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	<title>教育の種類 - Pre edu</title>
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	<title>教育の種類 - Pre edu</title>
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		<title>幼児教育の種類とは？目的や特徴、主な教育内容について紹介</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/016/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[原 由希奈]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 17 May 2023 06:19:39 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>近年盛り上がりをみせる「幼児教育」。目的や特徴もさまざまで、我が子には何が合うのか、取り入れやすいものはないかと検討中のお父さん・お母さんも多いことでしょう。 この記事では、幼児教育の意義や役割をあらためて振り返るととも [...]</p>
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<p>近年盛り上がりをみせる「幼児教育」。目的や特徴もさまざまで、我が子には何が合うのか、取り入れやすいものはないかと検討中のお父さん・お母さんも多いことでしょう。<br />
この記事では、幼児教育の意義や役割をあらためて振り返るとともに、ここ数年で注目されている幼児教育の種類と、その特徴や主な教育内容について紹介します。</p>
<h2>幼児教育は「生きる力」を育むこと</h2>
<p>幼児教育とは、小学校就学前の子どもを対象にした、家庭や地域、幼稚園・保育園で行う教育のことです。「教育」と聞くと、受験などのために低年齢のうちから多くの知識やスキルを身につけさせることを目的とした「早期教育」をイメージしがちですが、文部科学省は幼児教育について次のように定義しています。</p>
<p>“受験などを念頭に置き、専ら知識のみを獲得することを先取りするような、いわゆる早期教育とは本質的に異なる。幼児教育は、目先の結果のみを期待しているのではなく、生涯にわたる学習の基礎を作ること、「後伸びする力」を培うことを重視している”※1</p>
<p>基本的な生活習慣や生活に必要な技能を育て、道徳性のめばえを培い、学習意欲や学習態度の土台となる好奇心・探究心を養うことが、幼児教育の意義であり役割であるといえます。それは、小学校入学以降の「生きる力」をつけ、子どもが生涯にわたって学びつづける「生涯学習者」となるために必要な学びと考えられています。</p>
<p>では、幼児教育にはどのような種類があるのでしょうか。以降では、それぞれの概要と目的、どのようなご家庭におすすめかを紹介します。</p>
<h2>シュタイナー教育</h2>
<p>シュタイナー教育は、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナー（1861～1925）が提唱した、「すべての子どもはユニークな個性をもって生まれてくる」という理念を基にした教育法です。1919年に、シュタイナーがドイツに「自由ヴァルドルフ学校」を設立した後、世界中に広まり、現在は世界70か国に1,200以上の学校と、59か国に1,900以上の幼稚園があります※2。</p>
<p>シュタイナー教育の目的は、試験で高得点を取れる知識を身につけさせることではなく、“全人（ぜんじん）”としての人間を育むことです。※3<br />
学年ではなく7年周期で区切られるのが特徴で、0〜7歳では「からだ」や「意志」、7〜14歳では「こころ」や「感情」、14〜21歳では「あたま」や「思考」を育てることを重視します。※4<br />
また、シュタイナー学校のカリキュラムには、国語や算数のほか「オイリュトミー」や「フォルメン線描（せんびょう）」といった独自の科目があり、音楽やアート、数学の基礎などを身につけることができます。※5</p>
<p>7歳まで知的教育をしない、学校でテストがないなど、日本の一般的な教育とは方向性が異なります。一方でシュタイナー学校の卒業生は学力が高く、他者への共感に優れ、コミュニケーション力のある大人へと成長していることもわかっています。※5<br />
自ら道を切り拓く意志と「学ぶ意欲」が土台にあるため、結果的に学力の高いお子さまに育つ可能性があるのです。</p>
<p>日本においては、現在、全国に7つのシュタイナー学校と60のシュタイナー園（日本シュタイナー幼児教育協会の加盟園）があります。7校のうち学校法人は2校で、ほかはフリースクールかNPO法人となっており、日本にシュタイナー教育が広く浸透しているとまではいえないのが現状です。※2</p>
<p>一度シュタイナー学校へ入学すると、引っ越しや転勤で一般的な学校へ移った際に、お子さまが馴染むのに時間がかかるかもしれません。幼児期や学童期に思う存分お子さまの感性を育てたい方や、知識面よりも芸術性や数学力を重視したいご家庭におすすめです。</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/005/">シュタイナー教育とは？特徴やメリット、デメリット、おすすめの教材を紹介</a>
</p>
<h2>モンテッソーリ教育</h2>
<p>モンテッソーリ教育は、イタリア初の女性医学博士であるマリア・モンテッソーリが考案した教育法です。1900年代の初めにブームが起こり、100年以上経った現在でも、世界110か国以上、日本で120以上の幼稚園・保育園でモンテッソーリ教育が実践されています。※7</p>
<p>モンテッソーリ教育では、「子どもは本来自己を教育する力をもっていて、発達段階にふさわしい環境を整えることで、その潜在能力が開花するのを援助すること」を理念として掲げています。日本の教育では大人が教える内容を決めるのが一般的ですが、モンテッソーリ教育における大人の役目は、子どもが本来もつ「自己教育力」を理解しサポートすることに尽きます。※8</p>
<p>モンテッソーリ教育の目的は、自立し、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てることです。※9<br />
特に、3〜6歳の「敏感期」に五感をよく使うことが、将来の専門性や芸術性、道徳性の土台になると考えられています。</p>
<p>また、大人が生きるために働くことと子どもの発達のための活動は同じであるという考えに基づき、「教具」に触れる時間を「お仕事」と呼びます。教具とはモンテッソーリ教育のなかで“教材”のような立ち位置で、「お仕事」には、次の5つの領域（分野）があります。</p>
<ul>
<li>日常生活の練習（運動）の領域</li>
<li>感覚教育の領域</li>
<li>言語教育の領域</li>
<li>算数教育の領域</li>
<li>文化の領域</li>
</ul>
<p>上記のなかでも「日常生活の練習（運動）の領域」は、モンテッソーリ教育の土台です。料理や洗濯といった日常的な家事が教具になるため、自宅で取り入れることも可能です。</p>
<p>モンテッソーリ教育を受けた子どもは、自分の考えをもち、他人の意見に流されず、善悪の判断がきちんとできる、礼儀正しい子に育つといわれています。これらは近年注目されている「非認知能力」というスキルにも共通しています。非認知能力は、成績や学歴、社会人になってからの雇用形態や年収に比例するともいわれています。※10</p>
<p>日本においては現在、モンテッソーリ教育実践園は全国にありますが、学校教育の受け皿はほとんどありません。その一方で、モンテッソーリ教具は比較的手に入れやすく、「おうちモンテッソーリ」としても取り入れやすいのも特徴です。ゴミをゴミ箱に入れる、花瓶に花を生ける、お茶を注ぐなど、「日常生活の練習（運動）の領域」から実践することで、子どもが「自分は自立したひとりの人間なのだ」と自信をもつことにつながります。自宅で継続的に取り入れたい方や、お子さまの感性を育む教材（教具）をお探しのご家庭におすすめです。</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/006/">モンテッソーリ教育とは？メリットや「おうちモンテッソーリ」、おすすめ教具4選を紹介</a>
</p>
<h2>レッジョ・エミリア・アプローチ</h2>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチは、第二次世界大戦後にイタリア北部にあるレッジョ・エミリア市で始まった幼児教育です。教育心理学者であるローリス・マラグッツィ氏の功績により大きく発展し、今や世界中で注目されています。※11</p>
<p>マラグッツィ氏の詩「子どもたちの100の言葉（Invece il cento c’e）」に象徴されているように、レッジョ・エミリア・アプローチは「子どもたちには教育や社会に主体的に参加する権利がある」と表明しています。※11</p>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチには、「プロジェクト」「ドキュメンテーション」「芸術教育」「環境」という4つの特徴があります。明確なカリキュラムがあらかじめ作られることはなく、子どもたちの興味関心や対話を通して生み出され、「プロジェクト」へと発展します。人と人との関係性や対話を重視し、グループ単位での活動が多いのも特徴といえます。※12<br />
人的環境の一環として特徴的なのが、子どもの創造的活動を支援する「アトリエリスタ」の存在です。施設にはアトリエやミニアトリエといった環境が整備されていることからも、芸術教育を重視していることがよくわかります。※13</p>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチには、好奇心や協同性、創造性など、「非認知能力」を育む効果があります。レッジョ・エミリア・アプローチでは、子ども、保育者、保護者がお互いに協力し合っている関係が特に重要であるとされており、ご家庭に取り入れる価値があるといえます。※14</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/014/">レッジョ・エミリア・アプローチとは？世界が注目する幼児教育の特徴や効果、家庭での取り組む方法を紹介</a>
</p>
<h2>気になる幼児教育は、まず情報収集を</h2>
<p>ここでご紹介した幼児教育のうち、どれがお子さまに合うのかは、各ご家庭の方針やお子さまの性格によっても異なります。文部科学省が述べているように、幼児教育で大切なのは、目先の結果のみに期待しないことです。お子さまの才能をのびのびと開花させるためにも、気になる教育法を見つけたら、まずはお父さん・お母さんが書籍やインターネットで情報を集めることをおすすめします。メリットだけではなく、デメリットや経験者の声も参考にしながら、ご家庭に取り入れたり、幼稚園・保育園や小学校探しに役立てたりしましょう。</p>
<h2>参考資料</h2>
<p>
<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/04102701/002.htm">※1 文部科学省 第1章 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の方向性</a><br />
<a href="https://www.freunde-waldorf.de/fileadmin/user_upload/images/Waldorf_World_List/Waldorf_World_List.pdf">※2 Waldorf World List &#8211; Directory of Waldorf and Rudolf Steiner Schools, Kindergartens and Teacher Training Centers worldwide 2021 May</a><br />
<a href="https://www.steiner.ed.jp/faq01/">※3 学校法人シュタイナー学園 よくある質問</a><br />
<a href="https://jaswece.org/education/introduction/">※4 一般社団法人日本シュタイナー幼児教育協会 シュタイナー幼児教育とは</a><br />
<a href="https://www.steiner.ed.jp/curriculum/">※5 学校法人シュタイナー学園 カリキュラム</a><br />
<a href="http://id.nii.ac.jp/1354/00001197/">※6 今井重孝. (2018). イマイ シゲタカ 教育方法に関する一考察 : シュタイナー教育を中心として. 川口短大紀要, 32, 135-147. </a><br />
<a href="https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/26910/aes19-031.pdf">※7 竹田康子. (2014). モンテッソーリ教具の歴史的変遷. 大阪大学教育学年報, 19, 31-48.</a><br />
<a href="https://core.ac.uk/download/pdf/229036609.pdf">※8 長田勇, 立田佐武朗, 小松広子, 立田千陽子, 山根悦子, 堀澤理恵, 岩崎桂子. (2014). モンテッソーリ教育の核心 小池学園研究紀要, 12, 63-80.</a><br />
※9 相良敦子. (2007). お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる. 文藝春秋.<br />
<a href="https://kyoritsu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&#038;active_action=repository_action_common_download&#038;item_id=3186&#038;item_no=1&#038;attribute_id=18&#038;file_no=1&#038;page_id=28&#038;block_id=27">※10 西坂小百合, 岩立京子, 松井智子. (2017). 幼児の非認知能力と認知能力、家庭でのかかわりの関係. 共立女子大学家政学部紀要, 63, 135-142.</a><br />
<a href="https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00046802">※11 中坪史典. (2018). レッジョ・エミリアの視点から読み解く日本の幼児教育 : 子どもの主体性と保育者のかかわりに着目して. 広島大学大学院教育学研究科紀要, 67, 9-16. </a><br />
※12 アレッサンドラ・ミラーニ (著) 水沢透（訳）. (2017). レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育. 文藝春秋. <br />
<a href="https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000632repository_khk2017007">※13 高野牧子. (2017). レッジョ・エミリアの幼児教育における身体表現性. 山梨県立大学人間福祉学部紀要, 12, 83-94. </a><br />
<a href="http://※4 Sydney Gurewitz Clemens 加藤正一（翻訳）レッジョ・エミリア・アプローチ入門—世界の最先端を行く幼児教育から学ぶ (研究所プロジェクト報告)">※14 Sydney Gurewitz Clemens, 加藤正一（翻訳）. レッジョ・エミリア・アプローチ入門—世界の最先端を行く幼児教育から学ぶ (研究所プロジェクト報告)</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/016/">幼児教育の種類とは？目的や特徴、主な教育内容について紹介</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>レッジョ・エミリア・アプローチとは？世界が注目する幼児教育の特徴や効果、家庭での取り組む方法を紹介</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/014/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[水島 なぎ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 04 May 2023 03:42:18 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://pre-edu-japan.com/?post_type=education&#038;p=438</guid>

					<description><![CDATA[<p>レッジョ・エミリア・アプローチは第二次世界大戦後にイタリアで始まった幼児教育であり、1991年にアメリカのニューズウィーク誌で取り上げられたのを機に、世界中で注目されるようになりました。好奇心や協同性、創造性などを育む効 [...]</p>
<p><a class="btn btn-secondary understrap-read-more-link" href="https://pre-edu-japan.com/education/014/">続きを読む...<span class="screen-reader-text"> from レッジョ・エミリア・アプローチとは？世界が注目する幼児教育の特徴や効果、家庭での取り組む方法を紹介</span></a></p>
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<p>レッジョ・エミリア・アプローチは第二次世界大戦後にイタリアで始まった幼児教育であり、1991年にアメリカのニューズウィーク誌で取り上げられたのを機に、世界中で注目されるようになりました。好奇心や協同性、創造性などを育む効果が高く、GoogleやDisneyなどの企業に併設された幼児教育施設でも導入されています。この記事ではレッジョ・エミリア・アプローチについて、その概要や特徴、幼児教育における効果について解説します。</p>
<h2>レッジョ・エミリア・アプローチとは</h2>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチは、イタリア北部にあるレッジョ・エミリア市で生まれた幼児教育に関する取り組みです。第二次世界大戦が終結したわずか６日後に、親たちの手によって建設された幼稚園から始まり、1964年に公立の幼児教育施設ができました。その後も大きく発展できたのは、レッジョ・エミリア市で教育主事などを務めた教育心理学者ローリス・マラグッツィ氏の功績が大きいとされています。※1</p>
<p>ローリス・マラグッツィ氏は、「子どもたちの100の言葉」というメタファーを用いて民主的な教育の基礎を構築し、レッジョ・エミリア・アプローチの理論的リーダーとなりました。※1<br />
「子どもたちの100の言葉」は、レッジョ・エミリア・アプローチの理念である子どもの尊厳や子どもが持っている権利を示したものとされ、マラグッツィ氏がまとめた文献や展覧会のタイトルとしても用いられています。※2<br />
レッジョ・エミリア市で実践されてきたユニークな保育の内容をまとめた「子どもたちの100 の言葉展」が各国で開かれたことで、レッジョ・エミリア・アプローチは世界中に広まりました。※1、3
</p>
<h3>「子どもたちの100の言葉」</h3>
<p>「子どもたちの100の言葉」のもととなったマラグッツィ氏の詩「Invece il cento c’e」にはさまざまな日本語訳があります。イタリアの教育研究者である田辺敬子氏によって『でも、100はある』と題された日本語訳版を一部抜粋してご紹介します。※4</p>
<p><em>子どもには<br />
100通りある。<br />
（中略）<br />
子どもには<br />
100の言葉がある。<br />
（それからもっともっともっと）<br />
けれど99は奪われる。<br />
学校や文化が<br />
頭と体をばらばらにする。<br />
（中略）<br />
つまり<br />
100なんかないと言う。<br />
子どもは言う<br />
でも、100はある。</em></p>
<p>マラグッツィ氏はこのメタファーを通して、子どもたちには教育や社会に主体的に参加する権利があると表明しています。※5
</p>
<h3>街ぐるみの民主的な教育の実践</h3>
<p>子どもたちがもつ権利の表明と具体的な学びの姿については、レッジョ・エミリア市が掲げる指針にも示されています。2014年に同市の公立の幼児学校および保育所に通園する全家庭に配信された指針の冒頭には、「教育は、すべての人、すべての子どもの権利であり、それはコミュニティの責任である」と書かれており、コミュニティ全体が一丸となって乳幼児教育に取り組むことが明記されました。※3</p>
<p>神戸親和女子大学国際教育研究センターの森眞理氏は、レッジョ・エミリア・アプローチにおいて乳幼児教育施設は地域コミュニティの財産であり、現在および将来への投資として位置づけられているとしています。※3</p>
<p>幼稚園・保育所や学校だけで幼児教育を行うのではなく、地域に開いて街ぐるみで乳幼児教に取り組むことが、レッジョ・エミリア・アプローチの理念である民主的な教育の実践において重要なのです。
</p>
<h2>レッジョ・エミリア・アプローチの特徴</h2>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチには、次の4つの特徴があります。</p>
<ol>
<li>プロジェクト</li>
<li>ドキュメンテーション</li>
<li>美術教育</li>
<li>環境</li>
</ol>
<h3>「プロジェクト」とは</h3>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチは、プロジェクトと呼ばれるテーマ発展型活動を中心として実践されます。子どもたちは対話を通してテーマに対する興味を発展させ、知識を深めたり、線画や粘土、立体などさまざまな方法で表現活動を行ったりします。※1<br />
