本的な動きの運動の仕方がうまくなっていきます。文部科学省の幼児期運動指針には、年齢別の発達の特性や、その時期に獲得したい動きについても示されています。※1、2</p>
<h4>3歳から4歳ごろ</h4>
<p>基本的な動きが一通りできるようになり、自然に自分の身体の動きをコントロールしていく時期です。この時期には、立つ、座る、寝ころぶ、起きる、回る、転がる、渡る、ぶら下がるなど「体のバランスをとる動き」や、歩く、走る、はねる、跳ぶ、登る、下りる、はう、よける、すべるなど「体を移動する動き」を経験しておきましょう。</p>
<h4>4歳から5歳ごろ</h4>
<p>基本的な動きが定着し、友達と運動することに楽しさを見いだすようになる時期です。用具を使って遊んだり、自分たちでルールを決めて発展させて遊んだりする姿がみられます。持つ、運ぶ、投げる、捕る、転がす、蹴る、積む、こぐ、掘る、押す、引くなど「用具などを操作する動き」を取り入れましょう。</p>
<h4>5歳から6歳ごろ</h4>
<p>無駄な動きや力みなどが少なくなり、動き方が上手になっていく時期です。また、集団で行動したり、役割を分担したりして遊ぶようになります。例えば、ボールをつきながら走るなど、「体のバランスをとる動き」「体を移動する動き」「用具などを操作する動き」を組み合わせた運動や、さまざまな鬼ごっこなどルールの複雑な遊びを取り入れるとよいでしょう。</p>
<h3>幼児期に運動を行う際の3つのポイント</h3>
<p>幼児期は、生涯にわたって必要となるさまざまな基本的な動きを獲得する大切な時期です。<br />
文部科学省による幼児期運動指針では、運動を行う上で3つのポイントを挙げています。※1</p>
<ol>
<li>多様な動きが経験できるようにさまざまな遊びを取り入れること</li>
<li>楽しく体を動かす時間を確保すること</li>
<li>発達の特性に応じた遊びを提供すること</li>
</ol>
<h2>運動遊び</h2>
<h3>運動遊びとは</h3>
<p>運動遊びとは、遊びのなかで活発に体を使った遊びのことです。運動遊びは動きの獲得や身体能力向上だけでなく、精神面の発達にも効果的です。思考力・判断力・集中力を養い、「自分はできる」という自信を持てるようになるだけでなく、集団で遊ぶことにより協調性や社会性なども育むことができます。※3、4
</p>
<h3>運動遊びの実践のポイント</h3>
<p>いつも同じ遊びをするのではなく、さまざまな遊びを提供して、多くの動きを経験させましょう。運動遊びは「子どもがやってみたいと思うようなもの」を意識します。※1、3<br />
文部科学省の調査によると、外遊びの時間が多い幼児ほど体力が高い傾向にあるという結果が出ています。日常生活のなかで体を動かす時間として「毎日合計60分以上」を目安に、時間と場所を確保しましょう。※1、3、5<br />
特に幼児期は同じ年齢であっても個人差が大きいため、子どもの個人差を配慮した遊びを心がけます。そうすることで無理なく自然に動きを獲得することができ、ケガ予防にもつながります。これらのポイントを意識しながら、運動遊びを行いましょう。※1、3</p>
<p>運動遊びには、鉄棒、雲梯、マット遊び、ボール遊び、フープ遊びなど用具を使った遊びのほか、鬼ごっこ、だるまさんが転んだ、缶けりなど一定のルールのもとで行う遊びもあります。そのほかにも、リトミックやプール遊び、相撲、サーキット、ケンケンパ、押しくら饅頭など、基本的動作や用具操作の上達につながるさまざまなものが挙げられます。<br />
幼児期には多くの運動遊びを通して多様な動きをたくさん経験し、「体のバランスをとる動き」「体を移動する動き」「用具などを操作する動き」を身に付けていきましょう。※3
</p>
<h2>屋内でもできる運動遊び</h2>
<p>多くの準備を必要とせず、比較的すぐに実施できる遊びをいくつか紹介します。※4<br />
ただし、下記のルールは一例にすぎません。年齢に合わせてルールなどを変更し、子どもが取り組みやすいように工夫してあげましょう。<br />
家の中で遊ぶ場合、当たると危ないところをクッションなどで覆ったり、物を片付けて広い場所を確保したりして、子どもが安全に遊べるように環境を整えてから行うようにしてください。</p>
<h3>ケンケンパ</h3>
<p>大きな輪っか（新聞紙を丸めて作るなど）を10個ほど用意します。○が１つだけのところは「ケン」と言いながら片足で進み、○が２つあるところは「パ」と言いながら両足で進みます。間違えずに「ケン・パ」といいながらゴールできたら終了です。</p>
<h3>押しくらまんじゅう</h3>
<p>人数に合わせて適当な円を描き、参加者は円の中に入り背中を合わせます。「押しくらまんじゅう、押されて泣くな」と言いながら、背中で押し合います。円から出たらアウトとなります。円ではなく楕円形や四角にしても面白いでしょう。</p>
<h3>タオル取り鬼・しっぽ取り鬼</h3>
<p>しっぽのようにズボンの後ろに挟んだタオルを取り合う遊びです。自分のタオルを取られたら終わりではなく、ほかの子のタオルを取りに行きます。時間内に一番多くタオルを取った子が勝ちとなります。個人戦ではなく、グループ対抗戦にしてもよいでしょう。</p>
<h3>ろくむし</h3>
<p>20メートルほど離れた場所に2つの円を作ります。鬼を2人決め、鬼同士が柔らかいボールを投げ合っている間に、子は2つの円を走りながら行き来します。1往復すると「いちむし」、2往復すると「にむし」と数えます。1人でも6往復して「ろくむし」できたら、子が勝ちとなります。子は一度円の外に出ると、同じ円には戻れません。円の外に出ている間に鬼にボールを当てられたらアウトとなり、子を全員アウトにしたら鬼の勝ちとなります。</p>
<h3>だるまさんが転んだ</h3>
<p>鬼を1人決め、壁や木に立ち、子は数十メートル離れたラインに一列に並びます。鬼が「初めの第一歩」というと、子は大股で一歩だけ進めます。鬼は壁の方を向き「だるまさんが転んだ」といって子の方に振り向きます。鬼が振り向くまでの間に子は移動し、振り向くと同時に静止しなければなりません。静止できなかった子は鬼のところまで移動して手をつなぎ、ほかの子が助けてくれるのを待ちます。鬼と捕まってしまった子のつないだ手を、ほかの子が「切った」と言って触れれば、すべての子は逃げることができます。鬼はすぐに「ストップ」と声を掛け、子を静止させます。鬼はあらかじめ決められた歩数を移動することができ、子にタッチできたら鬼を交代できます。</p>
<p>このほかにも、スポーツ庁「子供の運動あそび応援サイト」では家庭でできるさまざまな運動遊びを紹介していますので、ご参考ください。※6
</p>
<h2>モンテッソーリ教育の運動の敏感期</h2>
<p>モンテッソーリ教育では、言語や秩序、運動などに対してさまざまな敏感期が表れるといわれています。運動の敏感期は0歳～6歳にかけて、発達の段階にあわせて表れます。運動の敏感期に意識しておきたいポイントを2つご紹介します。</p>
<h3>「筋肉の動かし方」を覚える</h3>
<p>生まれてから４歳半ごろまでの子どもは、絶え間なく体を動かして運動の仕方を学びます。公園で遊んだり、体操をしたり、日常生活の中で体を動かしたりすることで、子どもたちは自然と運動の基礎を身につけています。 <br />
人間の筋肉は、大きく２種類に分けることができます。ひとつは腕や足の筋肉など、自分の意志で動かすことができる「随意筋肉」、もうひとつは内臓の筋肉のような「不随意筋肉」です。子どもたちが運動を覚える敏感期は、このうち「随意筋肉」の動かし方を覚えていくための時期なのです。</p>
<p>さらに随意筋肉の動かし方を分類すると、次の3つに分けられます。</p>
<h4>①体を「大きく」動かす（粗大運動）</h4>
<p>歩いたり、走ったり、飛び跳ねたり、ぶら下がったり、体全体を使って力いっぱい動くことは、幼児期において特に必要なことです。公園や児童館など、思い切り体を動かせる場所に連れ出してあげることが大切です。</p>
<h4>②「腕や手」を動かす</h4>
<p>鉄棒にぶら下がったり、綱引きをしたりすることで、腕の筋肉を鍛えることができます。また、親子で雑巾がけや窓拭きをするなど、家事を通して腕の筋肉を鍛えることもできます。</p>
<h4>③「指先」を動かす（微細運動）</h4>
<p>随意筋肉を鍛えるのは体を大きく動かす運動だけではありません。指先を使って細かな作業をするのは、普段手を使うことの少ない子どもにはとても難しいことです。折り紙やひも通しなどの遊びや、ハサミやのりを使うなどの活動を意識的に取り入れることで、指先の運動能力を高めることができます。※7</p>
<h3>身体を動かすことで自己コントロール力を高める</h3>
<p>子どもがじっとしていられないのは、身体全体を動かしたいという欲求が強いためです。子どもたちは運動することで自己コントロール力を高めることができます。まずは身体を思い切り動かすことから始めましょう。</p>
<p>子どもは「自分の操縦者になりたい」と思っています。身体を思い通りに動かすにも、じっとしているためにも、自己コントロールする力が必要です。つまり、たくさん身体をコントロールする運動の機会を作ることが、身体を動かしたりじっと話を聞いたりすることにつながるのです。</p>
<p>特に、３～６歳は身体のコントロール力を高めるために、多様な動きにチャレンジする時期です。歩く、走るといった動作に加えて、鉄棒、ボールを使ったスポーツ、なわとびなどにも挑戦しましょう。ひとつできるようになったら、また新しい動きをすることで、子どもはどんどん自己コントロールができるようになります。 </p>
<p>このように、子どもたちは楽しく運動することで自己コントロール力を高め、ゆくゆくは静かに座って話を聞けるようになることも期待できます。子どもの動き（発達）をよく観察して、ちょうどよさそうな動きや、ほんの少し難しそうな動きに挑戦させてあげましょう。※8</p>
<h2>幼児の体力・運動能力と非認知能力の関係</h2>
<p>運動やスポーツの分野ではまだまだ研究成果が乏しく、非認知能力への貢献が十分に示されていませんが、運動やスポーツが非認知能力の発達にも寄与する可能性があると考えられています。</p>