プロジェクトにかかる時間や道筋は明確に決められておらず、カリキュラムは非常に柔軟に設定されています。これは、常に新しい発見を続け試行錯誤しながら取り組むという子どもたちの潜在能力を妨げないためです。※1<br />
実際には数か月にわたって行われ、長いものだと半年から1年ほどかけて行われることもあります。※6</p>
<p>プロジェクトでは4～5人の小グループで協同作業を行い、あるトピックについて掘り下げて研究します。トピックは子どもたち自身が決め、子ども同士あるいは子どもと保育者の対話を通して協同的に進められます。子ども一人ひとりの興味や意見を尊重し、対話や制作、創造的な体験を通して子どもたちの個性を引き出すことがプロジェクトの役割といえます。※7、8<br />
秋草学園短期大学の鹿戸一範氏らがインタビューした公開保育の実例から、実践されたプロジェクトの一例をご紹介します。※7</p>
<h4>「海のプロジェクト」～ 海から広がるあそび～</h4>
<p>海に関わる遊びから派生し、海への興味やイメージを深めるプロジェクトに発展。4グループに分かれてさまざまな「海」を表現することになり、子どもたち同士で話し合ったり調べたりしながら制作に取り組んだ。制作物の展示や、制作物を活用した劇の発表にもつながった。</p>
<h3>「ドキュメンテーション」とは</h3>
<p>ドキュメンテーションとは、子どもの活動を写真や動画など視覚的な資料を用いて可視化することです。活動全体の流れや活動時の子どもの様子を保育者や保護者にも共有しやすく、研修やカリキュラムマネジメントにも活用されています。※9</p>
<p>プロジェクトの過程を写真・ビデオで記録するほか、保育者のメモや子どもたちへの聞き取りを録音したテープなどさまざまな形式があります。例えば、自画像を描くときは、鉛筆で描いて完成ではなく、さらに粘土で自分の顔を作り、そのときの様子を子ども自身の言葉で語ってもらいながら記録します。※5、10</p>
<p>また、子どもたちが制作したアート作品自体もドキュメンテーションととらえられています。制作展で子どもたちの作品とともに制作風景を記録した写真のパネルが飾られるのは、ドキュメンテーションを子どもたち自身や保護者、ときには地域住民に向けて展示公開することで、保育者の学びやご両親の参加を豊かにするためです。※5、7
</p>
<h3>「芸術教育」とは</h3>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチではさまざまな芸術教育に力を入れています。特に特徴的なのは、子どもの表現活動をサポートする「アトリエリスタ」の存在です。大学などで芸術を専攻した保育者や外部講師がアトリエリスタとして、ほかの保育者と子どもの創造的活動を支援します。※8<br />
保育者が描いたお手本を掲示したり、正しい制作方法を押し付けたりすることは、子どもの想像力の妨げになるため推奨されていません。子どものもつイメージを大切にして、さまざまな描画材料を用意したり、対話を通して表現したいものを真摯に受け止めたりしながら、自由な制作活動を支援することが望ましいとされています。※10</p>
<p>造形活動のほか、音楽やダンスを交えた身体表現も取り入れられています。形として残らない身体表現も、前述した「ドキュメンテーション」で写真や映像として記録することで、活動の振り返りや子どもたちの表現への理解を深めるために役立てられています。※8<br />
山梨県立大学の髙野牧子氏が2015年から2016年にかけてレッジョ・エミリア市内の幼児学校の視察を行ったなかで、実際に行われていた多様な芸術教育の一例をご紹介します。※8
</p>
<h4>「光と遊ぶ」というテーマの身体表現活動</h4>
<p>週1回行われる、懐中電灯やLEDライト、プロジェクターなどを用いた活動。プロジェクターで投影した画像の前で白いマントを身に着けた子どもが踊ったり動いたりしながら、マントに映る光や自分の影で遊ぶ子どもが見られた。</p>
<h4>「私の目」というテーマの制作</h4>
<p>子どもたちの目元を撮影した写真とともに、それぞれが選んだ廃材を組み合わせて制作した目の造形を展示。3歳児クラスでは「私の鼻」をテーマにした展示物と、実際にさまざまな草のにおいをかいでみた記録が一緒に展示された。
</p>
<h3>「環境」とは</h3>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチを実践する施設では、中心に食堂やそれぞれの教室に隣接するオープンスペース「ピアッツァ（広場）」が設けられています。ピアッツァと連続して配置された「アトリエ」は創造的活動を促進する空間であり、制作活動に使うさまざまな素材や道具が準備されています。また、各教室には「ミニアトリエ」と呼ばれる小さな空間があり、子どもたちはいつでも自由に自分たちのイメージを表現することができるようになっています。※7</p>
<p>アトリエを運営するのは、前述した「アトリエリスタ」です。そのほかの人的な環境構成として、保育者・保護者・地域住民や行政を結びつける「ペタゴジスタ」といった役割が整備されていることもレッジョ・エミリア・アプローチの特徴といえます。※1
</p>
<h3>レッジョ・エミリア・アプローチとモンテッソーリ教育の違い</h3>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチは、子どもが主体者であり、芸術教育（アート）に力を入れている点でも「モンテッソーリ教育」と共通しています。その一方で、両者にはいくつかの違いもあります。</p>
<p>まず、レッジョ・エミリア・アプローチでは「対話」が重視されているように、人と人との関係性やそこから生じる感情の高まりが重要であるとしています。プロジェクトが数人単位のグループで行われることからも、個人よりもグループ単位での活動が多い、社会的な教育活動であることがわかります。※2<br />
モンテッソーリ教育でもグループ活動は行われますが、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことを目的として掲げており、一人ひとりの子どもにフォーカスした教育内容が中心です。</p>
<p>モンテッソーリ教育には「日常生活の練習（運動）」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化」という５つの領域があり、それぞれについてカリキュラムや時間割が体系的に定められています。一方、レッジョ・エミリア・アプローチでは子どもたちの興味関心や対話を通して生み出され、プロジェクトへと発展するため、明確なカリキュラムがあらかじめ作られることはありません。※2<br />
また、モンテッソーリ教育では「お仕事」を通して責任感や自立を養いますが、レッジョ・エミリア・アプローチにおいては、グループで行うプロジェクトへの参加や集団のなかでの権利、責任を持つことへの期待などを通して、責任感や役割意識を身につけていくのです。※2
</p>
<h2>レッジョ・エミリア・アプローチの効果</h2>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチによって育まれる能力の一例として、次のようなものが挙げられます。</p>
<ul>
<li>好奇心</li>
<li>協同性</li>
<li>創造性</li>
</ul>
<p>例えば、プロジェクトのテーマを決める際には、必ず対話を通して子どもたちの興味を発展させます。テーマを大人が与えないことで、子どもたちの「好奇心」をふくらませる効果があると考えられます。<br />
また、グループでコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていく過程で、協同性」が育まれます。グループで知識を深め、協力しながら目標に向かって取り組むことは、責任感や自立心にもつながります。<br />
さらに、レッジョ・エミリア・アプローチの特徴である芸術教育には、「創造性」を育む効果もあるといえます。ドキュメンテーションによる振り返りや、記録から着想を得てさらに発展させることによって、創造性はますます高まっていくとされています。</p>
<p>これらの能力は、いずれも近年重視されている「非認知能力」としても挙げられています。つまり、レッジョ・エミリア・アプローチは非認知能力の育成にも効果があるといえるのです。
</p>
<h2>レッジョ・エミリア・アプローチを家庭での取り組む方法</h2>
<p>コロナ禍の影響でイタリア全土がロックダウンされたとき、マラグッツィ氏の死後に設立された有限会社レッジョ・チルドレンは、家庭で実践できる活動を<a href="https://www.reggiochildren.it/en/athomewiththereggioapproach/">ホームページ</a>に掲載しました。「Athome with the Reggio Approach（家でレッジョ・エミリア・アプローチを）」と題し、次の5つの活動を発信したのです。※3</p>
<ol>
<li>「待っている間の物語」……教師たちによって録音された物語選集</li>
<li>「家で一緒に遊ぼう」……各家庭で発明して遊べるゲームの助言と提案</li>
<li>「学校を家庭へ」……数学や描画に関する小さなプロジェクト</li>
<li>「天と地の幼児わらべ歌となぞなぞ」……多様な言語によるわらべ歌の選集</li>
<li>「家で本屋さん」……レッジョ・チルドレン本屋が選んだ本の紹介</li>
<ol>
<p>この5つの活動をそのままご家庭に取り入れるのは難しいかもしれませんが、主な要素に絞って取り入れることは可能です。例えば、各家庭で遊べるゲームや、数学や描画に関する小さなプロジェクトは家庭でも実践できます。実践にあたっては、お子さまとの対話を重視し、興味関心を引き出しながら活動を行うことで、レッジョ・エミリア・アプローチにおける「プロジェクト」の要素を取り入れることができます。また、お子さんと一緒に何らかの活動をしたときは、テーマを見つけたときの対話や活動内容をメモや写真として記録することで、「ドキュメンテーション」の要素を取り入れることもできます。</p>
<p>レッジョ・エミリア・アプローチでは、子ども、保育者、保護者であるご両親がお互いに協力し合っている関係が特に重要であるとされています。※4<br />
このことからも、家庭においてレッジョ・エミリア・アプローチを取り入れる価値があるといえます。
</p>
<h2>参考資料</h2>
<p><a href="https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00046802">※1 中坪史典. (2018). レッジョ・エミリアの視点から読み解く日本の幼児教育 : 子どもの主体性と保育者のかかわりに着目して. 広島大学大学院教育学研究科紀要, 67, 9-16.</a><br />
※2 アレッサンドラ・ミラーニ (著) 水沢透（訳）. (2017). レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育. 文藝春秋.<br />
<a href="https://kobe-shinwa.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&#038;active_action=repository_view_main_item_detail&#038;item_id=3339&#038;item_no=1&#038;page_id=13&#038;block_id=39">※3 森眞理. (2021). コロナ禍におけるイタリアのレッジョ・エミリア市の乳幼児教育が示唆すること : 参加・対話・連帯に着目して. 国際教育研究センター紀要, 6, 1-10.</a><br />
<a href="https://aichi-pu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&#038;item_id=2146&#038;item_no=1&#038;attribute_id=22&#038;file_no=1">※4 Sydney Gurewitz Clemens 加藤正一（翻訳）レッジョ・エミリア・アプローチ入門—世界の最先端を行く幼児教育から学ぶ (研究所プロジェクト報告)</a><br />
<a href="https://yamanashi.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&#038;active_action=repository_view_main_item_detail&#038;item_id=546&#038;item_no=1&#038;page_id=30&#038;block_id=67">※5 濵田真一. (2011). Loris Malaguzzi の幼児教育思想に関する研究 : 「子どもたちの100 の言葉」というメタファーに焦点を当てて. 教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要, 16, 51-57.</a><br />
<a href="https://cir.nii.ac.jp/crid/1050845763704513792">※6 杉浦英樹. (2004). プロジェクト・アプローチにおけるプロジェクトモデルの妥当性 : レッジョ・エミリアの理論と実践による検討. 上越教育大学研究紀要, 23:393-427.</a><br />
<a href="https://akitan.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&#038;item_id=126&#038;item_no=1&#038;attribute_id=22&#038;file_no=1">※7 鹿戸一範、豊泉尚美、伊藤明芳 「日本の保育現場に生かすレッジョ・エミリアの幼児教育アプローチ　―プロジェクトの実践から―」</a><br />
<a href="https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000632repository_khk2017007">※8 高野牧子. (2017). レッジョ・エミリアの幼児教育における身体表現性. 山梨県立大学人間福祉学部紀要, 12, 83-94.</a><br />
<a href="https://fuksi-kagk-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&#038;item_id=3716&#038;item_no=1&#038;attribute_id=45&#038;file_no=1">※9 橋川喜美代. (2022). 保育実践の質向上とドキュメンテーション: レッジョ･ エミリア市の 「聴き入ること」の教育をてがかりに. 関西福祉科学大学紀要, 26, 31-42.</a><br />
<a href="https://naragakuen.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&#038;active_action=repository_view_main_item_detail&#038;item_id=1592&#038;item_no=1&#038;page_id=13&#038;block_id=21">※10 今井真理. (2006). 海外における幼児造形教育の思潮. 奈良学園大学紀要, 37, 97-105.</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/014/">レッジョ・エミリア・アプローチとは？世界が注目する幼児教育の特徴や効果、家庭での取り組む方法を紹介</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>日本の幼児教育の現状は？その特徴や海外との比較、幼保小連携についても解説</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/013/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[岡部 美由紀]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 03 May 2023 23:58:29 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>現在の日本の幼児教育（小学校に入る前の子どもたちへの教育）の礎となっているのは、今から70年以上も前に制定された法律であることをご存知でしょうか。当時とは時代も変わり、教育や生活の水準が向上する反面、幼児教育が行われる環 [...]</p>
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<p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/013/">日本の幼児教育の現状は？その特徴や海外との比較、幼保小連携についても解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-7583010511098439"
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<p>現在の日本の幼児教育（小学校に入る前の子どもたちへの教育）の礎となっているのは、今から70年以上も前に制定された法律であることをご存知でしょうか。当時とは時代も変わり、教育や生活の水準が向上する反面、幼児教育が行われる環境も大きく変化してきました。海外における幼児教育と比較しながら、現在の日本の幼児教育についてみていきましょう。</p>
<h2>日本の幼児教育とは</h2>
<h3>教育基本法とは</h3>
<p>教育基本法は日本の教育における基本事項を定めた法律です。1947年に制定され、約60年後の2006年に改正されました。年月が経つにつれ、教育や生活の水準が向上する一方で、少子高齢化や都市化による核家族化も進んでいます。教育環境が大きく変化してきたことを受けて新しい時代にふさわしい教育改革が必要となり、2006年に初めて改正されることとなりました。</p>
<p>子どもの学ぶ意欲や家庭での教育力の低下が注目されており、教育に対する取り組み方の重要性がますます問われています。<br />
教育基本法第1条には、教育の目的として「人格の完成」「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」と記されています。つまり、教育とは人を育てることであるとわかります。</p>
<p>2006年の改正では、「教育の目標（第2条）」、「生涯学習の理念（第3条）」、「教育の機会均等（第4条）」が新設されました。そのほかにも新設された条文は数多くありますが、第11条においては「幼児期の教育」が新設され、小学校に入る前の子どもたちへの「幼児教育」が明記されたのです。<br />
改正教育基本法第11条には、「幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。」とあります。※1、2
</p>
<h3>幼児教育の意義と役割</h3>
<p>文部科学省によると、幼児とは小学校就学前の子どもを意味し、幼児教育とは幼児が生活するすべての場において行われる教育の総称であるとしています。つまり、広義には保育所や幼稚園だけでなく、家庭や地域社会も含まれます。</p>
<p>幼児教育と聞くと、小学校入学準備のための教育と思われがちですが、そうではありません。また、受験などのために幼い時期から教育することで子どもに多くの知識やスキルを身につけさせる早期教育とも異なります。幼児教育は目先の結果のために行うものではなく、生涯にわたる人間形成の基礎を育む重要なものとなります。</p>
<p>幼児教育には、幼児の内面や気持ちに働きかけ、その子の良さや可能性を引き出してあげること、そしてそれらを伸ばしていくことが求められています。また、五感を使い、多様な活動や経験をして、意欲や好奇心、探求心など育むことも必要です。特に幼児期はさまざまなことを吸収しやすい時期です。知識や技能、思考力、判断力、表現力をはじめ、人間としてたくましく生きるための「生きる力」を育む大事な時期なのです。※3、4
</p>
<h2>日本の幼児教育の特徴</h2>
<figure><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_本文_shutterstock_2234657475-1-600x300.jpg" alt="日本の幼児教育" width="600" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-1194" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_本文_shutterstock_2234657475-1-600x300.jpg 600w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_本文_shutterstock_2234657475-1-768x384.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_本文_shutterstock_2234657475-1.jpg 799w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>
<h3>日本の幼児教育が行われる主な施設</h3>
<p>日本の幼児教育に関する主な施設として、保育所、幼稚園、認定こども園などがあります。2019年10月から幼児教育・保育の無償化が始まり、家庭における経済的負担は緩和されました。</p>
<p>幼児教育・保育の無償化は幼稚園、保育所、認定こども園、地域型保育などを利用する３歳から５歳までのすべての子どもを対象としています。利用料は無償化されますが、バス送迎や食材料、行事などにかかる費用については、これまでと同様に保護者が負担します（一部、家庭環境によりおやつなどの副食費が免除されるケースもあります）。</p>
<p>0歳から2歳までの子どもは、住民税非課税世帯のみ利用料が無償化となります（保育所等を利用する第2子は半額、第3子以降は無償）。※4<br />