<p>中京大学の中野貴博教授らが、379名の幼児を対象に20項目の非認知能力調査を行い、体力テストとの関係を検討しました。その結果、幼児期の体力・運動能力と非認知能力の発達に関係があることが確認されました。特に、男児では体力・運動能力の向上や運動習慣の獲得は非認知能力を高めることができると推察されています。</p>
<p>また、愛知県S市の全公立小学校16校に通う1～6年生の児童6,720名に行った調査では、運動への積極性とGRITスコアとの関係を検討しました。GRITとは、Guts、Resilience、Initiative、Tenacityの頭文字をとったもので、「やり抜く力」ともいわれます。将来の社会的成功につながるとされている15の能力のひとつであり、非認知能力のなかでも重要視されているこのGRITは、児童の運動への態度や、体力・運動能力と関係があることが示唆されました。※9</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/007/">非認知能力とは？ペリー就学前プロジェクトや非認知能力を育てる方法、家庭での伸ばし方について解説</a></p>
<h2>スモールステップで確実にステップアップ</h2>
<p>運動について新しいことを学ぶ方法として、エラーレスラーニングがあります。エラーレスラーニングでは、当然できることをだけをしながら少しずつ難易度を上げていきます。どこかの段階で失敗したら、またできる範囲に戻ってしばらくはそれだけを行い、これを繰り返して少しずつ上達していくという方法です。</p>
<p>エラーレスラーニングを上手に実践するためのポイントは、できる範囲内で最も難しい課題を設定することです。</p>
<p>まず、子どもがどこまでできていて、どこでつまずいているのかを見極める必要があります。そのためには、できるようになりたい行動を分解し、小さな課題に分ける「スモールステップ」が有効です。※10</p>
<p>新しい運動を取り入れる際に役立つ、4段階のスモールステップをご紹介します。</p>
<h3>1.姿勢のチェック</h3>
<p>子どもの体が作業や運動を始められる姿勢になっているか、子ども自身が現在どのような姿勢をしているのかを確認します。正しい姿勢ができているかどうかには、前庭感覚と固有感覚が関係しています。※10</p>
<h3>2.道具に触れたときの感覚をチェック</h3>
<p>子どもに道具に触れてもらい、硬さや重さ、温度、質感などを言葉で表現してもらうと、脳内で道具の扱い方をイメージしやすくなります。イメージしやすくなると、脳は効果的に道具を扱う動作を命令できるようになり、作業もスムーズに進めることができます。※10</p>
<h3>3.目の動きもチェック</h3>
<p>子どもの頭が不用意に動いていないか、また子どもが対象をどのように見るかを確認しましょう。作業に必要な目の動きが苦手な場合は、その動きだけを先に練習するようにします。※10</p>
<h3>4.言葉で説明</h3>
<p>目標となる作業で発生する因果関係を言葉で説明し、子どもに理解させます。※10</p>
<h3>姿勢→感触→目の動き→意味の説明</h3>
<p>どんな作業でも、姿勢→感触→目の動き→意味の説明という4つのスモールステップに分解して目標を作成し、徐々にステップを上げていくことで、脳内の世界と現実の世界のギャップを埋めることができます。子どもが苦手な動作や作業を1つずつ解消していくのです。※10</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/030/">エラーレスラーニング（誤りなし学習）とは？トライアンドエラー（試行錯誤）との違いや家庭での実践方法について解説</a></p>
<h2>運動系の習い事</h2>
<h3>子どもに習わせたい運動系の習い事は？</h3>
<p>有限会社さわだスポーツクラブが保育園に子どもを預けている親を対象に行った「子どもの習い事に関する調査」を見てみましょう。「子どもにさせてみたい運動系の習い事は何か」という調査では、1位「水泳（68.3％）」、2位「体操教室・運動遊び（42.7％）」、3位「ダンス（33.2％）」となっており、以下はサッカー、武道、野球・ソフトボール、バスケットボールなどが続きました。※11
</p>
<h3>コロナ渦の影響により子どもの運動不足を感じている親も多い</h3>
<p>その一方で、近年は新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの園で運動会や遠足などが中止になりました。コロナ禍による子どもへの影響で気になるのは、運動不足ではないでしょうか。</p>
<p>同じく有限会社さわだスポーツクラブの調査結果によると、コロナ禍で子どもの運動不足を感じている人は、「とても感じている（21.6％）」「やや感じている（41.6％）」を合わせると約6割でした。また、子どもに運動させたいと思う一方で、コロナ禍で感染に不安を抱いている親が多いこともわかりました。運動不足解消のために、YouTubeのダンスをみながら踊っている、トランポリンなど室内でできる器具を購入して遊ばせているなど、ご家庭で工夫して取り組んでいるようです。※11
</p>
<h2>運動と生活習慣</h2>
<p>子どもの運動能力は1985年ごろをピークに現在まで低い水準にあります。子どもの運動能力低下の要因として、生活習慣の乱れが指摘されています。また、子どもを取り巻く環境の変化に伴い、遊ぶ時間や空間、仲間の減少や朝食の欠食や偏食、夜型生活による睡眠不足なども運動能力に関係していることが示されています。</p>
<p>文部科学省の調査によると、1日の睡眠時間が8時間以上である幼児は、そうでない幼児に比べ運動能力検査の結果が高得点であることがわかりました。睡眠時間の減少は日中の眠気や疲れやすい体質になるだけでなく、成長の遅れや食欲不振、注意・集中力の低下などさまざまな悪影響を及ぼします。疲れや眠気がある場合、外遊びなど日中の活動量も減り、運動能力の低下につながるといえます。※12、13、14</p>
<p>幼児期は基本的な生活習慣（運動、食事、睡眠）を獲得する重要な時期です。実際、生活習慣の改善を通して体力の向上につなげている事例もあります。幼児期に運動を取り入れることは必要なことですが、それと同時に規則正しい生活を心がけましょう。※12、13
</p>
<h2>子どもの運動量の目安</h2>
<p>最後に、近年提示された子どもの運動量の目安を見てみましょう。</p>
<p>WHOの「身体活動及び座位行動に関するガイドライン（2020年）」では、5～17歳の子どもの運動量として、「1日平均60分の中強度の有酸素性の身体活動」を推奨しています。加えて、少なくとも週に3日、高強度の有酸素性身体活動や筋肉・骨を強化する身体活動を取り入れるべきとしています。※15</p>
<p>厚生労働省も、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」のなかで上記のガイドラインを挙げ、子ども（小・中学生）の毎日の身体活動を推奨しています。中強度の身体活動とは、少し息が上がるくらいの強度を指し、身体活動の強度を示すメッツという単位でいえば3～5.9メッツにあたります。例えば、人気の高い習い事でもある「水泳」は、運動のメッツ表によると4.8～10.0メッツの強度があります（泳法や速度による）。バレーボールは3.0メッツ、バドミントンは5.5メッツ、サッカーは7.0メッツなど、スポーツによって強度は異なります。※16</p>
<p>なお、身体活動には健康や体力の維持、増進を目的として行われるスポーツなどの「運動」だけでなく、日常生活やお手伝いなどの「生活活動」も含まれます。生活活動のメッツ表によると、軽い荷物運び、床磨き、風呂掃除などは3.5メッツの強度の身体活動とされています。※16</p>
<p>日々忙しく、お子さまの運動時間が足りていないと感じる場合は、これらのお手伝いを取り入れるのもよいでしょう。重いものを運んだり、お掃除をしたりするのは、小学校受験の「運動」の試験対策としてもおすすめです。</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/information/010/">小学校受験対策「運動」編　おうちでできる受験体操のポイントやお受験に特化した体操教室を紹介</a></p>
<p>身体活動は、全身の持久力や筋力、体力の向上だけでなく、心血管代謝機能や骨の健康、認知機能、メンタルヘルスの向上、そして肥満改善などにも効果があるとされています。体操教室やおうちでのトレーニング、遊びや習い事、そしておうちでのお手伝いなどを含めて、上記の身体活動の推奨レベルを満たせるような運動量を心がけましょう。</p>
<h2>参考資料</h2>
<p>
<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/undousisin/1319771.htm">※1 文部科学省 幼児期運動指針</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319748_5_1.pdf">※2 文部科学省 第2章 幼児期における身体活動の課題と運動の意義</a><br />
<a href="https://www.city.sanjo.niigata.jp/material/files/group/28/000110977.pdf">※3 三条市 運動遊びプログラム</a><br />
<a href="https://www.japan-sports.or.jp/portals/0/db/pdf/book_0204.pdf">※4 JSPO（公益財団法人日本スポーツ協会） 遊びプログラム[運動遊び]</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/10/1396897-5.pdf">※5 文部科学省 幼児期の外遊びと小学生の運動習慣・体力との関係</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop03/list/detail/jsa_00012.html">※6 スポーツ庁 子供の運動あそび応援サイト</a><br />