なお、自治体によっては0歳から2歳の第2子の保育料について所得制限なく無償化する方針を掲げているところや、給食費についても無償化にしている自治体もあります。今後も幼児教育・保育の無償化の幅が広がることが期待されています。
</p>
<h3>日本の幼児教育の特徴</h3>
<p>日本の幼児教育の特徴として、主に次の7項目が挙げられます。</p>
<ol>
<li>子どもの主体的な遊びや活動を重視している</li>
<p></p>
<li>保育者が子どもの遊びと生活を指導するとともに、自発性を引き出し、自立を促す</li>
<p></p>
<li>認知能力と非認知能力の両方の発達を重視し、子どもたちの心の安定を図る</li>
<p></p>
<li>具体的な教育方法は現場の保育者に委ねられている<br />
保育者が好き勝手に保育をするということではなく、計画（Plan）、実践（Do）、評価（Check）、対応や改善（Act）を踏まえた教育となっています。</li>
<p></p>
<li>幼児教育の研究と実践が深く結びついている</li>
<p></p>
<li>幼児教育の現場に近い人や現場の経験者が行政の指導者となっている</li>
<p></p>
<li>民間企業が充実している<br />
私立幼稚園も多く、民間企業が提供する幼児向け商品やサービス、教材などが豊富にあります。※4、5、6</li>
<p>
</ol>
</p>
<h2>海外と比較した日本の幼児教育</h2>
<h3>幼児教育の国際調査TALIS Starting Strong（OECD国際幼児教育・保育従事者調査) </h3>
<figure><img decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_1401775049-1-600x300.jpg" alt="OECD" width="600" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-1195" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_1401775049-1-600x300.jpg 600w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_1401775049-1-768x384.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_1401775049-1.jpg 800w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>
<p>続いて、日本の幼児教育と海外の幼児教育を比較してみましょう。<br />
OECD（経済協力開発機構）は、2018年に幼児教育の保育者（園長・所長を含む）を対象とする初めての国際調査「TALIS Starting Strong」を行いました。日本を含めた9か国（チリ、デンマーク、ドイツ、イスラエル、アイスランド、日本、韓国、ノルウェー、トルコ）を対象として、保育者の実践内容や勤務環境、研修状況などを調査し、2019年10月に結果を公表しています。※7<br />
この結果からわかったことをいくつかご紹介します。※8</p>
<h4>保育者間の協同</h4>
<p>日本の幼児教育に携わる保育者間の協働については、「子どもの育ちや生活の評価について話し合う」「特定の子どもや発達やニーズについて話し合う」「子どもの育ちや学び、生活の充実のための働きかけについて話し合う」「活動計画について話し合う」などの項目でほかの参加国よりもポイントが高く、保育者間の協働がよく行われているという結果がみられました。一方、「ほかの保育者の実践についてフィードバックを与える」という項目については参加国の中で最も低いことがわかりました。</p>
<h4>保護者とのコミュニケーション</h4>
<p>保護者とのコミュニケーションについては、「保護者会への出席や園だよりの配布など、公式なコミュニケーションを月1回以上行っている」と回答した割合が参加国の中でも最も高い結果となりました。また「保護者との日常的な会話や連絡を毎日行っている」と回答した割合は、ノルウェー、デンマークに次いで3番目に高く、日本の幼児教育においても保護者とのやり取りを大事にしていることがうかがえます。</p>
<h4>保育者の仕事時間および保育者の満足度</h4>
<p>保育者の仕事時間については、常勤の保育者の週当たりの仕事時間は50.4時間と、参加国の中で最も長いことがわかりました。特に、勤務年数が3年以下の常勤保育者が、3年を超えた保育者より勤務時間が長い傾向にありました。</p>
<p>そのうえで、職務に対する給与に満足している日本の保育者の割合は参加国中で２番目に低く、全体の満足度においても低い傾向にありました。</p>
<p>しかしながら、日本の保育者は専門性向上のための活動や研修に参加している割合が高く、研修などに対するニーズも高いことがわかっています。</p>
<h4>仕事に対する満足度</h4>
<p>保育者は、保護者または子どもからは高く評価されていると感じているものの、広く社会的に評価されているという感覚は低いという結果が出ています。<br />
どの国においても、物的支援、財政的支援、保育者の不足が最も保育者のストレス要因となっているようです。</p>
<h3>日本とスウェーデンの比較</h3>
<figure><img decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_2173892687-1-600x300.jpg" alt="スウェーデンの教育" width="600" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-1197" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_2173892687-1-600x300.jpg 600w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_2173892687-1-768x384.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/05/013_shutterstock_2173892687-1.jpg 800w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>
<p>「TALIS Starting Strong」の調査対象国には含まれていませんが、福祉国家として知られる北欧のスウェーデンでは、生涯学習の出発点として質の高い幼児教育が行われています。<br />
スウェーデンの保育環境と日本の保育環境を比べてみましょう。</p>
<h4>スウェーデン保育の歴史</p>
<h4>
<p>スウェーデンは高福祉、高負担、男女平等の考えが進んでいる国です。保育に関しては日本と同様に幼稚園と保育園が存在していましたが、1975年に保育施設の一元化を目指す法律が施行されました。すべての子どもに525時間の無償保育を保障し、就学前学校に通う権利が与えられたのです。6歳児に関しては、基礎学校の就学前クラスに移行し、無償教育を行っています。なお、0歳児に対しては、両親の育児休業、保険制度の充実、短時間無償保育の適用などにより、基本的には家庭保育が行われています。<br />
日本の幼児教育無償化が3歳から5歳を対象としている点と比べると、スウェーデンのほうが、無償保育がより充実していることがわかります。</p>
<p>スウェーデンの保育実践は、イタリアのレッジョ・エミリア市が行ってきた保育実践「レッジョ・エミリア・アプローチ」に大きな影響を受けています。具体的には、幼児の「できないこと」に注目する保育から「人間力（やろうとする、熱中していることなど）」に目を向け、保育者の意識改革を行いました。子どもの成長や学びを観察し、ドキュメンテーション（子どもの言葉や行動、保育者から見た様子などを記録したもの）を作成して振り返りと評価を行い、発展させることに重きを置いています。※9<br />
日本にはレッジョ・エミリア・アプローチを導入している幼児教育施設はまだ少なく、保育方針にも違いがあることがうかがえます。</p>
<p><a href="/education/014/">関連記事：レッジョ・エミリア・アプローチとは？世界が注目する幼児教育の特徴や効果、家庭での取り組む方法を紹介</a></p>
<h4>スウェーデンの就学前学校の特徴</h4>
<p>スウェーデンでは、保護者が園生活に深く関わっています。特に入園後すぐの時期は、子どもが園での生活に慣れるまで数日間は親子一緒に園で過ごすのが一般的です。日本にも保育時間を短縮する「慣らし保育」はありますが、入園式翌日からは一緒に登園することがなくなるケースが大半です。※9</p>
<p>また、スウェーデンの保育環境にはいくつかの特徴があります。<br />
まずは、保育スペースの広さです。保育室は年齢ごとに分かれていてそれぞれが3部屋ほどもあります。年齢ごとに保育室に玄関や着替えスペース、遊びスペース、休息スペースがあるのです。また、日本の場合は保育室で給食を食べることが多いですが、スウェーデンは食事するためのスペースが別にあります。<br />
自然物との触れ合いも大切にしており、保育施設の近くには森があったり、アトリエにも制作の材料として葉っぱや枝などが豊富に備えてあったりします。<br />
さらに、スウェーデンでは保育に携わる人的環境も豊かです。例えば、5 歳児クラスの場合、スウェーデンでは20名程度の幼児に対して保育者3人が必要とされています。※9<br />
一方、日本の配置基準は自治体によっても異なりますが、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第33条によると、保育所においては満4歳以上の幼児約30名につき保育士は1人以上とされています。※10
</p>
<h2>幼保小連携とは？幼児教育と小学校教育をつなぐ</h2>
<h3>幼保小連携とは</h3>
<p>ここからは、日本の幼児教育において近年重視されている「幼保小連携」について解説します。<br />
小学校に入学した子どもが授業中に座っていられなかったり、話を聞けなかったり、別行動をしてしまったりと、小学校の学習や生活になじめないことがあります（小1プロブレム）。幼稚園や保育園での生活から小学校での生活にスムーズに移行するために、お互いの環境の違いを認識し、理解を深める必要があります。こうした理由から、幼稚園、保育園、小学校が連携する「幼保小連携」が求められているのです。</p>
<p>幼保小連携活動が子どもに与える影響をいくつか挙げます。</p>
<ul>
<li>小学生は（園児よりも）年上であるという自覚を持ち、自分の成長を感じられる
<li>園児は小学生と接することで小学校入学への不安が減り、小学生になることの期待が高まる
<li>それぞれの発達段階に応じた思いやりの気持ちが育まれる
</ul>
<p>また、幼保小連携は子どもだけでなく、保護者、保育者、教師にとってもメリットがあります。</p>
<ul>
<li>PTAや地区の活動を通して保護者同士のつながりができる
<li>教員、保育者との情報交換の場となる
</ul>
<p>保育参観や授業参観を通して子どもの学びの連続性を認識できたり、指導や教材などの共通点・相違点を把握できたりすることも、幼保小連携の重要な成果といえます。※11
</p>
<h3>幼保小の架け橋プログラム</h3>
<p>さらに、文部科学省では令和4年度からの約3年、モデル地域における実践と並行して「幼保小の架け橋プログラム」を推進していくこととしています。<br />
幼児期は遊びを通して学習の基盤を育む時期です。小学校では幼児期で学んだことをさらに伸ばしていく必要があり、そのためにも幼児教育と小学校教育を円滑につなぐことが鍵となります。</p>
<p>５歳児から小学校１年生にかけての２年間は「架け橋期」と呼ばれており、生涯にわたる学びや生活の基盤をつくる重要な時期です。小学校に入ると、教科が分けられ学ぶ内容や時間も設定されます。集団での遊びを通して学ぶ形式から、小学校では机に向かって先生の話を聞きながら学ぶ形式になるなど、環境も大きく変わります。子どもにとって小学校入学は大きなハードルであり、ここでつまずいてしまうと、小学校生活が嫌になって不登校につながる可能性もあります。</p>
<p>架け橋期の教育を充実させるには、幼保小の連携だけでなく、家庭や地域などの連携も重要となります。幼保小の合同会議の定期的な開催や、コミュニティ・スクールなどを活用した保護者や地域住民の参画を得る仕組みづくりなど、これからもさまざまな取り組みが進められることでしょう。※12、13
</p>
<h2>幼児教育と小学校教育の特徴とは？</h2>
<p>文部科学省では幼児教育と小学校教育の接続を図るために、幼保小の相互理解を促進するのに役立つ資料を公開しています。主に幼保小の関係者を対象として、幼児期の遊びを通した学びと小学校の各教科等の学習のつながりを見える化し、幼児教育と小学校教育の円滑な接続に寄与することがねらいです。幼児教育と小学校教育の特徴を、教育課程等や教育方法などの面から見てみましょう。※14</p>
<h4>幼児教育（幼稚園・保育所・認定こども園）</h4>
</p>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>教育の目標</th>
<td>「感じる」「気付く」「考える」「工夫する」「興味をもつ」「関わる」等の経験を重視</td>
</tr>
<tr>
<th>教育の方法等</th>
<td>遊びを通した総合的な指導</td>
</tr>
<tr>
<th>幼稚園教育要領等</th>
<td>5つの領域からなる「ねらい」と「内容」（健康・人間関係・環境・言葉・表現）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h4>小学校教育</h4>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>教育の目標</th>
<td>「～できるようになる」「わかるようになる」等の目標への到達度を重視</td>
</tr>
<tr>
<th>教育の方法等</th>
<td>各教科等の目標・内容に沿って選択された教材による授業</td>
</tr>
<th>小学校学習指導要領</th>
<td>各教科等における目標及び内容（国語科・社会科・算数科・理科・生活科・音楽科・図画工作科・家庭科・体育科・外国語科・道徳科・外国語活動・総合的な学習の時間・特別活動）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>続いて、各教科のうち国語科と算数科に注目し、幼児教育と小学校教育それぞれの特徴を解説します。※15、16
</p>
<h3>国語科</h3>
<h4>幼児期の遊びを通した学び</h4>
<p>言葉の楽しさ: 遊びや日常生活のなかで経験したさまざまな感動を言葉で共有することで、話すことや聞くことの楽しさを実感します。<br />
表現力の向上: 保育者や友達とのコミュニケーションを通じて、絵本や物語への親しみを深め、豊かな言葉遣いや表現力を身につけます。<br />
文字への興味: 遊びや生活のなかで自然と文字への親しみや興味が育ちます。具体的には、自分の考えを伝えたり、友達の考えを聞いたりする過程を通して、文字や読み書きに関心を持つようになります。</p>
<h4>小学校の国語科教育の特徴</h4>
<p>目的: 小学校教育の国語科は、生徒が言葉を通じて世界を見る方法や考える方法を学び、言葉を正確に理解し、適切に表現できる資質や能力を育成することを目的としています。<br />
発展: 幼児期に培われた言葉に対する感覚や表現力を活かしながら、小学校では「話すこと・聞くこと」に加えて「書くこと・読むこと」といった文字言語の学習が加わります。<br />
教材と学習活動: 絵本や紙芝居などの児童文化財を活用し、幼児期の学びを生かしながら学習環境を工夫します。言葉の教育は、国語科のみならず、すべての学習の基礎となります。</p>
<h3>算数科</h3>
<h4>幼児期の遊びを通した学び</h4>
<p>多様な体験: 幼児期の子どもたちは、遊びや日常生活のなかで数や量、形を自然に学びます。これらの活動は、数学的な概念や言語の自然な獲得をサポートします。<br />
実践的な学習: 子どもたちは、遊びのなかで具体的な物を使って数を数えたり、物の大きさや量を比較したりします。このような実践は、数学的概念を理解するための直感的な基礎を築きます。<br />
形と空間の探求: 積み木や空き箱などを使って形を作る遊びは、形や空間に関する感覚を養います。子どもたちはこれらの活動を通じて、図形の性質や関係を無意識のうちに学習します。<br />
生活との関連: 時計や携帯電話など日常生活で見かける物への関心から、時間や数字への理解が深まります。これは、数学的概念を実生活に応用する能力へと発展します。</p>
<h4>小学校の算数科の特徴</h4>
<p>目的: 小学校教育の算数科では、「数学的な見方・考え方」を通じて、子どもたちの数学に対する資質や能力を育てます。実生活との密接な関わりを重視し、実用的な問題解決能力の基礎を形成します。<br />
基礎: 幼児期における日常生活や遊びのなかでの数学的な体験が、小学校での学習の基盤となります。例えば、数を数えたり、物の大きさを比較したりするシンプルな活動が、数と計算の理解へとつながります。<br />
図形の理解: 子どもたちは、遊びを通じて図形の特徴を自然と学びます。例えば、坂道でボールを転がしたり、積み木で遊んだりすることで、図形に関する基本的な性質や空間認識能力が発達します。</p>
<h2>参考資料</h2>
<p><a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/mext_00003.html">※1 文部科学省 教育基本法</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/houan/siryo/setsumei.pdf">※2 文部科学省 教育基本法案について</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1395402.htm">※3 文部科学省 幼児教育の意義及び役割</a><br />
<a href="https://www.eduport.mext.go.jp/pdf/summary/topic/20191025/20191025-2.pdf">※4 文部科学省 日本の保育・幼児教育の特質と可能性</a><br />
<a href="https://www.eduport.mext.go.jp/journal/needs-seeds/7-2/">※5 文部科学省 日本の幼児教育、7つの特徴</a><br />
<a href="https://www.ocha.ac.jp/intl/cwed_old/eccd/report/hand_J/1_1.pdf">※6 お茶の水女子大学子ども発達教育センター 『幼児教育ハンドブック』</a><br />
<a href="https://www.nier.go.jp/youji_kyouiku_kenkyuu_center/symposium/sympo_r01/">※7 国立教育政策研究所 教育改革国際シンポジウム 幼児教育・保育の国際比較 OECD国際幼児教育・保育従事者調査2018の結果から</a><br />
<a href="https://aska-r.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&#038;item_id=6636&#038;file_id=12&#038;file_no=1">※9 本山ひふみ. (2016). 幼児期の学びに関する日本と北欧の比較研究. 愛知淑徳大学論集, 6, 77-87</a><br />
<a href="https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=82069000&#038;dataType=0&#038;pageNo=1">※10 厚生労働省 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/057/shiryo/attach/1367255.htm">※11 文部科学省 資料4 保幼小連携の成果と課題（調査研究事業報告書等より）</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youchien/1258019_00002.htm">※12 文部科学省 幼保小の架け橋プログラム</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/20220307-mxt_youji-1258019_02.pdf">※13 文部科学省 学びや生活の基盤をつくる幼児教育と小学校教育の接続について～幼保小の協働による架け橋期の教育の充実～【概要】</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/20240409-mxt_youji-000035147-1.pdf">※14 文部科学省 幼児教育と小学校教育がつながるってどういうこと？ はじめに</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/20240409-mxt_youji-000035147-3.pdf">※15 文部科学省 幼児教育と小学校教育がつながるってどういうこと？ 国語科</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/20240409-mxt_youji-000035147-4.pdf">※16 文部科学省 幼児教育と小学校教育がつながるってどういうこと？ 算数科</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/013/">日本の幼児教育の現状は？その特徴や海外との比較、幼保小連携についても解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>STEAM教育とは？特徴や必要とされる背景、日本の現状、おうちできることを紹介</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/012/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[岡部 美由紀]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 26 Apr 2023 13:26:28 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://pre-edu-japan.com/?post_type=education&#038;p=411</guid>

					<description><![CDATA[<p>最近、徐々に拡がりを見せているといわれるSTEAM教育。聞きなれない言葉かもしれませんが、現代の幼児教育にとってはとても重要な考え方です。現代の子どもたちは親世代のころとは少し違う学びが必要であるとされており、そうした教 [...]</p>
<p><a class="btn btn-secondary understrap-read-more-link" href="https://pre-edu-japan.com/education/012/">続きを読む...<span class="screen-reader-text"> from STEAM教育とは？特徴や必要とされる背景、日本の現状、おうちできることを紹介</span></a></p>
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<p>最近、徐々に拡がりを見せているといわれるSTEAM教育。聞きなれない言葉かもしれませんが、現代の幼児教育にとってはとても重要な考え方です。現代の子どもたちは親世代のころとは少し違う学びが必要であるとされており、そうした教育を幼児期から進めることで、未来のイノベーションを担う存在になると考えられています。</p>
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<h2>STEAM教育とは</h2>
<h3>STEAM教育の定義</h3>
<p>STEAM教育は、科学（Science）、技術（Technology）、工学（Engineering）、芸術・リベラルアーツ（Art／Arts）、数学（Mathematics）という5つの言葉の頭文字を組み合わせた教育概念です。科学、技術、工学、数学という4つの教育分野を総合的に捉えるSTEM教育にArts（A）が加わったものです。<br />
STEAM教育の定義は、各国によってさまざまです。Aに関しては、デザインや感性などの要素のみと捉えることもあれば、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理などを含めて広く捉えることもあります。STEMにArtsが加わることで多面的見方が促され、さまざまな社会問題に対して新たな解決策を生み出せると考えられています。<br />
文部科学省では、STEAMのAの範囲を後者の広い範囲で定義し、推進していくことが重要であるとしています。※1、2</p>
<h3>STEM／STEAM教育の歴史</h3>
<p>STEM人材の重要性を捉え、諸外国の中でもいち早くSTEM教育に取り組み始めて、現在もその中心となっているのはアメリカです。アメリカでは、2007年に制定された連邦法により、STEM人材育成や予算投入が進みました。2010年には、PCAST（大統領科学技術諮問会議）レポートによってSTEM教育の必要性が報告されていますが、2013年に行われた調査ではSTEM分野の人材不足が明らかとなりました。その結果、アメリカではSTEM教育やSTEM人材の育成へ向けて拍車がかかりました。学術界でもこの動向を後押しする発表が相次ぎ、科学教育領域における領域横断的な考え方が広がったのです。<br />
また、イギリスでは2004年に発表された科学・イノベーションに関する基本計画を皮切りに、2009年にSTEM人材と教育についての提言がなされ、2011年にイノベーション推進のための政策発表、2014年にSTEM各分野の人材育成政策が進められました。<br />
こうした世界での動きが進むにつれ、STEMからSTEAMへという考えも広まっています。前述の通り、Aは芸術・リベラルアーツ（Art／Arts）を示していますが、一般的によくイメージされる「芸術」とは少し異なります。言語や文化、生活、経済、法律や倫理といった私たちの暮らしに身近な事柄も横断させた捉え方ができるように、というのが現在のSTEAM教育です。<br />
現在ではさらにSTEAMにロボット工学のRobotics（R）を加えた、STREAM教育も提唱されるようになりました。※1</p>
<h2>STEAM教育が必要とされる背景</h2>
<h3>社会変化・人材育成</h3>
<p>学校教育の現場では現在、各教科で学んだことを複合的に活かす「教科等横断的な学び」や教員の自由な指導の実現などを目指し、総合的な学習の時間を増やしています。<br />
その背景にあるのは、2011年の第4次産業革命です。IoT（モノのインターネット）やAI（人工知能）、ビッグデータやロボットを用いた技術革新は、これまでの産業革命とは大きく異なり、社会全体や生活に大きな変化をもたらしています。<br />
さらに近年、日本では第5次産業革命「Society5.0」が提唱されました。サイバー空間（仮想空間）とフィジカル空間（現実空間）を高度に融合することにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会を目指すというものです。<br />
日本でも少子高齢化や過疎化などさまざまな社会課題が生まれており、国民全体がこれらの課題解決に向けて本格的に取り組まなければいけない時期にあります。<br />
こうした背景から、それまでの教育とは大きく方向性が変わり、「教わることが大事な教育」から、「新たなイノベーションを起こす人材の育成」が必要となったのです。自ら学び、考え、行動できる子どもを育てていかなければなりません。※1、2</p>
<h3>STEAM教育への期待（学校教育に関して）</h3>
<p>第5次産業革命によりもたらされるのは「超スマート社会」です。今後、日本のように労働力人口の減少が危惧される国では、不足する労働力を科学技術で補う必要があります。21世紀の子どもたちが大人になるころには、現代社会にはない職業も生まれているでしょう。つまり、科学技術を上手に使いこなし、今までにはない価値観や知識、技術を持った労働者こそが、近い将来必要とされるようになるわけです。<br />
STEM／STEAM教育は、こうした社会に適応できる人材、新しいイノベーションを起こす人材を育成できると期待されています。※1、2</p>
<h2>STEAM教育に対する日本の現状</h2>
<p>ここで、日本におけるSTEAM教育の現状について見ていきましょう。<br />
文部科学省は、2017年に改訂された学習指導要領において、カリキュラム・マネジメントの充実によって教科同士をつなぐ学習の重要性を示しています。さらに、「学校教育におけるSTEAM教育等の教科等横断的な学習の推進」を公表し、小中学校から高等学校までの教育課程における方針を示しています。※1、3</p>
<p>実際の日本の教育現場では、これまでの授業に加えて、科学技術やITスキルの育成、実験などの生徒の探究心を刺激するような新しい授業が求められています。しかし、そこには課題も多くあります。</p>
<ul>
<li style="list-style-type: none;">
<ul>
<li>教師の指導力不足</li>
</ul>
</li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<ul>
<li style="list-style-type: none;">
<ul>
<li>教育現場でのICT化の遅れ</li>
</ul>
</li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<ul>
<li style="list-style-type: none;">
<ul>
<li>地域格差があり、教育環境もさまざまである</li>
</ul>
</li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<ul>
<li style="list-style-type: none;">
<ul>
<li>数学（算数）や理科への苦手意識のある子どももいる</li>
</ul>
</li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<ul>
<li style="list-style-type: none;">
<ul>
<li>音楽・美術などの芸術科目の授業数の削減が行われている</li>
</ul>
</li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<p>小さいころからIT技術に慣れ親しんでいる子どもに、教員側のスキルが追いついていないことも課題として挙げられます。特に、日本は諸外国に比べて教育現場でのICT化が遅れていることが指摘されています。2019年に閣議決定されたGIGAスクール構想によって、日本ではようやく小中学生に対し一人一台のタブレット端末が配布されることとなりましたが、まだ地域格差があることも事実です。また、STEAMのAを狭義の「芸術」と捉えると、日本の教育現場において音楽や美術といった教科の時間が減少傾向にあることも課題といえます。※3、4、5、6</p>
<p><a href="https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100oi8b00ngc7" rel="nofollow" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"><img decoding="async" src="https://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=0100oi8b00ngc7" alt="WonderBox" border="0" /></a></p>
<h2>幼児教育におけるSTEAM教材・プログラム</h2>
<p>ここまでにご紹介したように、これからの学校教育に深く関わっているSTEAM教育ですが、幼児教育の取り組みにおいても注目されています。<br />
幼児教育におけるSTEAM教材やプログラムの例として、論文を2本ご紹介します。</p>
<h3>【論文紹介1】「幼児教育における「まちづくり」を題材とした STEAM 教材の開発」 日本科学教育学会第45回年会論文集（2021）より</h3>
<p>4～5歳児の幼児を対象としたSTEAM教育として、子どもたちの身近な環境をテーマとした「まちづくり」を題材とした教材の開発に関する論文です。造形あそびをベースに、子どもたちが協同的に学ぶことができるよう工夫されており、さらに科学・技術・芸術・数学・工学に関係する体験を促すような仕組みが3つあります。</p>
<h4>個人制作</h4>
<p>さまざまな材料を使って子どもたちが作りたいものを作り、個人の希望を尊重して芸術・工学的な活動を支援します。制作物の構成や他人の作品との比較を通して、数学的な考え方に触れることができます。&lt;/</p>
<p>&gt;</p>
<h4>制作物の配置</h4>
<p>教員がマップを作成し、制作物を配置するように促します。地形的要素を追加して制約条件を設定し、現象の観察や解決のための工夫を行う機会を設けます。</p>
<h4>「まち」の観察</h4>
<p>できあがった「まち」をドローンやラジコンカーでさまざまな視点から観察し、子どもたちの達成感を共有すると同時に、テクノロジーに触れる機会を設けます。※7</p>
<h3>【論文紹介2】「幼児期から児童期の子どもを対象とした健康教育に関する一考察 STEAM 教育を取り入れた食育プログラムの検討」 日本科学教育学会第45回年会論文集（2021）より</h3>
<p>栄養素に関する食育教材として作成された、幼児向けの教材、小学校低学年向けの教材、小学校中学年向けの教材に関する論文です。各教材にはSTEAM教育の視点がすべて含まれています。特に、幼児向け教材はクイズ形式によって、「赤は体をつくるもとになる」「緑は体の調子を整える」「黄はエネルギーのもとになる」ということに気付き、理解を促す内容となっています。</p>
<p>STEAM教育の視点としては、食品には栄養としての役割があることを知る（Science：科学）、食品を３群に分類する、食事の必要量を把握する（Mathematics：数学）、食品の色と栄養素の分類が異なることに気付く（Arts：芸術・リベラルアーツ）、給食は複数の食品群の組み合わせであると知る（Technology：技術）といった要素が含まれていました。さらに、食品が３群で構成されていることを活用して給食の献立に関するクイズに答える（Engineering：工学）という活動も含まれていました。※8</p>
<h2>おうちできるSTEAM教育</h2>
<p>乳幼児に対するSTEAM教育が行われるのは、保育園や幼稚園だけではありません。自宅においてもSTEAM教育の観点で幼児教育を実施することができます。<br />
おうちでできるSTEAM教育で大事にしたいことは、「子どもが夢中になれる環境をつくる」ということです。子どもが夢中になれるのは、「自分の好きなことをしているとき」です。子どもがやりたいことを自由にやらせてあげながら、親は見守る姿勢を大切にしましょう。<br />
とはいえ、実際にSTEAM教育を受けてこなかった親世代では、なかなかイメージしにくいものかもしれません。STEAM教育の根底にあるのは「科目を横断した学問」なので、これは理科、これは算数というように、科目に捉われないことが重要です。</p>
<p>例えば、「自分のためのテーブルをつくろう」というテーマの場合、考えるべきことは多岐にわたります。</p>
<ul>
<li>子ども用のテーブルはどのようなものがある？　⇒　社会</li>
<li>今回のデザインはどうする？　⇒　図工、美術</li>
<li>材質は何を使う？　⇒　理科</li>
<li>材料の購入は予算内で収まる？　⇒　算数</li>
<li>どうやって作る？　⇒　技術、家庭科</li>
</ul>
<p>これらのことを夢中になって考えることができれば、子どもにとって「おうちでできるSTEAM教育」につながります。</p>
<p>では、どのようにして子どもが夢中になれる環境を作っていけばいいのか、具体的な例を挙げてご紹介します。※9，10</p>
<h3>一日の行動にSTEAM教育を取り入れる</h3>
<p>例1：朝の日課として植木の水やりをする<br />
⇒観察力を育み、植物の生態を学ぶ：理科</p>
<p>例2：買い物に行き、野菜や食材を選ぶ<br />
⇒産地による違いや、食材選択のコツなどを学ぶ：社会、家庭科<br />
※親の質問も加えながら、子どもの選択を尊重する。また、子どもの疑問にはヒントを与えるだけにとどめ、「考える」ことを妨げないこと</p>
<p>例3：調理を手伝う<br />
⇒食材の切り方、調味料の使い方などを学ぶ：家庭科、理科<br />
※「なぜこのように切るのか」「どれくらい加熱すればよいか」など、子どもと一緒に考えながら調理を行う</p>
<p>このほか、お休みの日は大きな公園や動物園、博物館などに出かけるのもよいでしょう。子どもの五感を刺激し、好奇心や知識欲を育むことにつながります。<br />
親が心がけるべきことは、「子どもの気付きをプラスする声かけ」です。子どもの質問に答えられないことがあっても、親が「一緒に調べる」ことで、子どもはたくさんの気付きを得ることができます。また、調べたことやわかったこと、実際に行動したことなどの記録を残し、振り返ることで新たな気付きにもつながります。<br />
そしてもう一つ大切なのが、子どもが夢中になったことを「アウトプットする場」を設けることです。調べた、わかった、で終わりにせず、家族や友人の前で発表する機会を設け、それにより賛辞を得ることができれば、子どもの遊び＝学びが定着し、さらなる学びへとつながっていきます。※9</p>
<h2>参考資料</h2>
<p><a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssej/45/2/45_93/_article/-char/ja/">※1 大谷忠. (2021). STEM/STEAM 教育をどう考えればよいか―諸外国の動向と日本の現状を通して―. 科学教育研究, 45(2), 93-102.</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssej/45/2/45_103/_pdf/-char/ja">※2 松松原憲治, 高阪将人. (2021). 我が国における教科等横断的な学びとしてのSTEM/STEAM教育の意義 各教科等の「見方・考え方」とBig Ideasに注目して. 科学教育研究, 45(2), 103-111.</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/20220518-mxt_new-cs01-000016477_00001.pdf">※3 文部科学省 STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進について</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/20200917-mxt_kyoiku01-000009959_4.pdf">※4 文部科学省 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会 第120回　資料3　STEAM教育への取り組み</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsei/35/3/35_3/_pdf">※5 堀田龍也. (2020). 超スマート社会に向けた我が国の初等中等教育の課題と学会活動への期待. 教育情報研究, 35(3), 3-14.</a><br />
<a href="https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a198256.htm">※6 衆議院 義務教育の音楽・美術等の芸術科目における授業時限数の減少に関する質問主意書</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssep/45/0/45_629/_article/-char/ja/">※7 江草遼平, 竹中真希子. (2021). 幼児教育における「まちづくり」を題材としたSTEAM教材の開発. 日本科学教育学会年会論文集, 45, 629-630.</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssep/45/0/45_549/_pdf/-char/ja">※8 石沢順子, 大貫麻美, 椎橋げんき, 奈良典子, 稲田結美, 佐々木玲子, 原口るみ. (2021). 幼児期から児童期の子どもを対象とした健康教育に関する一考察 STEAM教育を取り入れた食育プログラムの検討. 日本科学教育学会年会論文集, 45, 549-550.</a><br />
※9 中島さち子. (2022). 知識ゼロからのSTEAM教育. 幻冬舎.<br />
※10 デビッド・Ａ・スーザ、トム・ピレッキ 胸組虎胤(訳). AI時代を生きる子どものためのSTEAM教育. 幻冬舎メディアコンサルティング.</p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/012/">STEAM教育とは？特徴や必要とされる背景、日本の現状、おうちできることを紹介</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>最近注目されている「ギフテッド教育」とは？特徴や日本の現状を解説</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/010/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[岡部 美由紀]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 25 Mar 2023 01:28:25 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://dentworks.mixh.jp/pre-edu/?post_type=education&#038;p=207</guid>

					<description><![CDATA[<p>近年、日本でも子どもの才能を伸ばすことを目的とした「ギフテッド教育」が注目されています。どのような子どもを対象とした教育であり、どのような特徴があるのか、ギフテッド教育先進国と比較しながら日本におけるギフテッド教育の現状 [...]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-7583010511098439"
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<p>近年、日本でも子どもの才能を伸ばすことを目的とした「ギフテッド教育」が注目されています。どのような子どもを対象とした教育であり、どのような特徴があるのか、ギフテッド教育先進国と比較しながら日本におけるギフテッド教育の現状をご紹介します。</p>
<h2>ギフテッドとは</h2>
<p><figure>
<img decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_2_IQ-450x300.jpg" alt="" width="450" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-475" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_2_IQ-450x300.jpg 450w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_2_IQ-623x415.jpg 623w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_2_IQ-768x512.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_2_IQ-1536x1024.jpg 1536w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_2_IQ.jpg 1920w" sizes="(max-width: 450px) 100vw, 450px" /><br />