※7 堀田はるな（著）. (2018). 子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド―――「自律した子」の育て方すべて. あさ出版. <br />
※8 北川真理子（著）. (2021). いちばんていねいな はじめてのおうちモンテッソーリ. KADOKAWA.<br />
<a href="https://nakanolab.jp/wp-content/uploads/2023/07/18887114eb7c7fc783deb7eef3d76eb9.pdf">※9 中野貴博. (2023). 子どもの身体活動と非認知能力との関係. 日本発育発達学会, 21(1), 25-31.</a><br />
※10 菅原洋平（著）, 菅原未涼（著）. (2018). 脳に任せるかしこい子育て. すばる舎.<br />
<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000083470.html">※11 株式会社PR TIMES コロナ禍の習い事、習わせたいのは何？出せるのはいくら？運動不足は心配？保育園児の親に徹底調査！</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2013/0/2013_1381/_pdf/-char/ja">※12 瓜谷大輔, 榊彰裕, 松本大輔, 福本貴彦. (2014). 幼児期の運動能力と運動習慣・生活習慣との関係. 理学療法学Supplement, 0, 1381-.</a><br />
<a href="https://core.ac.uk/download/pdf/228594035.pdf">※13 山下晋, 平野朋枝, 浅川正堂. (2013). 幼児の運動能力の伸びに関わる生活及び環境因子. 岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 研究紀要, 47, 25-32.</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/07/18/1321174_05.pdf">※14 文部科学省 子どもの体力向上のための取組ハンドブック 全国体力調査によって明らかになったこと</a><br />
<a href="https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/337001/9789240014886-jpn.pdf?sequence=151&#038;isAllowed=y">※15 World Health Organization (WHO)　要約版 WHO身体活動・座位行動ガイドライン（日本語版）</a><br />
<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf">※16 厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/009/">なぜ幼児期の運動は大切なの？幼児期運動指針や運動遊び、モンテッソーリ教育における運動の敏感期について解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>非認知能力とは？ペリー就学前プロジェクトや非認知能力を育てる方法、家庭での伸ばし方について解説</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/007/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[岡部 美由紀]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Mar 2023 15:42:06 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>非認知能力とは、自己肯定感や意欲、忍耐力や創造性など数値化が難しい能力であり、いま世界中で非常に注目されている能力です。経済協力開発機構（OECD）では、「社会情動的スキル」とも表現しています。 今回は、非認知能力と認知 [...]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-7583010511098439"
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<p>非認知能力とは、自己肯定感や意欲、忍耐力や創造性など数値化が難しい能力であり、いま世界中で非常に注目されている能力です。経済協力開発機構（OECD）では、「社会情動的スキル」とも表現しています。<br />