</figure>
</p>
<h3>ギフテッドってどういう意味？</h3>
<p>ギフテッドは、英語のgiftedからきている言葉で、「生まれつき才能のある」という意味があります。さまざまな才能をもって生まれたギフテッドの子どもに対して行う教育を「ギフテッド教育」と呼んでいます。ギフテッド教育は、それぞれのギフテッドの子どもが持つ能力を最大限に引き出すための教育です。※1</p>
<p>文部科学省では、ギフテッドという言葉は使わず、「特定分野に特異な才能」と示しており、その特定分野に特異な才能のある子どもに対して行う教育を「才能教育」と呼んでいます。この記事では、「才能教育」ではなく、広く知られている「ギフテッド教育」という言葉を使って説明します。※2</p>
<h3>ギフテッドの定義や判定基準はあるの？</h3>
<p>ギフテッドの子どもたちはどのようにして判定されるのでしょうか。<br />
実はギフテッドに関する一律の定義はなく、国によっても違います。ギフテッドの目安はIQ130以上といわれていますが、必ずしもIQ（知能指数）だけで判断されるものではありません。ギフテッド教育に先行的に取り組んでいるアメリカにおいても、IQや学問だけでは判断せず、IQテストでは測ることができない芸術や創造性、リーダーシップなどさまざまな領域の特定分野において優れた才能を持っている場合にもギフテッドの対象としています。IQは「ギフテッドではないか」という一つの判定の目安にすぎず、実際には包括的に判断されています。※2<br />
日本においても同様に、現在、ギフテッドの明確な判定基準はありません。※2</p>
<p>文部科学省では、ギフテッドと判定される子どもの特性を一例として挙げています。</p>
<ul>
<li>単純な課題は苦手だけど複雑で高度な活動が得意な子</li>
<li>対人関係は上手ではないが想像力が豊かな子</li>
<li>読み書きは困難だが芸術的な表現が得意な子 ※3</li>
</ul>
<p>このようにギフテッドの子どもの特徴はさまざまです。さらに、特異な才能と学習困難を併せ持つ子どももギフテッドに含まれ、2E（twice-exceptional）と呼ばれています。※2、3<br />
近年のギフテッド教育は、IQを基準に才能を伸長する教育（領域非依存的な教育）だけではなく、特定の分野に焦点を当てて行う教育（領域依存的な教育）や、2Eの子どもに対する教育（困難さをサポートしながら特異な才能を伸ばしていく教育）も含めた教育へと変化しています。※2
</p>
<h3>日本の現状</h3>
<p>これまで日本では、学校でギフテッドをどのように定義し、見いだし、その能力を伸ばしていくのかという話し合いが十分に行われてきませんでした。<br />
しかし、令和３年度から「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議」が設置され、議論が行われています。子どもや保護者たちにアンケートを行って、学校や学校外におけるギフテッドの事例を集め、ギフテッドによる困難事例や学校での支援内容などの把握に努めました。※2<br />
アンケートは、ギフテッドである児童・生徒本人に加えて、保護者、教師、支援団体職員、スクールカウンセラーなど808人を対象に行われ、980件の事例が寄せられました。<br />ギフテッドの事例としては、言語、数理、科学、芸術、音楽、運動、特定の事柄への強い関心、創造性、集中力、記憶力など多様です。彼らが学校で経験した困難さとして、以下のような回答が挙げられました。</p>
<ul>
<li>周囲に合わせなさいと叱られた</li>
<li>授業中は常に暇を持て余していた</li>
<li>授業中は周りに合わせるため、あえて発言を控え、わからないふりをしていた</li>
<li>難しい単語や話題を友人に話すことができない</li>
</ul>
<p>このように、授業中や学校生活に辛さを感じているようです。※4<br />
例えば、授業が退屈であるがゆえに席を立つ子どもがADHDと判断されることもありますが、ギフテッドの特性が発達障害と間違えられ、効果的な支援につながらないケースも少なくありません。※4<br />
国はアンケート結果などを踏まえ、ギフテッドに対する指導・支援を始めています。※2
</p>
<h2>ギフテッド教育の特徴</h2>
<p><figure>
<img decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_1_ギフテッド_子供の支援-402x300.jpg" alt="" width="402" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-472" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_1_ギフテッド_子供の支援-402x300.jpg 402w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_1_ギフテッド_子供の支援-556x415.jpg 556w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_1_ギフテッド_子供の支援-768x574.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_1_ギフテッド_子供の支援-1536x1147.jpg 1536w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/010_1_ギフテッド_子供の支援.jpg 1920w" sizes="(max-width: 402px) 100vw, 402px" /><br />
</figure>
<p>ギフテッド教育には次のようなメリットが挙げられます。</p>
<ul>
<li>才能あるがゆえに抱えている個々の困難さをサポートできる</li>
<li>優れた才能を引き出し、伸ばすことができる</li>
</ul>
<p>特定の学問や記憶力、創造力などの能力などが突出した子どもは、授業や学校生活に違和感があり、なじめないケースが少なくありません。ギフテッド教育は個々の困難さをサポートしながら、その子の才能に合ったカリキュラムで進めるため、学習意欲を低下させることなくさらに才能を発揮させることができます。</p>
<p>さらに、ギフテッド教育の特徴を、諸外国の例を挙げて説明します。
</p>
<h3>アメリカのギフテッド教育</h3>
<p>アメリカでは、1950年代からギフテッド教育が本格的に推進されました。1980年代以前は国の地位を高めるという目的で、「国家中心的」かつ「取り出し型（特定分野に特異な才能のある児童生徒を取り出して支援する）」の取組みが行われていましたが、現在は子どものさまざまなニーズに対応する「学習者中心的」な取組みに変わってきています。また、障がいの有無にかかわらず、すべての子どもを受け入れる教育「インクルーシブ型」の取組みも増えてきています。州や学区・学校によっても異なりますが、小学校・中学校・高等学校・大学への早期入学、飛び級なども行われています。※2
</p>
<h3>フィンランドのギフテッド教育</h3>
<p>フィンランドでは、ギフテッドに関する定義はありませんが、1990年代から多様性を尊重した教育を行ってきました。子どものニーズに応じた教育として、「学習者中心的」かつ「インクルーシブ型」の取組みが行われています。しかし、今はまだ個々の教師に任されている状況であり、国全体として体系的に行われているわけではないようです。またギフテッド教育に関する国民的議論はまだ行われていません。※2
</p>
<h3＞アジア諸国におけるギフテッド教育</h3＞


<p>韓国、シンガポール、中国などのアジア諸国では、「国家中心的」かつ「取り出し型」の教育が行われています。特に韓国には「英才教育振興法」があり、才能のある児童生徒を選抜して特別な指導が行われています。※2
</p>
<h3>日本にはギフテッド教育を受けられる学校がまだ少ない</h3>
<p>残念なことに、日本にはギフテッド教育を受けられる学校がまだ少ないのが現状です。アメリカのようにギフテッド教育を広く進めていくためには、ギフテッドを理解する教育関係者や医療専門家が増えることが必要です。また、ギフテッドの子どものなかには、特定の状況でしか才能を見せないケースや、高い才能を発揮することができるのにそれをオープンにしないケースなど、才能が隠れている場合もあります。才能を伸ばすためには、適切な環境とサポートが不可欠です。ギフテッド教育の意味や内容が広く浸透し、ギフテッドの子どもたちが思いきり学べる環境が早急に整備されることに期待します。※5
</p>
<h2>ギフテッド教育に対応した取組み</h2>
<p>最後に、日本におけるギフテッド教育の実例をご紹介します。1999年4月に設立された翔和学園は、もともと18歳以上の教育的支援を必要とする若者たちが社会的自立をめざすための学校でしたが、2004年に高等部が、翌2005年には小中学部が開設され、一貫した特別支援教育が行われています。翔和学園はギフテッド２E教育にも力を入れており、IQが高く才能が突出しているけれどもさまざまな困難さのために学校生活の枠組みになじめなかった子どもたちが、のびのびと活躍しています。</p>
<h3>ギフテッド2E教育を行う翔和学園</h3>
<p>翔和学園の掲げる教育の目的は、「人間の生きていく気力を育てる」ことです。学園長である伊藤寛晃氏によれば、発達障害やそれに類似する苦手さを持つ若者が社会に出ていくためには、彼らに青春時代の思い出をたくさん刻んでもらうことが大事であるといいます。※6</p>
<p>翔和学園のギフテッド2E教育では、障害ばかりが注目されて才能を伸ばす機会を失った子どもたちに十分な学習の機会を与えていくことを目的としており、発達障害や苦手な部分だけを支援するのではなく、能力を活かし、伸ばしていくことを重視して教育を行っています。※6
</p>
<h2>参考資料</h2>
<p>
※1 南出康世(編集). (2014). ジーニアス英和辞典第5版. 大修館書店.<br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/202112017-mxt_kyoiku02-000019034-001.pdf">※2 文部科学省 特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有職者会議 論点整理（案）</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/mext_01512.html">※3 文部科学省 ５．児童生徒の発達の支援</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/content/20211105-mext_kyoiku02-000018576_01.pdf">※4 文部科学省 特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有職者会議アンケート結果まとめ</a><br />
<a href="https://u-gakugei.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&#038;item_id=42738&#038;item_no=1&#038;attribute_id=21&#038;file_no=1">※5 村山拓. (2021). 米国におけるギフテッド教育に関する特性把握と対応をめぐる議論の特徴. 東京学芸大学紀要. 総合教育科学系, 72, 191-197.</a><br />
<a href="https://showa-gakuen.net/gifted">※6 翔和学園 ギフテッド</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/010/">最近注目されている「ギフテッド教育」とは？特徴や日本の現状を解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>早期教育とは？メリットやデメリット、種類、注意点について解説</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/008/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[岡部 美由紀]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 25 Mar 2023 00:12:47 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://dentworks.mixh.jp/pre-edu/?post_type=education&#038;p=203</guid>

					<description><![CDATA[<p>早期教育は、教育意識の高まりや受験戦争の低年齢化などを背景に今注目されています。早期教育のメリットとデメリットをご紹介し、さまざまな習い事の種類や、早期教育を実施する場合の注意点についてもご説明します。 早期教育とは 早 [...]</p>
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<p>早期教育は、教育意識の高まりや受験戦争の低年齢化などを背景に今注目されています。早期教育のメリットとデメリットをご紹介し、さまざまな習い事の種類や、早期教育を実施する場合の注意点についてもご説明します。</p>
<h2>早期教育とは</h2>
<h3>早期教育とはどんな教育？</h3>
<p>早期教育とは、胎児から小学校入学前に行う教育のことです。脳が柔軟な幼い時期に教育することで子どもの好奇心を促し、高い知識や技術を得た優れた人間を育てるという理念に基づいて行われます。※1、2<br />
多くは市販の教材を使ったり、幼児教室に通ったりしながら知識や技術を得ます。近年では小学校入学前から英語教育を行う家庭も多く、未就学児を対象とした体操教室やリトミック、サッカーなどのスポーツ教室も増えています。※1<br />
また受験戦争の低年齢化の影響により早期教育に力を入れる家庭も多く、「早期教育」は注目を浴びています。※1
</p>
<h3>早期教育と幼児教育との違い</h3>
<p>早期教育とよく似た言葉に「幼児教育」というものもあります。<br />
幼児教育は、幼稚園や保育園、家庭、地域などのあらゆる環境において学ぶ教育のことです。日常生活や遊びなどを通して子どもの可能性を引き出し、将来にわたる学習の基礎づくりを目的としています。※3<br />
一方、早期教育は子どもに多くの知識やスキルを身につけさせることを目的としています。そのため早期教育では、大人は自らの働きかけに対して子どもの反応を強く期待してしまう傾向にあります。※2
</p>
<h3>早期教育が求められる理由</h3>
<p>多くの親が早期教育に注目する理由はいくつかあります。※1</p>
<ul>
<li>学校教育への不安や不備</li>
<p></p>
<li>子育ての不安や自信のなさ</li>
<p></p>
<li>一人一人の子どもに対する期待の向上</li>
<p></p>
<li>個々の能力を最大限に引き出したい</li>
<p></p>
<li>金銭的なゆとりが生まれた</li>
<p>
など</p>
</ul>
<p>このように、早期教育の背景には親の不安解消のほか、子どもの可能性を最大限引き出したいという思いがあると考えられます。特に英語教育においては発音やヒアリング、音楽においては絶対音感など、幼いころから取り組むことが有効である場合もあります。※1
</p>
<h2>早期教育のメリット</h2>
<p>早期教育にはさまざまなメリットがありますが、主なものを3つ挙げます。</p>
<ul>
<li>早くから習うほど自然と身に付きやすい</li>
<p></p>
<li>うまくいけば得意分野となり自信へとつながる</li>
<p></p>
<li>親と子が触れ合う時間が増える</li>
<p>
</ul>
<p>子どもは胎児のときからさまざまな能力を備えています。脳の発達スピードも速く、多くのものを吸収しやすい時期でもあるため、その時期に刺激を与えることは有効であるといわれています。早期教育は脳を鍛え、脳の発達を促進させることにつながります。早くから取り組むほど、自然に身に付きやすいというメリットもあります。※1<br />
いまや英語は小学校の授業でも行われていますが、乳幼児期から取り組んでいると、小学校や中学校の授業に遅れることは少なくなります。その結果楽しく学ぶことができるため、スキルも向上し、得意分野となりやすいと考えられます。授業に追いつけない教科があると、子どもの学ぶ意欲は薄れ、苦手教科になりやすいです。※1<br />
早期教育を通して親と子が触れ合う時間が増え、親子の絆が深まるというメリットもあります。※1、2
</p>
<h2>早期教育のデメリット</h2>
<p>早期教育にはメリットがありますが、じつはデメリットもあります。3つ例を挙げます。</p>
<ul>
<li>子どもの「本来の遊び」が少なくなる</li>
<p></p>
<li>自発性や思考力、創造力が抑圧される</li>
<p></p>
<li>早期教育費用をかけ過ぎると将来の生活が苦しくなる可能性がある</li>
</ul>
<p>ここでいう子どもの「本来の遊び」というのは、自発的・主体的に行う遊びのことです。子どもが自ら作り上げていく遊びは思考力や判断力が身に付きます。また集団遊びによってコミュニケーション力や協調性、社会性なども育むことができます。※1、2<br />
しかし、早期教育によって「準備された（受動的な）遊び」を経験している子どもは自分で考えることが少ないため、自発性や思考力、創造性が抑圧される可能性があります。※1、2<br />
また、子どもの早期教育に熱中するあまり費用をかけ過ぎてしまうことで、本来必要な生活費や子どもの将来にかかる教育費などが足りなくなったり、自分たちの老後生活が苦しくなったりする可能性も考えられます。※1<br />
早期教育を始める際は、これらのデメリットがあることを理解したうえで、親も子も無理のない範囲で行うことが大切です。
</p>
<h2>早期教育の種類</h2>
<p>では、早期教育の一環として子どもたちが実際にどんな習い事をしているか見てみましょう。<br />
株式会社バンダイが行った「子どもの習い事に関する意識調査」（習い事をしている3～6歳の未就学児童と小学生の子どもを持つ親700人を対象）をまとめてみました。<br />
子どもに人気の習い事は1位から順に、「水泳（41.0％）」「学習塾（27.0％）」「ピアノ（24.9％）」「英会話（22.0％）」となっており、「習字」「体操・新体操」「サッカー」「そろばん」「ダンス」「テニス」なども続いています。※4<br />
文部科学省が発表した「早期教育等の状況について」という資料においても、「習い事の種類（1歳児～6歳児）」という項目で以下のような習い事があることがわかります。※5</p>
<p>学習系：通信教育、英会話教室、一括購入教材、学習塾、習字、そろばんなど<br />
運動系：水泳、スポーツクラブ・体操、バレエ・リトミックなど<br />
芸術系：ピアノ、バイオリン、絵画など</p>
<p>また、習い事を始める時期は「小学校入学前」が約5割を占めており、特にスポーツ系の習い事は早いうちから始めるご家庭が多いようです。習い事を始めるきっかけは「親の意向で始めた」が約6割、理由は「体力づくり・運動能力向上のため」という意見が多くありました。※4
</p>
<h2>早期教育の注意点</h2>
<p>メリットもデメリットもある早期教育ですが、実際に始めるにあたっての注意点を3つ挙げます。</p>
<h3>子どもの自発的な発達を妨げてしまわないよう、見守ることも大切</h3>
<p>子どもの自発性・主体性を無視した強制的な指導や訓練、競い合いは、逆に子どもの能力を損ねてしまう可能性があります。親が子どもに対し一方的に刺激を与え続けることはできるだけ避け、子どもの自発的な発達を見守ることも大切です。自発性や自主性、創造性が失われると、何に対しても受け身の姿勢になってしまう可能性があります。親は子どもの「心が育つ過程」を大事にしながら教育することが必要です。※1、6、7</p>
<h3>子どもを追い込むような過度な早期教育はしない</h3>
<p>早期教育は将来の見返りを期待して行われることが多く、手段や方法がエスカレートしがちです。子どもの時間を奪ってしまう場合もあるので、子どもを追い込んでしまわないよう注意しましょう。※7</p>
<h3>自己肯定感や自分らしさを大切に、子どもが楽しく学べる工夫を</h3>
<p>親の期待に応えようとする子どもが増え、親の期待や評価を気にするあまり、幼児期に育まれる自己肯定感や自分らしさを失ってしまう可能性があります。無理やりやらせるのではなく、子どもが意欲をもって楽しく学べるように工夫しましょう。※1
</p>
<h2>発達段階や家庭の環境に合わせた無理のない早期教育を</h2>
<p>早期教育を始めるなら、子どもの発達段階に合わせた教育内容で、無理なく行いましょう。また、子どもが楽しく安心して学べるような環境を整えてあげましょう。親は子どもとしっかりコミュニケーションをとり、子どもの育つ能力を妨げないように関わっていくことが大切です。※1、2、6、7
</p>
<h2>参考資料</h2>
<p>
<a href="https://www.nakamura-u.ac.jp/~hashimot/members/papers/Vol3/Vol3-1.pdf">※1 長尾みゆき, 村上昌美, 元木順子, 早期教育について. (2011). 中村学園大学短期大学部「幼花」論文集. (3), 1-7.</a><br />
<a href="https://www2.gsis.kumamoto-u.ac.jp/study/soturon/98h/sumo.pdf">※2 須森りか. (1999). 早期教育が幼児の発達に与える影響と今後の在り方. 東北学院大学教養学部総合研究論文.</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1395402.htm">※3 文部科学省 第2節 幼児教育の意義及び役割</a><br />