今回は、非認知能力と認知能力の違いや、非認知能力が注目されるきっかけとなったペリー就学前プロジェクト、さらにモンテッソーリ教育との関連性などをみていきましょう。
</p>
<h2>非認知能力とは</h2>
<h3>認知能力と非認知能力の違い</h3>
<p>非認知能力とよく似た言葉に、認知能力があります。<br />
認知能力は、IQや学力テストで数値化される能力のことをいいます。<br />
一方、非認知能力は認知能力以外を指し、数値化は難しいとされています。近年、世界中で研究が行われており、その重要性が広く知られるようになりました。※1、2、3</p>
<p>非認知能力とは何か、具体的に挙げてみましょう。</p>
<ul>
<li>自己認識（やり抜く力、自己肯定感）</li>
<p></p>
<li>意欲</li>
<p></p>
<li>忍耐力</li>
<p></p>
<li>自制心（自分の感情や行動をコントロールする力）</li>
<p></p>
<li>メタ認知ストラテジー（自分の状況を把握する力）</li>
<p></p>
<li>社会的適性（リーダーシップ、コミュニケーション力）</li>
<p></p>
<li>回復力と対処能力（立ち直る力、上手く対応する力）</li>
<p></p>
<li>創造性</li>
<p></p>
<li>性格的な特性（好奇心が強い、誠実さ、協調性）</li>
<p>
など※2</p>
</ul>
<p>非認知能力には、生まれながらに持っている気質や性格などの「自分に関する力」と、「人と関わる力」がありますが、いずれも人との関わりや環境などによって影響受けやすいものであることがわかります。※2
</p>
<h3>非認知能力を計測する研究は行われている</h3>
<p>数値化が難しいことからも、非認知能力は「目には見えにくい力」といえます。現在は非認知能力を計測する確実な手段はありませんが、非認知能力を計測するゲームを新たに開発するなどの試みが行われています。今後さらに研究が進めば、非認知能力の計測ができるようになるかもしれません。※4、5
</p>
<h2>ヘックマンのペリー就学前プロジェクト</h2>
<h3>ペリー就学前プロジェクトとはどんな研究？</h3>
<p>非認知能力の重要性が広く知られるようになった背景に、アメリカの経済学者ジェームズ・J・ヘックマンらの研究があります。この研究は幼少期の教育に注目した研究で、「ペリー就学前プロジェクト」と呼ばれています。研究対象は、低所得世帯であるアフリカ系アメリカ人家庭の、就学前（3～4歳）の子どもたちです。</p>
<p>この研究では毎日午前中に2時間半の授業を受けさせ、さらに週1回、午後に教師が家庭訪問し親への指導にあたりました。自発性、社会性を重視した教育を行い、その後教育を受けた子どもと受けなかった子どもの約40年間を追跡調査しました。</p>
<p>結果としては、プロジェクトに参加しなかった子どもたちとの学力の差は就学前には見られましたが、10歳ごろにはほとんど見られなくなっていました。ところがさらに追跡調査を行ったところ、40歳になった時点で両群を比較すると、プロジェクトに参加した子どものほうが高校の卒業率や持ち家率、収入がいずれも高く、生活保護受給率や犯罪率が低いという結果になりました。将来学歴や収入が高く、犯罪歴が低かったこともわかっています。※1</p>
<p><h3>ペリー就学前プロジェクトで何が育まれたのか</h3>
<p>なぜ就学前の幼児期に教育を受けた子どもたちが、将来高学歴や高収入を得る率が高いという結果が出たのでしょうか。<br />
それは、この教育プロジェクトでは認知能力のほかに「非認知能力」が育まれたからです。教育を受けた子どもたちの間では、学習意欲の伸びが非常に高かったという結果も出ています。※1</p>
<p>社会で成功するためには、認知能力と非認知能力の両方が必要です。いくら学力が高くても、自分をコントロールできなかったり、他者とうまくコミュニケーションが取れなかったり、誠実さがなかったりすると、社会に出てもうまくいくはずがありません。※2</p>
<p>勉強したい、働きたいという意欲はさらなる知識や技術の習得につながり、最終的に高学歴や高収入を獲得する可能性が高くなります。このように非認知能力と認知能力は相互に影響を与えあって育まれます。非認知能力は社会でうまく生活していくために必要な力であることは間違いありません。※2
</p>
<h2>非認知能力を育てるためには</h2>
<p>
「非認知能力」を育てるために重要なのは、幼少期の愛着関係と、子どもの周囲の環境づくりです。
</p>
<h3>幼少期の愛着関係がカギ</h3>
<p>幼少期は親子関係が密な時期、つまりお父さん・お母さんとの結びつきを強めることができる時期です。親子の結びつきが強いほど、子どもは安心感と自信を持ちます。安心できる場所がある子どもは将来、何らかの壁にぶつかったとしても、自分の力で乗り越えられる力を身に付けていけるでしょう。※3
</p>
<h3>非認知能力は遊びや体験のなかで育つ</h3>
<p>特に幼児期の子どもの脳は柔軟でいろいろなことを吸収しやすく、環境からの影響を受けやすいといわれています。つまり、就学前の早い時期からの介入が重要とされているのです。※3<br />
非認知能力は、認知能力のように子ども一人ひとり教えこんで身に付くものではありません。環境や人との関わりのなかで徐々に養われていくものです。※2、3<br />
子どもを取り囲む環境の工夫や、子どもへの気配りは不可欠。子どもが自分で考え行動しやすい環境、子どもが興味を持ちもっと学びたいと思える環境を、お父さん・お母さんが整えていきましょう。※3
</p>
<h2>非認知能力とモンテッソーリ教育</h2>
<p>
非認知能力を紐解くカギとしてもう一つ、モンテッソーリ教育があります。
</p>
<h3>モンテッソーリ教育とは</h3>
<p>モンテッソーリ教育は、医師であり教育家でもあるマリア・モンテッソーリ博士が考案したもので、子どもには自分を育てる力が備わっているという、「自己教育力」があることを前提とした教育法です。※6<br />
具体的には、自己教育力が十分に発揮できる環境（物的環境・人的環境）が必要であり、「子ども」「教師（大人）」「環境」の3つのつながりが大切とする考え方です。モンテッソーリ教育は主に、就学前の幼児教育に活用されています。※6
</p>
<h3>モンテッソーリ教育を受けた子どもの特徴</h3>
<p>北海道文教大学では、1999～2009年の約10年間にわたってモンテッソーリ教育を受けた延べ1,000人を調査し、その人の特徴について報告しています。一部を抜粋します。※7</p>
<ul>
<li>自分で判断し自分の責任で行動する</li>
<p></p>
<li>自分で決めたことは最後までやり遂げる</li>
<p></p>
<li>何でも意欲的、積極的、前向き</li>
<p></p>
<li>生活のリズムを規則正しく実行する</li>
<p></p>
<li>挨拶がきちんとできる、礼儀正しい</li>
<p></p>
<li>他人の立場を考える、思いやりがある</li>
<p></p>
<li>共同の活動では、誰とでも協力し合う</li>
<p></p>
<li>解決能力がある</li>
<p></p>
<li>小学校高学年から自立が目立ってくる</li>
<p></p>
<li>自分がやりたいことがはっきりしている</li>
<p>
など</p>
</ul>
<p>これらの特徴は、前章の「非認知能力とは」で示した非認知能力の具体例とも共通していることがわかります。このことから、モンテッソーリ教育は非認知能力の育成に有効性があるといえます。※7</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/006/">モンテッソーリ教育とは？メリットや「おうちモンテッソーリ」、おすすめ教具4選を紹介</a>
</p>
<h2>非認知能力を育む取り組みは幼稚園で実施されている</h2>
<p>平成29年3月に10年ぶりに幼稚園教育要領が改訂され、平成30年度より施行されました。幼稚園教育における「環境を通して行う教育」という基本的な方向性は変わっていませんが、今回の改訂では、「幼稚園教育において育みたい資質・能力」として3つの柱が示されました。※8</p>
<p><em>● 豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになる「知識及び技能の基礎」</em><br />
<em>● 気付いたことやできるようになったことを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力・判断力・表現力等の基礎」</em><br />
<em>● 心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「学びに向かう力、人間性等」</em></p>
<p>この改定の背景には、非認知能力の育成があると考えられています。<br />
非認知能力は遊びや人との関わりを通して育まれますが、子どもの力だけで身に付けることは難しいため、大人がどう関わるかが重要となります。保育者だけでなく、お父さん・お母さんも子どもの状況を的確に把握し、工夫しながら導いていく必要があります。※9</p>
<p>多くの幼稚園では、非認知能力を育む取り組みが行われています。<br />
いくつかの事例を挙げてみます。※9</p>
<p>事例①遊びこめる環境の整備<br />
子どもたちがイメージしたことをすぐ実行できるように道具の種類を多くし、スペースの確保に努めている。必要以上に子どもに関わり過ぎないようにする。<br />
効果：子どもが自発的に行動したり、積極的に質問したりする姿が見られるようになった、子ども同士のトラブルも自分たちで解決できるようになった。</p>
<p>事例②身近な自然を五感で感じてもらう<br />
園庭に泥団子のコーナーを用意し、たくさんの木々を植えている。雨の日はカッパを着て外に出て、雨を感じる。<br />
効果：いろいろな砂の感触を感じたり、実際に雨に触って確かめたりしながら、探求していく様子が見られた。</p>
<p>事例③玩具の工夫<br />