<a href="https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question252.pdf">※4 株式会社バンダイ 「子どもの習い事に関する意識調査」結果</a><br />
<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo5/gijiroku/06112715/003.htm">※5 文部科学省 早期教育等の状況について</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj/59/0/59_253/_pdf">※6 繁枡算男, 内田伸子, 酒井邦嘉, 中室牧子, (2020). 早期教育の光と影. 教育心理年報. (59) .253-264.</a><br />
※7 小西行郎(著). (2004). 早期教育と脳. 光文社新書.</p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/008/">早期教育とは？メリットやデメリット、種類、注意点について解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>モンテッソーリ教育とは？敏感期や5領域、メリット、「おうちモンテッソーリ」、おすすめ教具4選を紹介</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/006/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[原 由希奈]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Mar 2023 15:04:33 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://dentworks.mixh.jp/pre-edu/?post_type=education&#038;p=199</guid>

					<description><![CDATA[<p>子どもの個性や才能を伸ばす「モンテッソーリ教育」。シュタイナー教育と並んで英才教育のイメージが強いものの、具体的にどのような内容なのか、またモンテッソーリ教育を受けた子どもたちがどう育つかについては、あまり知られていませ [...]</p>
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<p>子どもの個性や才能を伸ばす「モンテッソーリ教育」。シュタイナー教育と並んで英才教育のイメージが強いものの、具体的にどのような内容なのか、またモンテッソーリ教育を受けた子どもたちがどう育つかについては、あまり知られていません。</p>
<p>この記事では、モンテッソーリ教育の歴史や基本的な考え方、おうちでできるモンテッソーリ教育の例や、「教具」と呼ばれる代表的な教材を紹介します。</p>
<h2>イタリア生まれのモンテッソーリ教育</h2>
<p>モンテッソーリ教育は、ローマ大学医学部でイタリア初の女性医学博士を取得した、マリア・モンテッソーリが考案した教育法です。1907年、貧困層向けの保育施設「子どもの家」の監督を務めることになったモンテッソーリが、同園での実践をもとに発展させてきました。</p>
<p>第一次ブームは1909〜1915年ごろ、日本では大正時代に広まりました。一時は当時の教育改革者たちの批判を受け衰退したものの、アメリカでは1950年代末、日本では1960年代半ばに再びブームが到来したといわれています。※1<br />
今では世界110か国以上、日本全国に120以上のモンテッソーリ教育実践園が存在します。※2</p>
<p>モンテッソーリ教育の理念は、「子どもは本来自己を教育する力（＝自己教育力）をもっていて、発達段階にふさわしい環境を整えることで、その潜在能力が開花するのを援助する」というものです。日本の一般的な教育では大人が教える内容を決めますが、モンテッソーリ教育には「上の者が下の者へ」という考え方がありません。子どもは未熟者ではなく、自己教育力をもっており、大人の役目はそれを理解して援助することだと考えられています。※3</p>
<p>モンテッソーリ教育を受けた著名人には、日本では将棋棋士の藤井聡太氏、世界ではApple創業者のスティーブ・ジョブズ氏、Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏、アンネ・フランク氏やオバマ元大統領といった錚々たる人物が名を連ねます。</p>
<h2>モンテッソーリ教育の軸は「敏感期」と「お仕事」</h2>
<p>モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。※4</p>
<p>そのために「敏感期」が重視されています。敏感期とは、もともとはオランダの生物学者ド・フリース（1848～1935）が注目した「生き物には幼少期に、一定のことに対して感受性がとくに敏感になる時期がある」という時期です。モンテッソーリは、人間にも敏感期があることを見出しました。</p>
<p>モンテッソーリ教育では発達段階の特徴に応じて、0～3歳までを前期、3～6歳までを後期として分けており、言語や秩序、運動などに対してさまざまな敏感期が表れるとしています。特に、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の5つがほぼ完成される3～6歳の時期に五感をよく使うことが、将来的に高い専門性や芸術性、道徳性の土台になるとモンテッソーリ教育では考えられています。</p>
<p>敏感期を有効に活用するためには、“物的環境”と“人的環境”が不可欠です。※3<br />
「教具」もその一つ。教具はモンテッソーリ教育では“教材”のような立ち位置で、大人が生きるために働くことと、子どもの発達のための活動は同じという考えから、教具に触れる時間は「お仕事」と呼ばれています。
</p>
<h2>モンテッソーリ教育の「5領域」とは</h2>
<p>モンテッソーリ教育における「お仕事」には、次の5つの領域（分野）があります。</p>
<ul class="listindex">
<li><a href="#listindex01-1">日常生活の練習（運動）の領域</a></li>
<li><a href="#listindex01-2">感覚教育の領域</a></li>
<li><a href="#listindex01-3">言語教育の領域</a></li>
<li><a href="#listindex01-4">算数教育の領域</a></li>
<li><a href="#listindex01-5">文化の領域</a></li>
</ul>
<h3 id="listindex01-1">日常生活の練習（運動）の領域</h3>
<p>自立した生活を送るための知識や技能、態度を養うもので、モンテッソーリ教育の土台です。「机をふく」「洗濯をする」など、大人が日常的にしていることを1人でできるようにします。</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/009/">なぜ幼児期の運動は大切なの？幼児期運動指針や運動遊び、モンテッソーリ教育における運動の敏感期について解説</a>
</p>
<h3 id="listindex01-2">感覚教育の領域</h3>
<p>感覚を研ぎ澄ませるための教具遊びのこと。「円柱差し」や「幾何タンス」、「構成三角形」や「長い棒」などが感覚教具と呼ばれています。</p>
<h3 id="listindex01-3">言語教育の領域</h3>
<p>あいさつや問いかけ、読み聞かせ、コミュニケーションなどであり、生後すぐに始まります。2歳以降は、「鉄製はめこみ」や「砂文字盤」、「移動五十音」や「物と名前のカード」などの教具も用います。</p>
<h3 id="listindex01-4">算数教育の領域</h3>
<p>基本的に3歳から始まり、「算数棒」や「砂数字版」、ビーズなどを使って数の概念を培います。</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/020/">子どもに数を教える方法とは？数の概念や効果的な遊び、モンテッソーリ教育における数の教え方について解説</a>
</p>
<h3 id="listindex01-5">文化の領域</h3>
<p>3歳以降、地図や地球儀、動物や植物、飼育や園芸、採集などを通して、自分たちが暮らす世界について体感します。</p>
<p>「お仕事」は上記だけにとどまりません。園行事やお集まり、給食の準備や音楽、お絵描きや散歩も、上に挙げた5領域をさらに洗練する場として大切にされています。さらに、モンテッソーリ教育では、「どんなことにも選ぶ要素を与える」ため、子どもたち自らが遊びの種類や、給食で自分の食べる分量を決めます。※3
</p>
<h2>自宅でできる「おうちモンテッソーリ」</h2>
<p>5領域はモンテッソーリ実践園などで行われますが、モンテッソーリ園が近くにない、またはお子さまがすでに小学生以上の場合は、自宅で取り入れることもできます。とくに、子どもが「自分は自立したひとりの人間なのだ」と自信をもつための「日常生活の練習（運動）の領域」は、家庭でも取り入れやすいものばかりです。年齢別には、次のようなものが挙げられます。※5</p>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>年齢</th>
<th>家庭でも取り入れやすいもの</th>
</tr>
<tr>
<th>0歳</th>
<td>野菜・果物・花などの匂いをかぐ・触る、大人が身の回りのものを紹介する、コップで飲む、手づかみで食べる</td>
</tr>
<tr>
<th>1歳</th>
<td>ゴミをゴミ箱に入れる、カーテンを開ける、食器を片づける、野菜などを冷蔵庫に入れる、みかんの皮をむく、野菜の水切り、バナナをバターナイフで切る</td>
</tr>
<tr>
<th>2歳</th>
<td>ほうきで掃く、花瓶に花を生ける、トングでよそう、洗濯物を干す、鏡を見て服を正す、洗車する、植物の種や苗を植える</td>
</tr>
<tr>
<th>3～4歳</th>
<td>ぞうきんがけ、アイロンをかける、お風呂掃除、食器洗い、食卓の準備や片づけ、机や椅子を運ぶ、お茶を注ぐ</td>
</tr>
<tr>
<th>5～6歳</th>
<td>お弁当箱に食べものを詰める、身じたく（カバンに持ちものを入れる）、体温を測る、料理をする、縫いもの・編みもの</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>一方、おうちでモンテッソーリ教育を取り入れる際には気をつけたいことが4点あります。※4</p>
<h3>対象を一つだけ決める</h3>
<p>子どもに教えたい行為を一つに絞り、その行為だけに注意を向けさせる。ほかのものは極力、子どものまわりに置かない。</p>
<h3>動作を分析し、順序立てる</h3>
<p>まずは大人がその動作をよく分析し、各部分がどうなっているかを子どもに見せながら、正確にゆっくり、順を追って実行する。</p>
<h3>難しいところをはっきりさせる</h3>
<p>大人がやっても難しい部分や、子どもがかならず行き詰まる部分を見極め、とくに丁寧にくりかえし見せる。</p>
<h3>動作を見せる間は、言葉を使わない</h3>
<p>言葉で説明せず、黙ってやって見せる。子どもは「そうすればできるんだ！」と感じることができる。その後、言葉で説明する。</p>
<p>モンテッソーリの言葉に、「教えながら、教えなさい」というものがあります。大人はとっさに手や口を出したくなりますが、すると子どもの心は萎縮する。やり方を教えたあとは、基本的に自由にさせるのがよい、という意味だそうです。
</p>
<h2>モンテッソーリ教育のメリットは「自立した子ども」になること</h2>
<p>モンテッソーリ教育のメリットには、主に次の6つがあります。</p>
<ol>
<li>自分の考えをもち、他人の意見に流されない子どもになる</li>
<li>善悪の判断がきちんとできるようになる</li>
<li>時間を効率よく使うようになる</li>
<li>礼儀正しく育つ</li>
<li>授業を集中して聞き、その時間で理解するようになる</li>
<li>問題解決能力が身につく</li>
<ol>
<p>上記は、モンテッソーリ教育を受けた子ども延べ1,000人を対象に、1999～2009年の10年間にわたって調査した研究でみられた成果です。※6</p>
<p>またこれらは、近年注目されている「非認知能力」というスキルにも共通します。非認知能力とは肉体的・精神的な健康や根気強さ、意欲や自信のことで、非認知能力の高さは成績や学歴、社会人になってからの雇用形態、年収に比例するともいわれています。※7
</p>
<h2>モンテッソーリ教育の代表的な教具4選</h2>
<p>
モンテッソーリ教育の教具は、フランスの医師エドゥアール・セガン（1812～1880）が知的障害児向けに開発したおもちゃ（教具）に由来します。セガンの教具は長い間注目されてきませんでしたが、ブルヌヴィル（1840～1890）という医師が注目したことで、「セガン教具」として世に広まりました。モンテッソーリはセガン教具に大きな刺激を受け、改良と改善を重ねて、普通児向けの「モンテッソーリ教具」を作ったそうです。</p>
<p>ここではそんなモンテッソーリ教具のなかで、代表的な4つを紹介します。※1
</p>
<h3>触覚板</h3>
<p>
<a href="https://item.rakuten.co.jp/violinjp/grading/?scid=af_pc_etc&#038;sc2id=af_113_0_10001868&#038;gclid=CjwKCAjw2f-VBhAsEiwAO4lNeLe3sgWlAv02aiveBe7i__OFuUfYLAH5slRaKKEHyAKj0FasXaIEGxoCnCwQAvD_BwE&#038;icm_agid=&#038;icm_cid=17549940929&#038;icm_acid=255-776-8501&#038;iasid=wem_icbs_">触覚板</a></a></p>
<p>触覚板は子どもの触覚を洗練するために開発されたもので、砂紙（ザラザラ）と木地（ツルツル）の面が交互に貼ってあります。</p>
<p>セガンは「触覚」が五感の第一であり、ほかの感覚はその変形にすぎないと考え、現在の触覚板の原型となる教具を開発しました。モンテッソーリはさらにそれを発展させ、見ることは「読み」の準備、触れることは「書き」の準備だと考えたのです。触覚板によって書くための準備をすると同時に、視覚・聴覚によって「読み」を鍛えることを目指しました。
</p>
<h3>赤い棒</h3>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/violinjp/redrod/?scid=af_pc_etc&#038;sc2id=af_113_0_10001868&#038;icm_acid=255-776-8501&#038;gclid=CjwKCAjw2f-VBhAsEiwAO4lNeJQA-c8f0kxs72El2AZIGwyC2qValGJ6kkJ2YHq39zdxZLOpHZl8qhoCWlMQAvD_BwE&#038;icm_cid=17549940929&#038;iasid=wem_icbs_&#038;icm_agid=" rel="nofollow sponsored ">赤い棒</a></a></p>
<p>長さの概念を視覚的に理解する目的でつくられた「赤い棒」。断面は2.5cm×2.5cm、長さは10cmから1mまで、10cm刻みの10本で構成されています。感覚領域で用いられるモンテッソーリ教具であり、セガン教具の「物差し」が由来だといわれます。</p>
<p>モンテッソーリはこの赤い棒からさらに「茶色の階段」や「算数棒」などの教具を思いつき、子どもたちに算数の基礎を無理なく身につけさせたそうです。</p>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/montessori/k009" rel="nofollow sponsored ">茶色の階段</a></p>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/violinjp/numberrods_small/" rel="nofollow sponsored ">算数棒</a>
</p>
<h3>平面はめこみ</h3>
<p><a href="https://www.amazon.co.jp/shopparadise-%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AA-%E3%82%B8%E3%82%B0%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%91%E3%82%BA%E3%83%AB-%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC-%E5%B0%B1%E5%AD%A6%E5%89%8D%E3%81%AE%E6%95%99%E8%82%B2%E7%8E%A9%E5%85%B7/dp/B08PVHH77M/ref=sr_1_13?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=3K1ES4O9SBT1Q&#038;keywords=%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AA+%E5%9E%8B%E3%81%AF%E3%82%81+%E5%B9%BE%E4%BD%95%E5%AD%A6&#038;qid=1656774598&#038;s=toys&#038;sprefix=%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AA+%E5%9E%8B%E3%81%AF%E3%82%81+%E5%B9%BE%E4%BD%95%E5%AD%A6%2Ctoys%2C203&#038;sr=1-13" rel="nofollow sponsored ">平面はめこみ</a></p>
<p>視覚で“平面図形”を認識させるセガン教具の「型はめ色合わせ」を継承した、モンテッソーリ教具の「平面はめこみ」。形からは視覚を、指で枠に触れることからは触覚を研ぎ澄ませることができます。また、図形を置く際にサイズの一致や間違いに気づく体験は、自己教育に繋がると考えられています。
</p>
<h3>幾何学立体</h3>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/violinjp/geometricsolids/?scid=af_pc_etc&#038;sc2id=af_113_0_10001868&#038;iasid=wem_icbs_&#038;icm_acid=255-776-8501&#038;gclid=CjwKCAjw2f-VBhAsEiwAO4lNeHcvUVxzSsIksha3dwDmxESWd2uI40hdnrVYiT8QWwyVR_BouqgUPxoCidgQAvD_BwE&#038;icm_agid=&#038;icm_cid=17549940929" rel="nofollow sponsored ">幾何学立体</a></p>
<p>自然界に存在するものや形を視覚で認識させる「幾何学立体」。青色の球や立方体、円錐、角錐などを平面に置いて比較し、“立体の投影面である平面図形”を見つけることが目的です。</p>
<p>子どもが平面から立体をイメージしやすいよう、幾何学立体には「投影板」がついています。立体を認知することは、自然界のより複雑な形を認識する能力に発展すると考えられています。
</p>
<h2>「非認知能力」がもたらす良い影響</h2>
<p>モンテッソーリ教育の目標は、「教具」を通して子どもの五感を研ぎ澄ませ、自立した、生涯学び続ける子どもを育てることです。しかしながら、お父さん・お母さんのなかには学力や成績につながるのか心配する方もいるかもしれません。</p>
<p>モンテッソーリ教育で育まれる非認知能力は、近年文部科学省も重要視しているスキルで、学校教育にも少しずつ浸透しています。モンテッソーリ教育を通して算数の基礎や学ぶ意欲が身につくため、たとえすぐには成績に結びつかなくても、将来的に学力や社会性の高いお子さまになる可能性があります。</p>
<p>ただ現状の日本は、モンテッソーリ実践園は全国にあっても、学校教育においては受け皿がほとんどありません。まずは、おうちモンテッソーリやモンテッソーリ教具を日常的に取り入れ、ご家庭の方針やお子さまの性格に合っていれば継続するとよいでしょう。</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/007/">非認知能力とは？ペリー就学前プロジェクトや非認知能力を育てる方法、家庭での伸ばし方について解説</a>
</p>
<h2>参考資料</h2>
<p><a href="https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/26910/aes19-031.pdf">※1 竹田康子　モンテッソーリ教具の歴史的変遷　大阪大学教育学年報. 19 P.31-P.48　2014-03-31</a><br />
※2 <a href="https://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/pdf/jissen_zenkoku_190409.pdf">日本モンテッソーリ教育綜合研究所　モンテッソーリ教育実践園リスト</a><br />
<a href="https://core.ac.uk/download/pdf/229036609.pdf">※3 長田勇・立田佐武朗・小松広子・立田千陽子・山根悦子・堀澤理恵・岩崎桂子　モンテッソーリ教育の核心　小池学園研究紀要 No.12　2014-03-25</a><br />
※4 相良敦子　お母さんの「敏感期」　モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる　文藝春秋　2007-8-10<br />
※5 北川真理子　いちばんていねいな はじめてのおうちモンテッソーリ　KADOKAWA　2021-10-27<br />