布や紐、羊毛で作ったボールなどシンプルなおもちゃを配置している。保育者が手作りするものは子どもたちに作る過程や直す過程を見せている。<br />
効果：子どもたちは保育者の作業を見ているので、身近なものを使ってイメージしたものをつくれるようになった。見立て遊びを通して想像性を発揮できるようになった。</p>
<p>事例④異年齢保育<br />
学年の違う子と関わる機会を作っている。普段はおとなしい子どもをあえてリーダーにしてみる。自分を発揮する場面やきっかけを作る。<br />
効果：末っ子や一人っ子の園児も、下の学年と関わることで我慢しなければいけないことが出てくる。コントロールする力や、人と関わる力が育った。自信が持てるようになった。挑戦したいという気持ちが出てきた。</p>
<p>事例⑤子どもたちがしたいことを、子どもたち自身で決めて行う<br />
5歳児クラスにおいて、自分たちで育てたジャガイモでパーティを計画し、「何を作るか」「誰を招待するか」などを子どもたちで話し合う。<br />
効果：話し合いを通して、自分の意見を言うだけでなくほかの子どもの意見を取り入れるなど、調整しながら行う姿が見られた。
</p>
<h2>非認知能力を家庭でも伸ばそう</h2>
<p>
このように、幼稚園では非認知能力を育むために、さまざまな取り組みが行われており、その根底には、環境の工夫や保育者の気配りが感じられます。子どもが主体的に活動できるように、大人は手を出し過ぎず見守ることが大切です。家庭においても同様に、お父さん・お母さんが環境や関わり方を工夫しながら、子どもの持つ非認知能力をさらに伸ばしていきましょう。
</p>
<h2>参考資料</h2>
<p>
※1 ジェームズ・J・ヘックマン(著). (2015). 幼児教育の経済学. 東洋経済新報社.<br />
※2 中室牧子(著). (2015). 「学力」の経済学. ディスカヴァ―・トゥエンティワン.<br />
※3 ポール・タフ(著). (2017). 私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む. 英治出版.<br />
<a href="https://www.cret.or.jp/files/95936e44aefc402fdb9ccb2f96e1e667.pdf">※4 若山昇, 草山太一, 竹内俊彦, 立野貴之, 山本美紀. (2020). 非認知的能力を計測する試み. CRET年報, 5.</a><br />
<a href="https://www.cret.or.jp/files/fd1ea660b4b801750c4691d60b3f6e10.pdf">※5 山本美紀, 草山太一, 竹内俊彦, 立野貴之, 若山昇. (2021). 非認知的能力に関する計測とデータ分析―認知的能力と非認知的能力についての考察― CRET年報, 6.</a><br />
<a href="https://www.sainou.or.jp/montessori/about-montessori/index.html">※6 公益財団法人才能開発教育研究財団 日本モンテッソーリ教育綜合研究所 モンテッソーリ教育とは</a><br />
<a href="https://do-bunkyodai.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&#038;active_action=repository_view_main_item_detail&#038;item_id=749&#038;item_no=1&#038;page_id=28&#038;block_id=48">※7 金丸雅子. (2018) 非認知能力の育成におけるモンテッソーリ教育の有効性－幼稚園教育要領の改訂にあたって－. 北海道文教大学研究紀要, 42, 51-61.</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/001/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/28/1394385_003.pdf">※8 文部科学省　新幼稚園教育要領のポイント</a><br />
<a href="https://cedep.meclib.jp/cedepmext2021_casestudies/book/index.html#target/page_no=1">※9 東京大学 Cedep2021年度文科省委託調査 非認知能力の育ちを支える幼児教育 園の取り組み事例集78</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/007/">非認知能力とは？ペリー就学前プロジェクトや非認知能力を育てる方法、家庭での伸ばし方について解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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