<a href="https://do-bunkyodai.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&#038;active_action=repository_view_main_item_detail&#038;item_id=749&#038;item_no=1&#038;page_id=28&#038;block_id=48">※6 金丸雅子　非認知能力の育成におけるモンテッソーリ教育の有効性－幼稚園教育要領の改訂にあたって－　北海道文教大学研究紀要　第 42 号　2018-01</a><br />
<a href="https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/52003/files/edu_58_03.pdf">※7 西田季里、久保田（河本）愛子、利根川明子、遠藤利彦　非認知能力に関する研究の動向と課題　東京大学大学院教育学研究科紀要　第58巻　2018</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/006/">モンテッソーリ教育とは？敏感期や5領域、メリット、「おうちモンテッソーリ」、おすすめ教具4選を紹介</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>シュタイナー教育とは？特徴やメリット、デメリット、おすすめの教材を紹介</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/005/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[原 由希奈]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Mar 2023 08:56:45 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>英才教育のイメージが強いシュタイナー教育。一方、その具体的なカリキュラムや特徴は、あまり知られていないかもしれません。じつはシュタイナー教育は、英才教育とはいっても、テストや通知表がないことをご存じでしょうか？ この記事 [...]</p>
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<p>英才教育のイメージが強いシュタイナー教育。一方、その具体的なカリキュラムや特徴は、あまり知られていないかもしれません。じつはシュタイナー教育は、英才教育とはいっても、テストや通知表がないことをご存じでしょうか？<br />
この記事では、シュタイナー教育のメリットや事前に知っておいたほうがよいデメリット、カリキュラムの特徴やおすすめの教材を紹介します。</p>
<h2>シュタイナー教育とは</h2>
<p>シュタイナー教育とは、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナー（1861～1925）が提唱した、「すべての子どもはユニークな個性をもって生まれてくる」という理念を基にした教育法です。ルドルフ・シュタイナーはドイツを代表する文豪・ゲーテの研究者でもあり、「アントロポゾフィー（人智学）」という思想を確立するなど、教育をはじめ、農業や経済などさまざまな分野で研究と実践を行った人物です。</p>
<p>ルドルフ・シュタイナーは1919年、ドイツに世界初のシュタイナー学校である「自由ヴァルドルフ学校」を設立しました。以降、シュタイナー教育は世界中に広まり、現在は世界70か国に1,200以上の学校と、59か国に1,900以上の幼稚園があります※1。</p>
<p>日本や海外にもシュタイナー教育を受けた著名人はたくさんいます。日本では斎藤工さんや村上虹郎さん、海外では女優のサンドラ・ブロック氏、ポルシェデザイン創業者のフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ氏、アメリカン・エキスプレス元CEOのケネス・シュノールト氏などが有名です※2。
</p>
<h2>シュタイナー教育の特徴</h2>
<figure><img decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/pixta_68636787_XL_シュタイナー教育の素数の糸掛け-1-600x300.jpg" alt="シュタイナー教育の素数の糸掛け" width="600" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-1193" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/pixta_68636787_XL_シュタイナー教育の素数の糸掛け-1-600x300.jpg 600w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/pixta_68636787_XL_シュタイナー教育の素数の糸掛け-1-768x384.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/03/pixta_68636787_XL_シュタイナー教育の素数の糸掛け-1.jpg 800w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>
<p>シュタイナー教育は、「人は7年ごとに成長し、それぞれの発達課題がある」という考え方から、7年周期で区切られています※3。0〜7歳では「からだ」や「意志」、7〜14歳では「こころ」や「感情」、14〜21歳では「あたま」や「思考」を育てることを重視し、21歳を過ぎたあとも、一生にわたって成長課題があると考えられています※3。</p>
<p>シュタイナー学校のカリキュラムには、国語や算数といった一般科目のほかに、特徴的な科目がいくつかあります。「オイリュトミー」と「フォルメン線描（せんびょう）」がその代表です。</p>
<p>オイリュトミーとは、言葉の子音や母音、音楽のメロディーやリズム・拍子・動きを、体全体を使って表現するアートです※4。フォルメン線描では、直線や曲線、幾何学模様を描くことによって集中力をつけ、文字や幾何学の基礎を身につけます※5。</p>
<p>テストや通知表がないのも特徴です。それは、シュタイナー教育の目的試験で高得点を取れる知識を身につけさせることではなく、“全人（ぜんじん）”としての人間を育むことだからです※6。
</p>
<h2>日本におけるシュタイナー教育</h2>
<p>シュタイナー教育が日本に浸透しはじめたのは、1970～80年代でした。1987年には、日本初のシュタイナー学校として「東京シュタイナーシューレ」が東京都内に設立されています。</p>
<p>現在は日本全国に7つのシュタイナー学校と60のシュタイナー園（日本シュタイナー幼児教育協会の加盟園）があるものの、公教育にシュタイナー教育が浸透しているとまではいえません。学校については、7校のうち学校法人は2校にとどまり、ほかはフリースクールかNPO法人となっています※7。
</p>
<h2>シュタイナー教育のメリット・デメリット</h2>
<p>シュタイナー教育の主なメリットには、次の3つがあります。</p>
<ol>
<li>感性が豊かになる</li>
<li>自ら道を切り開き、生きる力が身につく</li>
<li>将来的に学力の高い子どもに育つ可能性がある</li>
</ol>
<p>シュタイナー教育には、音楽や工作、手あそびや歌、水彩画やフォルメン線描など、子どもの感性を育むカリキュラムが豊富です。そのため一般の学校に比べて、お子さまの感性が豊かになる可能性があるといえるでしょう※8。</p>
<p>また、100年近く実践されてきた卒業生調査の結果では、シュタイナー学校の卒業生の多くは学力が高く、他者への共感に優れ、リーダーシップやコミュニケーション力のある大人へと成長していることがわかっています※9。自ら道を切り拓く意志と「学ぶ意欲」が土台にあるため、テストや通知表がなくても結果的に学力の高いお子さまに育つ可能性があります。</p>
<p>一方、シュタイナー教育のデメリットとしては、次の3つがあります。</p>
<ol>
<li>一般的な学校とプログラムが異なる</li>
<li>保護者に時間的・精神的な余裕が必要</li>
<li>受験対策には向かない</li>
</ol>
<p>シュタイナー学校のカリキュラムには、毎朝110分のエポック授業やオイリュトミーなどの専科があります。一般的な学校とは時間割や学ぶ目的が異なるため、万が一引越しや転勤で他校へ移った際は、お子さまが慣れるのに時間がかかるでしょう。</p>
<p>また、シュタイナー教育は園や学校だけではなく家庭でも取り組む必要があります。デジタルデバイスは極力与えない、大半の学校では給食がない（お弁当持参）など、お父さん・お母さんにも時間的・精神的な余裕が必要です。また、受験対策やテストがないため、中学受験を目指すご家庭にも向かないでしょう。
</p>
<h2>シュタイナー教育の教材</h2>
<p>シュタイナー教育では自然の素朴さやあたたかさを大切にしているため、プラスチック製のおもちゃは基本的に使いません。図画工作でも、木材やねんど、木綿、羊毛といった自然素材を使います。これらは「生（なま）の教材」と呼ばれています※10。</p>
<p>ここでは、そんなシュタイナー教育の教材を4つご紹介します。</p>
<h3>ウォルドルフ人形</h3>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/pepapape/230001/">ウォルドルフ人形</a></p>
<p>ウォルドルフ人形は、世界初のシュタイナー学校「ヴァルドルフ（ウォルドルフ）学校」の名にちなんだ、シュタイナー教育を代表する手づくりの人形です。     子どもにとってウォルドルフ人形は自分自身を投影する存在であり、成長にしたがってお世話遊びの相手にもなります。人形の中身は、子どもの肌に近い弾力とぬくもりを感じられる羊毛。そのときどきの子どもの気持ちに寄り添えるよう、目と口が小さいのが特徴です。</p>
<p>ウォルドルフ人形をつくるのは、「子どもにとって身近な人」が望ましいとされています。自分が大切にされていることをお子さまが知る機会となり、人形に対する気持ちにも反映されるそうです。</p>
<h3>ライアー</h3>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/nicoly/t3347/">ライアー</a></p>
<p>ライアーは、オイリュトミーで使われる木製のハープです。繊細で美しいひびきに子どもたちは耳を澄ませたり、自ら奏でたりして感性を磨きます※11。スタジオジブリの長編アニメーション映画『千と千尋の神隠し』（宮崎駿監督）のエンディングテーマで、木村弓さんがライアーを演奏したことでも知られています。</p>
<h3>シュトックマー社 みつろうブロッククレヨン</h3>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/antina/10167870/">シュトックマー社 みつろうブロッククレヨン</a></p>
<p>シュタイナー学校や幼稚園でも使われている、シュトックマー社のみつろうクレヨンです。主成分はみつろうで、適切な加熱処理もされているので、万が一小さなお子さまが口に入れても害がありません。ゲーテの色相環に基づいた色展開が特徴で、大地や海、空、森といった自然界に存在する色が豊富に入っています。ブロッククレヨンは、広い面と角を使い分けて、「線」と「面」の見え方の違いを発見するきっかけになります。</p>
<h3>プレイクロス</h3>
<p><a href="https://item.rakuten.co.jp/slowworks/1022-sara200528/">プレイクロス</a></p>
<p>プレイクロスというシルクのスカーフも、シュタイナー教育において代表的な教材のひとつです。お子さまが手に持ってダンスをしたり、マントにしたり、帽子のように巻いたり……使い方は無限大。オイリュトミーでは、服の上につけるシュライアー（羽衣のようになびく布）として使われることもあります。値段もお手ごろなものが多く、初めてのシュタイナー教材としてもおすすめです。
</p>
<h2>シュタイナー教育で「生きる力」を育む</h2>
<p>シュタイナー教育は、7歳まで知的教育をしない、学校でテストがないなど、日本の一般的な学校とは考え方や方向性、カリキュラムが異なります。一方で、シュタイナー教育で育まれる「感性の豊かさ」や「生きる力」は、近年注目されているSTEAM教育の「Arts（リベラルアーツ）」とも共通しています。</p>
<p>現在の日本はどこに住んでいてもシュタイナーの学校や園に入れる環境ではありませんが、まずはシュタイナー教育の書籍を読んだり、ご家庭で教材を取り入れたりして、その雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
</p>
<h2>参考資料</h2>
<p>
<a href="https://www.freunde-waldorf.de/fileadmin/user_upload/images/Waldorf_World_List/Waldorf_World_List.pdf">※1 Waldorf World List &#8211; Directory of Waldorf and Rudolf Steiner Schools, Kindergartens and Teacher Training Centers worldwide 2021 May</a><br />
<a href="https://waldorf.jp/100th/message/">※2 ヴァルドルフ／シュタイナー教育100周年　MESSAGES</a><br />
<a href="https://jaswece.org/education/introduction/">※3 一般社団法人日本シュタイナー幼児教育協会 シュタイナー幼児教育とは</a><br />
<a href="https://www.tokyokenji-steiner.jp/kyouiku/tokuchou/senka-kamoku/eurythmy/">※4 東京賢治シュタイナー学校 オイリュトミー</a><br />
<a href="https://www.steiner.ed.jp/curriculum/">※5 学校法人シュタイナー学園　カリキュラム</a><br />
<a href="https://www.steiner.ed.jp/faq01/">※6 学校法人シュタイナー学園　よくある質問</a><br />
<a href="https://jaswece.org/connection/preschool/">※7 日本シュタイナー幼児教育協会　全国の会員団体</a><br />
<a href="http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/2872/1/kusiroron-43-03.pdf">※8 佐々木浩江、倉賀野志郎 子どもの感性を伸ばす表現教育の実践 その2： シュタイナー教育の可能性を探る 釧路論集：北海道教育大学釧路校研究紀要 第43号 2011-12</a><br />
<a href="http://id.nii.ac.jp/1354/00001197/">※9 今井 重孝、イマイ シゲタカ　教育方法に関する一考察 : シュタイナー教育を中心として　川口短大紀要　第32号　2018-12-25</a><br />
<a href="https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/4/48457/20200114144905990039/BullGradSchEducHU-Part1_68_31.pdf">※10 裵芝允、須谷弥生　シュタイナー教育にみる教育実践の新たな展開可能性 ―身体と言語の視点から―　広島大学大学院教育学研究科紀要　第一部　第68号　2019-10</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/taikaip/79/0/79_106/_pdf">※11 井藤元、山下恭平、徳永英司　シュタイナー教育において楽器演奏がもたらす効果 脳波測定による分析 日本教育学会大會研究発表要項　第79巻　2020</a><br />
<a href="https://www.shidaikyo.or.jp/riihe/research/721.html">※12 日本私立大学協会 アルカディア学報No.721 文理融合を促すリベラルアーツ教育～ＳＴＥＭからＳＴＥＡＭへ</a></p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/005/">シュタイナー教育とは？特徴やメリット、デメリット、おすすめの教材を紹介</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>絵本の読み聞かせはどんな効果がある？研究論文や絵本の選び方、読み聞かせのコツについて解説</title>
		<link>https://pre-edu-japan.com/education/001/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[プレ・エデュ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 27 Feb 2023 05:01:52 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>子どもに絵本を読んで聞かせる「読み聞かせ」は、親子にとって楽しさを感じるひとときです。読み聞かせは、子どもたちの語彙力や読解力、想像力、言語発達などさまざまな能力の成長を促します。また、親子関係を深め、子どもたちが本との [...]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-7583010511098439"
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<p>子どもに絵本を読んで聞かせる「読み聞かせ」は、親子にとって楽しさを感じるひとときです。読み聞かせは、子どもたちの語彙力や読解力、想像力、言語発達などさまざまな能力の成長を促します。また、親子関係を深め、子どもたちが本との触れ合いを持つことにもつながります。幼児期から始めることができる読み聞かせの効果やコツをご紹介します。</p>
<h2>絵本の読み聞かせがもたらす5つの効果</h2>
<p><figure><img decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26512264_l_本の読み聞かせをする笑顔のママと女の子→幼児教育_001-1-600x300.jpg" alt="本の読み聞かせをする笑顔のママと女の子→幼児教育" width="600" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-1189" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26512264_l_本の読み聞かせをする笑顔のママと女の子→幼児教育_001-1-600x300.jpg 600w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26512264_l_本の読み聞かせをする笑顔のママと女の子→幼児教育_001-1-768x384.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26512264_l_本の読み聞かせをする笑顔のママと女の子→幼児教育_001-1.jpg 800w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><br />
</figure>
<p>絵本の読み聞かせは、子どもを活字文化に触れさせ、親子で空想世界を共有し、親子の語らいの場を与える行動といえます。※1<br />
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領（2014）」では、「言葉」の領域において具体的な教材として「絵本」が挙げられています。また、絵本や物語などに親しむことで、保育教諭や友達と心を通わせる一体感を得たり、興味を持って聞き、想像する楽しさを味わったりすることを目指すとしています。※2<br />
読み聞かせには、以下のような効果があると考えられています。</p>
<p>1.語彙力の向上につながる ※3<br />
2.想像力を育む ※4<br />
3.知識を身につける ※2<br />
4.社会性を育成する ※5<br />
5.認知能力の向上につながる ※6</p>
<h3>語彙力の向上</h3>
<p>読み聞かせを通じて、子どもたちは新しい単語や表現を学ぶことができます。読み聞かせによって子どもたちの語彙力がどのように高まるのか、詳しくみてみましょう。</p>
<h4>聞いた言葉を使う</h4>
<p>読み聞かせで聞くことができる言葉は、子どもたちが日常言語に触れるものよりも豊かな語彙を含んでいます。新しい言葉を耳にすることで、子どもたちは使う言葉のバリエーションを増やします。</p>
<h4>説明の場になる</h4>
<p>読み聞かせは、親子間での会話の場にもなります。会話を通して子どもたちはさらに新しい言葉を覚えたり、自分の意見を話したりする機会を得ることができます。</p>
<h4>単語の意味を理解する</h4>
<p>読み聞かせでは、新しい単語やフレーズが出てくることがあります。親がこれらの意味を説明することで、子どもたちは単語の意味を理解していきます。</p>
<p>なお、語彙力を豊かにするためには、読み聞かせを定期的に行うのが望ましいとされています。<br />
Robbins C.らが実施した実験では、51人の幼稚園生に対して週2回の読み聞かせを行い、それまでよく知らなかった21の単語を読み聞かせから習得できたかテストをしました。その結果、読み聞かせによって文脈づけられた単語は、文脈がない単語よりも高い割合で習得されたことがわかりました。※3<br />
家庭においても、就寝前など時間を決めて定期的に読み聞かせをするのがよいでしょう。
</p>
<h3>想像力を育む</h3>
<p>読み聞かせを通じて子どもたちは想像力を育み、創造力を養います。絵が動いてストーリーが展開していくアニメと違い、絵が動かない絵本の場合はストーリーがどう展開していくのかを、子どもが自分でイメージする必要があります。子どもたちはその豊かな想像力を生かし、頭をフル回転させてストーリーを想像します。こうした刺激が、成長に大きなプラスの影響を与えます。※7</p>
<p>まず、読み聞かせにより、子どもたちは話に出てくる登場人物や場所、できごとなどを想像します。さらに、読み聞かせを通して子どもたちは新しい語彙や知識を獲得します。想像力を使うことの楽しさを知り、アイデアを生み出すことができるようになります。このようにして子どもたちの想像力が膨らみ、創造力も向上するのです。</p>
<p>姫路短期大学の山本道子の研究では、幼稚園で1年間、特に読み聞かせに力を入れて保育された子ども（A群）と普通に保育された子ども（B群）の作話能力を比較しました。その研究によると、文のない絵本を初めて目にした両群の子どもたちがどのように作話したか比較したところ、表現の豊かさや正確さ、感情移入表現について差異が見られました。想像力では数的にA群が優位を占め、内容の豊富さと多様さにおいても、B群を大きくしのいでいました。※4<br />
このように、読み聞かせを通して子どもは想像力を育み、自らお話を考える創造力も身につくということがわかります。</p>
<h3>知識を身につける</h3>
<p>絵本には多様なテーマが取り上げられています。読み聞かせを通じて、子どもたちは文化や歴史、自然などさまざまな知識を吸収することができます。また、親子ともに同じ絵本を読んでいることで、親との共有体験や会話ができ、より深い理解を得ることもできます。さらに、読み聞かせを通じて子どもの興味や関心を引き出すことができるため、自分自身で学習する意欲も向上することがあります。</p>
<p>関東学院大学の青戸泰子らが行った調査では、保育所・幼稚園・認定こども園に勤務する保育士・幼稚園教諭計109名を対象に、読み聞かせにはどんな意味があるかを質問しました。その結果、読み聞かせには『ふれあい』『文字への興味』『感情の共有』『想像力』のほか、『知識・教養』という意義もあるとわかりました。絵本の読み聞かせを通して、子どもたちは生活に必要な知識を得たり、今まで知らなかった事物を知り、興味関心を広げたりすると考察されたのです。※2</p>
<p>例えば、日本の伝統的な文化としての和装、茶道、着物などが紹介されている絵本もあります。また、歴史上の人物や事件、名所などが登場する絵本や、山、川、海、森といった自然や四季が出てくる絵本もあります。子どもが実際に体験することも重要ですが、自然の美しさや多様性についての知識を、絵本を通して身につけることができるのです。</p>
<p>また、定番や名作と呼ばれている絵本も、積極的に読み聞かせに取り入れましょう。世代を超えて愛され、文化として受け継がれてきた作品は子どものうちに読んでおくことをおすすめします。絵本の読み聞かせは「心と文化の伝承」でもあるのです。※7
</p>
<h3>社会性の育成</h3>
<p>絵本のなかには、人と人とのコミュニケーションや協力、または倫理的な価値観などが描かれているものもあります。これらを通じて、子どもたちは他人とのコミュニケーション能力や協力することの重要性、倫理観を学び、社会性を育むことができます。さらに、読み聞かせを通じてさまざまな文化や社会からの情報を取り入れ、多様な価値観に対する理解や尊重を学ぶこともできます。</p>
<p>例えば、『つるのおんがえし』には、他者を思いやる優しい心の尊さと、そうした善行はいつか報われるという教訓が描かれています。また、「約束を破ってはいけない」「約束を守らなければ、大切なものを失う」という教えも描かれています。こうした昔話を読み聞かせることで、子どもは自然と、「しない」と決めたことはしない、約束したことは守るという意識を持つようになります。※7</p>
<p>堂野恵子らが行った、ある保育園の年長組園児18名を対象とした調査によると、向社会性をテーマとする絵本の読み聞かせを短期間であっても行うことで、向社会性の発達に促進的効果があることが認められています。※5<br />
論文のなかでは、長期的な読み聞かせによってその効果性はさらに高まると考察されており、社会性の育成という観点からも読み聞かせは重要だといえます。
</p>
<h3>認知能力の向上</h3>
<p>読み聞かせは子どもたちの集中力や注意力などを養い、認知能力を向上させることもできます。読み聞かせによって物語に対する興味や関心を引き出し、注意力が育まれます。これにより、記憶力や抽象的思考力の向上も期待できます。<br />
京都府立大学の雨越康子らが行った私立保育園２園の5・6歳児を対象とした研究では、家庭での読み聞かせ頻度によって保育園などの集団での読み聞かせがもたらす効果が変化し、語彙力やワーキングメモリーなど高次の認知能力を向上させうることが示されました。※6<br />
もちろん、読み聞かせ以外の環境要因についても考慮する必要はありますが、家庭での定期的な読み聞かせは認知能力向上を促進するうえで有益な活動といえるでしょう。</p>
<p>このように、読み聞かせは子どもたちの語彙力を高めるのみならず、聞く力や知識量、想像力や認知能力などにも影響するので、定期的に行うことが大切です。<br />
ここで挙げた5つは読み聞かせの効果の一部であり、読み聞かせがもたらす効果は多岐にわたります。読み聞かせは子どもたちの発達に欠かせない活動であり、重要な役割を果たすことが期待されています。
</p>
<h2>絵本の選び方・ポイント</h2>
<h3>適切な年齢の絵本を選ぶ</h3>
<p>使われている語彙やテーマなどが年齢に合っていない絵本だと、お子さまが集中しにくく、読み聞かせが成立しなくなることがあります。お子さまが理解できるよう、年齢に合った絵本を選びましょう。もちろん、対象年齢に合わない本を読んではいけないというわけではありません。</p>
<h3>好みや興味関心に合った本を選ぶ</h3>
<p>子どもが好きな絵本、子どもが関心を示す絵本を選ぶことも大切です。保育園や幼稚園に通っているなら、保育士や幼稚園教諭に「どんな絵本が好きか」「どんなジャンルの絵本に興味を示しているか」を教えてもらって、その絵本を買うのもよいでしょう。また、お子さまと一緒に図書館に出かけるのもおすすめです。多くの図書館には「子ども絵本コーナー」があり、さまざまなジャンルの絵本がそろっています。図書館で借りた絵本のうち、気に入って何度も読んだ絵本を購入して家に置くと、いつでも読み返すことができます。※7</p>
<h3>定番や名作を選ぶ</h3>
<p>選ぶのが難しいときは、定番や名作を選ぶのも一つの方法です。何十年も読み継がれてきた事実は、その作品が子どもの心の育成にふさわしいという「信頼の証」ともいえます。子どもにとっても、「お友だちはみんな知っているのに、自分は読んだことがない」となるのは寂しいものです。『ジャックとまめの木』『おおかみと七ひきのこやぎ』『三びきのやぎのがらがらどん』『三びきのこぶた』『はだかの王さま』『きたかぜとたいよう』など、誰もが知っている昔話や童話は欠かさないようにしましょう。※7</p>
<h3>幅広い絵本を選ぶ</h3>
<p>画風や表現方法が異なる絵本も読み聞かせて、より幅広い絵本の世界に触れさせることも大切です。お子さまが好きな絵本を多く取り入れるのが基本ですが、お子さまの世界を広げるためにも、お父さん・お母さんがさまざまな絵本のバリエーションを整えてあげるのがよいでしょう。※7</p>
<h3>推薦図書から選ぶ</h3>
<p>さまざまな機関が公開している推薦図書を活用するのもおすすめです。たくさんの絵本のなかから良いものを選ぶのは時間がかかりますが、推薦図書のリストを活用すれば選ぶ時間を短縮でき、専門家がチェックしているので安心感があります。また、推薦される絵本のなかにはさまざまなジャンルやテーマの絵本が含まれており、子どもに多様な絵本を紹介することができます。新しい推薦図書が随時更新されるので、最新の良書を逃すこともありません。</p>
<h4>くもんのすいせん図書</h4>
<p>URL：<a href="https://www.kumon.ne.jp/dokusho/suisen/">https://www.kumon.ne.jp/dokusho/suisen/</a><br />
公文教育研究会が毎年改訂し、PDFで公開している推薦図書リストです。乳幼児から中学生以上までを対象に、優れた内容の650冊を選りすぐって紹介しています。年齢や内容に合わせて13段階に分かれており、5A～2Aは乳幼児向け、A～Cは小学校低学年向け、D～Fは小学校高学年向け、G～Iは中学生以上向けとなっています。それぞれ50冊ずつの本が紹介されており、読みやすい本から高度な内容の本まで幅広いバリエーションが紹介されています。読み聞かせる本の選定にも役立ちます。※8</p>
<h4>全国学校図書館協議会「えほん50」</h4>
<p>URL：<a href="https://www.j-sla.or.jp/recommend/ehon50.html">https://www.j-sla.or.jp/recommend/ehon50.html</a><br />
「えほん50」は、1年間に刊行された絵本のなかから全国学校図書館協議会絵本委員会が厳選した推薦図書リストです。新刊の絵本は年間1,000点を超えており、そのなかから優れた絵本を顕彰する「日本絵本賞」の成果をもとに、ぜひ子どもたちに読んでほしいと推薦する絵本が50冊紹介されています。選書のための信頼できる情報源であり、保育所や幼稚園、学校だけでなく、家庭や地域においても活用できます。※9</p>
<h3>作家で選ぶ・シリーズで選ぶ</h3>
<p>お子さまのお気に入りの絵本作家が見つかったら、その作家の絵本にこだわって選ぶのもよい方法です。本屋や図書館に行くときは、お気に入りの作家名をメモしていくのがよいでしょう。</p>
<p>また、『ノンタン』『11ぴきのねこ』『ぐりとぐら』『だるまちゃん』『こまったさん』などのシリーズものを気に入った場合は、そのシリーズをそろえて全部読んでみるのも楽しめます。読み聞かせのときは、シリーズ内の絵本をまとめて読むとすぐに飽きてしまうこともあるので、いろいろなシリーズから1冊ずつ選ぶのもおすすめです。※10</p>
<h3>モンテッソーリ流絵本の選び方</h3>
<p>モンテッソーリ教育では、「本物」であることを大切にしています。おもちゃの場合は、プラスチックではなく木やガラスなどの本物の素材であることや、遊びや制作に自然の素材を取り入れることなどを重視します。同じように、絵本を選ぶときの判断基準としては、「現実世界でも起こりうる内容か」という点がポイントです。現実世界では起こらないファンタジーや空想を楽しめるのが絵本の醍醐味という意見もありますが、3～６歳ごろまでは、そのファンタジーが作り話なのか現実世界でも起きうるのか、はっきりと区別できない場合があります。そのため、『どうぶつのおかあさん』『おててがでたよ』『おかあさんがおかあさんになった日』『どうぶつえんのおいしゃさん』など、現実に起こるできごとをテーマにした内容の絵本を意識的に選ぶとよいでしょう。※11</p>
<p>関連記事：<a href="https://pre-edu-japan.com/education/006/">モンテッソーリ教育とは？メリットや「おうちモンテッソーリ」、おすすめ教具4選を紹介</a>
</p>
<h2>効果的な絵本の読み聞かせのコツ</h2>
<p><figure><img decoding="async" src="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26211577_l_読み聞かせ→幼児教育_001-1-600x300.jpg" alt="読み聞かせ" width="600" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-1190" srcset="https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26211577_l_読み聞かせ→幼児教育_001-1-600x300.jpg 600w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26211577_l_読み聞かせ→幼児教育_001-1-768x384.jpg 768w, https://pre-edu-japan.com/wp-content/uploads/2023/02/AC_26211577_l_読み聞かせ→幼児教育_001-1.jpg 800w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><br />
</figure>
<p>読み聞かせをするときに、お父さんやお母さんが意識しておくべきポイントを5つ紹介します。</p>
<h3>適切な年齢の本を選ぶ</h3>
<p>使われている語彙やテーマなど、年齢に合っていない本だとお子さまが集中しにくく、読み聞かせが成立しなくなることがあります。お子さまが理解できる年齢に合った本を選びましょう。もちろん、対象年齢に合わない本を読んではいけないというわけではありません。お子さまの好みや興味関心に合わせて、楽しく読める本を取り入れるのがよいでしょう。</p>
<h3>リラックスできる楽しい雰囲気を作る</h3>
<p>親子ともに、読み聞かせを楽しい時間として捉えることが重要です。子どもたちが興味を持って聞くことができるように、声や表情などを工夫して楽しい雰囲気を作るよう心がけましょう。</p>
<p>そのためにも、まずはお父さん・お母さんが絵本を楽しむことが大切です。楽しんでいるかどうかは無意識のうちに声や所作の端々ににじみでますし、子どもは大人が発する空気を敏感に読み取ります。しぶしぶ読み聞かせていると、子どもは絵本を楽しめません。読み聞かせには、親子で楽しい時間を共有するという役割もあります。読み聞かせの時間は、親子が触れ合えるスキンシップタイムであることも意識してください。お子さまを膝にのせてあげたり、くっつきながら読んで肌を触れ合わせたりすることが深いコミュニケーションになり、お互いの信頼感や安心感が育まれます。</p>
<p>何よりも大事なのは、お子さまが「絵本を読んでもらうと楽しい」と感じられることです。絵本を通じて、親子で楽しい時間を共有するようにしましょう。※7
</p>
<h3>単語や表現について説明する</h3>
<p>お子さまが理解できない単語や表現があった場合、その都度わかりやすく説明してあげることが大切です。子どもたちにとって、読み聞かせは新しい単語や表現を学ぶことができる機会なのです。お父さんやお母さんがうまく説明できないときは、図鑑や辞典で一緒に調べるのもよいでしょう。</p>
<h3>定期的に読み聞かせをする</h3>
<p>読み聞かせは定期的に行い、継続することが大切です。子どもたちが本との触れ合いを持つことができ、徐々に集中力もつき、最後まで聞くことができるようになっていきます。</p>
<p>読み聞かせを行っていくと、何度も何度も読んでほしくなる本が出てきます。「もう一回読んで」は、お子さまが「大好きな1冊」と出会えたサインです。お気に入りの1冊をきっかけに、絵本や本そのものへの興味が沸き、読書好きな子どもへと成長することもあります。繰り返し読んでも絵本のストーリーは変わりませんが、大好きな絵本を聞いているお子さまの様子や表情、反応は、成長に伴って少しずつ変化していくはずです。その変化を見つけることもまた子育てのひとつと考えて、お子さまの「大好き」に寄り添ってあげましょう。※7
</p>
<h3>ダイアロジックリーディングを意識する</h3>
<p>ニューヨーク州立大学のグローバー・ホワイトハースト博士らの研究チームが開発した読み聞かせの方法です。ダイアロジックリーディングにおける「対話」の基本的な流れは「PEER」と呼ばれています。</p>
<h4>P：促進 Prompt 本について何か発言するように「促進する」</h4>
<p>読み聞かせの後に子どもに質問をしたり、発話を促したりする</p>
<h4>E：評価 Evaluate 子どもの発言に対して、「評価する」</h4>
<p>子どもが話している間は相槌をうち、発言の内容を褒める。</p>
<h4>E：拡張 Expand 子どもの発言を「拡張する」</h4>
<p>子どもが話した内容をリフレーズし、情報を足したり質問を重ねたりして話題を広げる。</p>
<h4>R：反復 Repeat 子どもの理解を促進させるために「反復する」</h4>
<p>子どもの発言のなかで特に大事な単語を繰り返す。話を要約するのも有効。※12</p>
<h3>読みたいときに読める環境を作る</h3>
<p>絵本がいつでも手元にあって、読みたいときに読める環境を作りましょう。<br />
子ども用の本棚には、さまざまなタイプがあります。子どもの目線の高さに合う、子どもでも絵本を取り出しやすい本棚を選びましょう。<br />
絵本がいつでも手元にあり、読みたいときにいつでも読めることで、子どもと絵本の世界との距離が縮まります。※7</p>
<h4>モンテッソーリ流絵本の収納</h4>
<p>モンテッソーリ教育では、道具を活動ごとに分けてトレーやカゴに入れ、棚に整理して並べます。そうすることで子どもたちが自分自身で準備と片づけができるようになりますし、「今やりたい」という気持ちをすぐに叶えることができます。乳幼児期は、あちこちに置いてある道具を取りに行っている間に、やりたいと思っていた内容を忘れてしまうことがあります。活動ごとに使う道具をトレーやカゴにひとまとめにしておくことで、準備している間に忘れてしまうことを防ぎ、子どもの「やりたい」を実行することを助けます。※11</p>
<p>絵本の収納も同様に、子どもが自分で選び、自分で戻しやすいように工夫する必要があります。表紙が見えるタイプの背の低い絵本棚に、子どもでも出し入れしやすいようにスペースに余裕をもって収納しましょう。子どもが「読みたい」と思ったときにすぐに読める環境を作ることが大切です。</p>
<p>ここにご紹介したのは、あくまで読み聞かせのポイントの一例です。お父さん・お母さんが読み聞かせをするときは、これらを意識しながら、お子さまの反応をよく見て工夫してあげることが大切です。
</p>
<h2>絵本の読み聞かせは読書へのステップ</h2>
<p>絵本の読み聞かせには、「本好きな子どもに育てる」「読書ができる子どもに育てる」という効果もあります。絵本の読み聞かせは、子どもが自分で本を読む「読書」へと移行していくためのステップです。絵本に慣れ親しんでいる子どもにとっては、普通の書籍も絵本の延長線上にあるからです。</p>
<p>本を読むこと、読書をするという行為は、簡単そうに見えて実はコツを必要とします。だからこそ、小さいころからの練習が重要なのです。本を読む楽しさがわかると、本を読むためのコツが身につきます。絵本の読み聞かせは、読書体験の入り口なのです。※7</p>
<h2>参考資料</h2>
<p><a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/44/1/44_109/_article/-char/ja/">※1 秋田喜代美, 無藤隆. (1996). 幼児への読み聞かせに対する母親の考えと読書環境に関する行動の検討. 教育心理学研究, 44(1), 109-120.</a><br />
<a href="https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=NI30003300&#038;elmid=Body&#038;fname=004.pdf">※2 青戸泰子, 田邊資章, 原田夏帆. (2018). 保育・教育現場における絵本の読み聞かせの意義 人間環境学会『紀要』, 30, 39-46.</a><br />
<a href="https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/2903/files/110006283519.pdf">※3 足立 幸子. (2004). 国際学術誌における読み聞かせ研究レビュー. 国語科教育, 55, 52-59.</a><br />
<a href="https://cir.nii.ac.jp/crid/1543668945096704640">※4 山本道子. (1990) 読みきかせと想像・表現. 日本保育学会大会研究論文集, 536-537</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/49/0/49_627/_article/-char/ja/">※5 堂野恵子, 光本容子, 堂野佐俊. (2007). 絵本の読み聞かせが幼児の向社会性の発達に及ぼす効果. 日本教育心理学会総会発表論文集 第49回総会発表論文集.</a><br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/43/4/43_43051/_article/-char/ja/">※6 雨越康子, 森下正修. (2020). 幼児期の集団および家庭における絵本の読み聞かせと認知能力, 43(4), 339-350.</a><br />
※7 齋藤孝（著）. (2020). 1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てる. マガジンハウス.<br />
<a href="https://www.kumon.ne.jp/dokusho/suisen/">※8 株式会社公文教育研究会 くもんのすいせん図書</a><br />
<a href="https://www.j-sla.or.jp/recommend/ehon50.html">※9 全国学校図書館協議会 えほん５０</a><br />
※10 佐藤 亮子（著）. (2019). 3歳までに絶対やるべき幼児教育: 頭のいい子に育てる. 東洋経済新報社. <br />
※11 モンテッソーリ教師あきえ（著）. (2021). モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て. すばる舎. <br />
※12 加藤映子（著）. (2020). 思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ. かんき出版.</p><p>The post <a href="https://pre-edu-japan.com/education/001/">絵本の読み聞かせはどんな効果がある？研究論文や絵本の選び方、読み聞かせのコツについて解説</a> first appeared on <a href="https://pre-edu-japan.com">Pre edu</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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